図面から想像するのではなく、建った家をそのまま見て価格と広さを確かめられる。ファイブイズホームを調べる入口はたいていそこですが、検索の候補に「やばい」や「最悪」が混ざっていると、この安さには何か理由があるのだろうかと立ち止まります。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行い、価格の目安と保証の条件、点検の条件は公式情報と照らし合わせました。
結論を先にお伝えすると、ファイブイズホームは、20年保証の条件を確かめる必要はありますが、予算を決めて建てたい人の選択肢になるでしょう。公式サイトによると、価格を抑えるために削っているのは広告やモデルハウスにかかる費用で、建物の構造や検査には手をつけていません。今回は、宅建士の視点から、安く建てられる理由と点検や保証の条件を詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 検索の候補に出る強い言葉は、どんな不満から生まれているのか
- 同じ社名なのに建売と注文で受け止めが分かれるのはなぜなのか
- 低い価格を成り立たせている三つの仕組みは何なのか
- 入居後の点検と保証は、どこまでの範囲でどれだけ続くのか
- 申し込みの前に、自分の目で確かめておく書面はどれなのか

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
資料を先に集めておくメリット
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。
目的で選ぶ3サービス
予算を抑えて探したい
LIFULL HOME'S
無料で住宅カタログを取り寄せる地域の工務店も見たい
SUUMO
無料で工務店・メーカーの資料を見る相談しながら決めたい
HOME4U 家づくりのとびら
無料で家づくりプランを相談するどれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。
この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、保証と価格の記載内容や法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年7月24日)

ファイブイズホームの口コミ92件は、どんな話題に集まっていたか
はじめに、92という数の意味をはっきりさせておきます。この92件は、2026年7月時点で公開されていた投稿のうち、内容を確認した数です。数えた対象は投稿のほうであって、施主の人数ではありません。三か所に書き込んだ人がいれば、件数だけが三つ積み上がります。
今回の調べ方は、施主本人へのアンケートではなく、無作為抽出でも全件収集でもない調査です。ですから割合や多数派を示せる調べ方ではありません。特定の口コミサイト名やアカウント名は記事に出さず、載せるのは媒体の種類だけにとどめました。会社と建物にかかわる事実のほうは、公式サイトの記載と、国が運営する法人情報の公表サイト、それに経済産業省が公開している法人情報の登録で確かめています。
読み方の断りも要ります。扱うのは良い評判と気になる評判の両面で、どちらか一方に偏らないようにしました。投稿の背景にも目を向けます。まず、年に千棟を超える規模で引き渡していれば投稿の総数も増える分、目に入る不満の数もそのぶん多くなります。ただしそれは、一件ごとの不満の重さを軽くする理由にはなりません。いま自分の家を建てようとしている人に、他社と比べた確率の話をしても意味がないからです。
もうひとつ。工事の仕上がりに不満がないまま、打ち合わせでの一言をずっと覚えている人もいます。土地探しから引き渡しまで、半年から一年ほど顔を合わせて進める仕事です。建物の仕上がりとは別に、打ち合わせでの対応への不満が残ることがあります。逆向きの偏りもあります。何ごともなく暮らせている世帯は、建売か注文かを問わずわざわざ投稿する機会は多くありません。加えて投稿者の層に偏りがあり、件数の出方にも影響します。ただし今回は、投稿しなかった世帯の事情も、書き手の属性や動機も追えていません。ですから前向きな声と気がかりの声のどちらが記録に残りやすいのかも、この記事では判定できません。
そのうえで、92件を7つの論点へ振り分けています。いちばん厚みが出たのはお金の話で22件でした。次に間取りと物件の決め方が17件、営業担当とのやりとりが17件と続きます。以降は入居後の点検と保証が13件、住んでからの寒暖と設備が10件、工事の出来ばえと引き渡しが9件、対応地域と見学の窓口が4件という数え方になりました。
| 論点 | 言及 | 主に語られていた中身 |
|---|---|---|
| 価格・費用 | 22件 | 本体価格や総額の受け止め、値引きの有無、オプションの積み上がり、住宅ローンの相談 |
| 住宅性能・設備 | 10件 | 夏冬の室温や光熱費、断熱と窓まわり、遮音、標準で付く設備の使い勝手、耐震と制震 |
| 間取り・デザイン・物件選び | 17件 | 収納と動線、外観の好み、複数プランの比べ方、分譲地や区画の選び方、土地探し |
| 施工品質・引き渡し | 9件 | 仕上がりの精度、現場の様子、内覧での指摘とその後の直し方、着工から引き渡しまでの日数 |
| 保証・アフター・点検 | 13件 | 定期点検の案内、入居後の不具合への対応、保証の範囲と条件、修理の窓口 |
| エリア・店舗とモデルハウス | 4件 | 店舗ごとの対応の差、見学した分譲地やショールームの印象、対応してもらえる地域の広さ |
| 打ち合わせ・担当者・契約 | 17件 | 営業担当の説明の丁寧さ、連絡の取りやすさ、担当交代、契約前後での話の食い違い |
7つを足すと92件になります。この表の件数は、その話題が何回持ち出されたかを数えたもので、良し悪しの点数ではありません。
ここから先は、論点ごとに書かれていた中身をたどります。読んだ投稿が載っていたのは、地図上のクチコミと住まいのレビュー欄が6件、住宅系の掲示板とQ&Aの投稿が70件、個人が書いた家づくりの記録が16件という内訳でした。以下で紹介する要旨は、いずれもこの三種類の場に公開されていたものです。投稿者がどういう立場の人かも、書かれている内容が事実かどうかも、編集部では確かめていません。

お金の話として書かれていたこと(言及22件)
価格をめぐる書き込みの内訳は、前向き8件、気がかり4件、どちらとも取れないもの10件です。7つの論点のなかで、いちばん数が集まりました。前向きな投稿には、限られた予算でも希望に近い家になったという内容がありました。標準の設備に気になる点はあったものの、要望が反映されたことと価格とのバランスに納得した、という投稿もあります。資金計画の説明を丁寧だと評価した投稿もありました。
気がかりな投稿は、金額そのものより追加費用の増え方に関する内容が中心でした。標準ではなく追加の扱いになる項目が多かった、理想に近づけるといくら足されるのかが読めない、という趣旨です。オプションへの期待と不安が入りまじった書き込みもありました。
宅地建物取引士の立場から補足します。建売の広告に出る価格は建物と土地の代金で、登記費用や火災保険料、引っ越し代までは含まれないのが通例です。今回の投稿だけでは、この食い違いが同社に固有のものか、他社にも共通するものかまでは判断できません。確実なのは、表示価格にどこまで含まれるかは物件ごと契約ごとに違うということです。総額の内訳は、項目ごとに紙一枚へまとめてもらうと確認しやすくなります。
住み始めてからの寒暖と設備をめぐる声(言及10件)
住宅性能についての書き込みは、前向きが2件、気がかりが3件、中立が5件でした。数そのものは多くありません。前向き側で名前が挙がったのは、吹き付けの断熱材と、浴室や洗面などの標準仕様です。
気がかりな投稿は、断熱に関する内容が中心でした。断熱材の性能が年数とともにどうなるのか、という書き込みがあります。遮音と細部の仕上がりに不満を書いた入居者もいました。土地と営業の対応は評価しつつ、断熱性だけが気になるという投稿もあります。
この論点は、中立の投稿が半分を占めるのも特徴でした。建売の内覧で感じた寒さについて質問する人や、他社と比べるならUA値と換気方式を確かめたほうがよいと助言する人がいます。数値で比べたいという関心が、質問の形で表れていました。ところが公式サイトに、UA値やC値そのものの記載は見あたりません。この点は、問い合わせて確認するほかありません。
もうひとつ。断熱材も制震装置も、商品によって中身が違います。Fシリーズはマシュマロ断熱、とくとくハウスととくとくバリューは高性能グラスウール。制震装置はFスマートには入りません。同じ会社で建てた人どうしでも、選んだ商品が違えば体感は変わります。
間取りと物件の決め方についての書き込み(言及17件)
間取りと物件選びは、前向きが4件、気がかりが7件、中立が6件でした。前向きな投稿には、収納の量を評価する声や、現場監督が提案した台所の高さが入居後も良かったと書いたものがあります。内覧のときに自由に見て回れたことを挙げた人もいました。公式サイトにも、各居室に収納を一つ以上、一階と二階の共有部にも一つ以上という社内ルールが明記されています。
気がかりな投稿は、広さと形に関する内容が中心でした。急いで契約したせいで間取りが狭く感じる、リビングの形が変則的だ、外観がどれも似ている。注文住宅の側では、駐車計画と追加の造成費、企画商品でリビングを広げようとしたときの制約が挙がっていました。
設計の手間を減らして価格を下げる仕組みである以上、変更できる範囲を広げれば価格も上がります。ただし、何をどこまで変えると価格が上がるのかを契約前に説明することは、売る側の役割でもあります。検討する側は、見学の段階で「この間取りはどこまで変えられるのか」を具体的に聞いておきたいところです。
工事の出来ばえと引き渡しに関する投稿(言及9件)
施工と引き渡しについては、前向きが3件、気がかりが3件、中立が3件でした。前向き側には、担当どうしの連携で工事が順調に進んだという書き方や、補修の対応を評価した投稿があります。中立の投稿には、施工中に指摘した箇所は直った、という記録も残っていました。公式サイトには、検査部が指摘を書面にして施工業者へ渡す仕組みが説明されています。
気がかり側では、床の盛り上がりを直してもらったあとに凹凸が残った、という相談がありました。工事現場の前に警備が立たず近隣として困った、という近所からの投稿もあります。複数の現場を見比べて他社を選んだ人もいました。投稿に書かれた内容そのものの当否は、編集部では確かめていません。
ただ、確かめられる事実はあります。この会社は、完成までに現場監督と第三者機関と自社の検査部の三者が確認する体制を公表しています。第三者機関の検査は、基礎の鉄筋配置と中間と完了の三回です。施主が立ち会う検査も、注文住宅では六回用意されています。ただし公表された検査体制があっても、一軒ごとの仕上がりは別に確認する必要があります。施主の立ち会いは、会社側の施工と検査と是正の責任を肩代わりするものではありません。立ち会いの場では、指摘した事項とその是正結果を書面で受け取れます。
入居後の点検と保証にまつわる声(言及13件)
入居後の話題は、前向きが6件、気がかりが5件、中立が2件でした。入居から八年たっても不具合に応じてもらえた、地震の翌日に確認の連絡が来た、という書き方が前向き側にあります。床の補修で直せる限界を正直に説明されたけれど対応は真摯だった、という投稿もありました。住宅設備の五年保証が標準で、期間中は回数の制限なく修理を頼める仕組みが公式サイトに書かれています。
気がかりな投稿は、点検の進め方に関する内容が中心でした。予定より遅れた、補修の連絡をこちらから何度もした、案内そのものが来なかった。価格と収納には満足しているのに点検の案内だけが届かない、という書き方もあります。定期点検は引き渡しから三か月、二年、五年の三回です。
建物の保証は、条件付きで二十年まで延長できる仕組みです。通常の十年保証を、五年ごとの有償メンテナンスを受けることで二十年にする、という組み立てになっています。費用の一部は施主の負担になると、公式サイトにも明記されていました。二十年という数字だけを覚えて帰ると、あとで話が違って感じられます。
対応地域と見学の窓口をめぐる声(言及4件)
エリアと店舗については、前向きが0件、気がかりが1件、中立が3件でした。7つのなかで最も数が少なく、はっきりした傾向までは読み取れません。
中身を見ると、熊谷で建築中の人が割安感を評価しつつ、打ち合わせのために行田まで通うのは負担だと書いていました。近くのモデルハウスは価格相応で、初めて見た印象は可もなく不可もなかった、という受け止めもあります。見送った人が挙げた理由は、使われている部材と土地の場所でした。行田のショールームで外壁や扉の見本を確かめてから仕様を決めた、という記録も残っています。
店舗の分布を見ると、この会社が主に対応している地域がわかります。埼玉県北部に店舗が多く、県外では太田や伊勢崎、佐野などの隣接エリアが中心です。関西エリアには大阪と兵庫に二店ずつありますが、主な営業地域である埼玉県北部や北関東からは離れています。検討している土地がこの範囲から外れていれば、そもそも対応の対象外になります。
営業担当とのやりとりについて(言及17件)
商談と担当者をめぐる声は、前向きが7件、気がかりが8件、中立が2件で、7つのなかでは賛否が最も拮抗しました。前向き側には、要望が図面に反映された、工事の進み具合をこまめに知らせてくれた、打ち合わせに何度も付き合ってくれた、という書き方があります。土地と担当の対応を決め手に選んだ人もいました。
気がかり側でくり返し出てくるのは、契約したあとに対応が変わったと感じた、という趣旨です。着工してからの連絡が減った、説明に来た人に契約を急かされたように感じた、担当を替えてほしいと頼んだが替わらなかった。土地を先に買えないことがわかって解約に至り、手付金が戻らなかったという投稿もありました。手付金が戻るかどうかは、契約の条項、手付の性質、解除の時期、履行に着手していたかどうかで変わります。投稿からは契約の中身までわからないため、この扱いが妥当だったかどうかは判断できません。ここも真偽までは確かめていません。
ただ、こうした行き違いが起きやすい場面は決まっています。口頭で聞いた仕様と、契約書に書かれた仕様がずれるときです。重要事項説明は宅地建物取引士が行いますから、その場で気になった点はすべて質問して構いません。遠慮する場面ではありません。
なぜ「最悪」「やばい」という言葉が、検索の候補に並ぶのか
前の章で振り分けた92件を見ると、気がかりな投稿は、建物の壊れやすさや会社への不安ではなく、価格の内訳、選べる範囲、連絡の頻度に関するものが中心でした。そこから考えると、強い言葉が検索の候補に上がってくる理由も見当がつきます。
検索の候補は、事実の証明ではありません
検索の候補は、実際の検索の傾向のほかに、言語や地域、そのときの関心の高まり、使う人のこれまでの検索など、複数の要素から自動でつくられます。ある言葉が候補に出たからといって、それを打ち込んだ人が実際に家を買ったかどうかまではわかりません。この記事を書いた環境で特定の候補が出た理由まで、こちらでたどるのは難しいところです。
つまり候補欄に強い言葉があること自体は、品質の判定にも会社への評価にもなりません。手がかりとして使えるのは、その言葉がどんな体験から出てきたのかを追いかけたときだけです。今回の92件を数えると、懸念が31件、前向きが30件、どちらとも決めがたいものが31件という並びでした。無作為抽出でも全件収集でもないので、世の中の割合はここから出せません。確かめられるのは、読んだ92件が強い言葉だけで埋まってはいなかった、というところまでです。
建売という買い方には、不満の出やすい形がある
建売は、完成した家か、間取りの決まった家を選んで買う方式です。注文住宅のように、打ち合わせを重ねて希望を反映させる時間はありません。契約から入居までが短く、比べて悩む期間も短くなります。
「後悔」という言葉が検索の候補に並ぶことも、品質や欠陥の認定ではありません。今回読んだ92件で気がかりを書いていたのは31件で、前向きが30件、どちらとも決めがたいものが31件でした。無作為抽出ではないため世の中の割合ではありませんし、投稿の中身も未検証です。公的な記録と公式の記載から確かめられたのは、この会社が建売を主力に注文住宅も手がけている、というところまでです。
実際、今回の92件で気がかりとして書かれていたのは、間取りの広さや形、価格に足される項目、連絡の頻度といった内容でした。住み始めてから「ここは変えられたのか」と気づく形の投稿もあります。ただし、そうした不満について、建売という買い方だけ、あるいは買う側の理解不足だけが原因だとは言えません。
さらに、価格の安さそのものが不安の種になることがあります。安いのは何かを削っているからではないか、という疑いです。この会社の場合、公式サイトが、どの部分でコストを抑えているのかを三点説明しています。豪華なモデルハウスを持たず広告宣伝費と営業経費を抑えること、規格化と一括仕入れで材料費を抑えること、間取りを選ぶ企画商品にして設計と施工の手間を減らすことです。この三点が、建物の構造や検査の回数を減らすこととは別の話だという点は、確かめておく価値があります。
もっとも、削っている先が説明されているからといって、一軒ごとの仕上がりまで保証されるわけではありません。企業が仕組みを公表していても、施主が自分の家に満足するとは限りません。この記事では、公表されている仕組みと、検討する人が確認する手順の両方を扱います。
公的な記録で確かめられたのは、ここまでです
会社そのものについて、公開されている記録で確認できたことを並べます。国税庁の法人番号公表サイトには、株式会社ファイブイズホームの法人番号が現に公表されており、商号と本店所在地の変更履歴もありません。厚生年金と健康保険の適用事業所には、被保険者415人という記録が残っていました。
公式サイトは稼働しており、2025年12月現在の従業員数を411名と公表しています。宅地建物取引業の免許と特定建設業の許可、それに一級建築士事務所の登録も現に掲げられていました。六つの府県で店舗が営業していました。
いっぽうで、確かめられなかったこともあります。官報の決算公告を集めたデータベースには、この会社の基本情報の登録はあるものの、決算公告そのものの掲載を見つけられませんでした。経済産業省の法人情報サイトでも、決算情報は公開の同意がないため載っていません。つまり売上や利益といった財務の数字は、公開情報では確認できませんでした。ここは推測で埋めずに、確認できなかったとだけ書いておきます。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
建売と注文住宅では、同じ社名でも評価の物差しが変わる
ここまでの92件を読んでいて、いちばん気になったのはここです。同じ会社の話をしているはずなのに、投稿によって見ている対象がまるで違う。片方は完成した家を見て買った人の話で、もう片方は打ち合わせを重ねて建てた人の話です。前提が違えば、出てくる言葉も変わります。
建売は、できあがった家を選ぶ買い方です
この会社の主力は建売の分譲住宅です。公式サイトの事業内容にも、不動産販売事業が建築請負事業と並べて書かれています。代表挨拶では、引き渡しの累計が14,000棟を超え、今年度は埼玉と群馬と栃木を中心に1,300棟を引き渡す予定だと説明されていました。
建売を買うとき、施主が決められるのは基本的に「どの家にするか」だけです。間取りも設備も外壁の色も、見学した時点でほぼ決まっています。そのかわり、実物を見て決められます。日当たりも天井の高さも収納の使い勝手も、図面ではなく現物で判断できる。ここが注文住宅との決定的な違いです。
ですから建売についての口コミは、「思っていたのと違った」という形の不満が出にくい代わりに、「選べなかった」という形の不満が出やすくなります。今回読んだ範囲でも、価格への納得と引き換えに仕様の自由度をあきらめた、という受け止めが見られました。
注文住宅は、商品によって設計の自由度が変わります
注文住宅のほうは、商品ラインナップから選んで進める形です。公式サイトには、とくとくバリュー、とくとくハウス、ママとくハウス、F-BOX、平家建、南欧風住宅といった商品が並びます。ここで押さえておきたいのは、商品によって設計の自由度が違うという点です。
とくとくバリューは、これまでの施工実績のなかで好評だった30プランから選ぶ企画商品だと説明されています。いっぽう、とくとくハウスは「こだわりの自由設計をお求めやすい価格で」と紹介されていました。つまり「注文住宅」とひとことで言っても、プランから選ぶ進め方と、設計から相談する進め方の両方があります。公式サイトは、間取りを選べる企画商品によって設計と施工のコストを下げているとも書いていますから、どちらを選ぶかで価格も変わってきます。
ですから、検討する商品ごとに、変えられる範囲と追加になる費用を確かめておくのが確実です。プランから選ぶ型の商品なら、どこまで変更できるのかを契約前に具体的に説明してもらい、書面で残しておく。今回の投稿だけでは、期待とのずれが起きた原因を買う側の理解不足と決めることはできません。
読んだ口コミが、どちらの話なのかを見分ける
口コミを判断材料にするうえで、ここが重要です。口コミを読むとき、まず「建売の話か、注文住宅の話か」を確かめる。それだけで、参考にできる声とできない声が分かれます。
見分ける手がかりはいくつかあります。「見学した」「内見した」「即決した」といった言葉が出てくれば建売寄りです。「打ち合わせ」「上棟」「地鎮祭」「仕様を決めた」といった言葉が並べば注文住宅寄りになります。商品名が書かれていれば、なお確実です。
どちらとも判断できない投稿も少なくありません。今回の92件にも、商品の種類まで書かれていないものが含まれています。そうした投稿を自分の検討にそのまま当てはめれば、判断を誤りかねません。宅地建物取引士として言えば、口コミは「どの商品を、どの地域で、いつ買った人の話か」という三点がそろって初めて材料になります。
「ファイブイズホーム」を調べる前に、会社を一つに絞っておく
もうひとつ、検索を始める前に整理しておきたいことがあります。この社名で検索すると、別の法人の情報が混ざりやすい構造になっていました。
1979年の細井不動産から、いまの社名まで
公式サイトの沿革によれば、この会社は1979年2月に埼玉県北埼玉郡南河原村、いまの行田市で「細井不動産株式会社」として設立されました。1990年に建築部門を切り出して細井建設株式会社をつくり、2001年には関連会社を二社設立しています。
2006年2月、細井不動産株式会社を存続会社として、細井建設と万代建設とコウリュウホームの三社を吸収合併しました。同年11月に本店を行田市持田の現在地へ移し、商号を「株式会社ファイブイズホーム」へ変更しています。
合併で残ったのは細井不動産のほうですから、いまの法人は1979年に設立された会社がそのまま続いているものです。国税庁の法人番号公表サイトを見ると、商号の変更履歴が載っていません。これは社名変更が2006年で、法人番号の制度が始まった2015年より前だったためで、記録の食い違いではありません。
関連会社と、フランチャイズの本部は別の法人です
公式サイトの会社概要には、関連子会社として二社の名前が挙がっています。どちらも登記上は別の法人で、本店の所在地も違っていました。片方は埼玉県越谷市、もう片方は群馬県太田市に本店を置いています。
さらに、2001年に締結したフランチャイズ契約の相手方が二社あります。これも当然ながら別の会社です。そのブランド名で検索して出てくる評判は、ファイブイズホームの評判ではありません。
調べるときは、法人番号と本店所在地の二つで絞り込むのが確実です。埼玉県行田市持田3丁目2番17号に本店を置く法人が、この記事の対象です。同じ社名を名乗る別の法人の経営状態や評判については、この記事では扱いません。
免許と許可のカッコの数字は、別のものを指しています
公式サイトの会社概要には、宅地建物取引業免許と特定建設業許可の番号が載っています。どちらもカッコつきの数字が入っていますが、この二つは意味が違います。
宅地建物取引業免許のカッコの数字は、免許の更新回数です。国土交通大臣の免許は5年ごとの更新ですから、数字が大きいほど営業を続けてきた期間が長いことになります。この会社の場合は3で、更新を二度重ねた三期目という読み方をします。
いっぽう建設業許可のカッコの数字が指すのは、更新回数ではなく、許可を受けた年度の区分です。ここを更新回数と読み違えると、事業の継続年数を誤って受け取ることになります。数字の大小で会社を比べる材料にはなりません。
価格の安さは、どこから来ているのか
前の章で会社を一つに絞れたので、ここからは中身の話に入ります。読者の関心がいちばん集まるのは、やはり価格でしょう。安いことには理由があるはずで、その理由が建物のどの部分に影響するのかを知りたいはずです。
公式が挙げているのは、三つの理由です
公式サイトの価格ページには、低価格を実現できる理由が三点で書かれています。一つめは、豪華なモデルハウスを持たず、広告宣伝費と営業経費を削ること。二つめは、住まいを規格化して一括で仕入れ、材料費と工事費を下げること。三つめは、間取りを選べる企画商品にして、設計と施工にかかる手間を減らすことです。
この三点に共通するのは、建物の構造や検査をコスト削減の対象にしていないという点です。モデルハウスの豪華さ、広告の量、設計の自由度は、家が建ったあとの性能に直接関係しません。そこを抑えて価格を下げる仕組みになっています。
ただし、これは公式サイトの説明です。説明どおりに運用されているかどうかを、編集部が現場で確かめたわけではありません。公式サイトの説明と、実際の仕上がり。この二つを分けて確認する必要があります。
坪単価の明記は、公式サイトに見あたりませんでした
価格の目安を知りたい人が最初に探すのは坪単価だと思います。ところが公式サイトを見る限り、坪単価や本体価格の明記は見つけられませんでした。価格ページにあるのは、月々の返済額の目安と、低価格を実現する仕組みの説明です。
公開されていない数字を、記事の側で推測して埋めることはしません。建売の場合、価格は土地の値段に大きく左右されます。同じ建物でも、行田市の区画と川越市の区画では総額が違ってくるはずです。ひとつの坪単価で語ること自体に無理があります。
知りたいときは、検討している分譲地の物件価格をそのまま見るのが確実です。建売なら価格は公開されていますから、土地と建物を合わせた総額がそのまま判断材料になります。
見積もりで押さえておくところ
価格をめぐる行き違いは、たいてい「どこまで含まれているか」で起きます。契約前に確かめておきたいのは次の点です。
- 建物の本体価格に、どの設備までが含まれているのか
- 外構工事と地盤の補強が、価格に入っているのか別途なのか
- 登記費用、火災保険料、住宅ローンの事務手数料といった諸費用の合計
- オプションを追加したときの単価と、追加できる期限
- 土地の引き渡し時期と、建物の完成時期のずれ
この五点を一枚の紙にまとめてもらえば、他社との比較もそろった条件でできます。安い会社ほど、含まれていない項目の存在が総額に響きます。遠慮なく聞いてください。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
建物の性能と検査の体制は、どこまで公表されているのか
では、その値段で建つ家はどんな造りなのか。ここは公式サイトにかなり詳しい記載がありました。確認できた範囲は次のとおりです。
工法と基礎と、構造をつなぐ金物
構造は商品によって二種類に分かれます。木造軸組工法に2×4工法の面構造を組み合わせたモノコック工法が、Fシリーズととくとくハウスの標準。とくとくバリューは木造軸組工法が標準です。基礎はどちらもベタ基礎で、基礎の立ち上がり部分の幅と底の部分の厚さを150ミリ確保し、主要な鉄筋には直径13ミリ以上のものを使うと書かれています。
地盤調査は全ての建物で実施し、必要に応じて改良を行うとあります。床は、構造用合板を釘と接着剤で密着させる「剛床」という造りです。2階の床は、細い部材で支える通常の根太工法と比べて、床の強さを示す床倍率が約3倍になるという説明でした。柱と土台をつなぐ金物は1トン以上、基礎と柱をつなぐホールダウン金物は2トン以上の引き抜き力に対応するとされています。
制震については、主要な商品に住宅用の制震ユニットが標準で入ります。ただし種類は商品ごとに違い、Fスマートには搭載されません。見学した家に付いていたからといって、検討中の商品にも付くとは限りません。この点は確かめておいたほうがよいでしょう。
断熱と窓、それに省エネの実績
窓は樹脂とアルミの複合サッシに、Low-Eの複層ガラスを組み合わせた仕様が標準です。断熱材は商品で分かれ、Fシリーズがマシュマロ断熱、とくとくハウスととくとくバリューが高性能グラスウールと書かれています。換気は24時間の計画換気システムです。
省エネの実績については、公式が2026年4月1日付で数字を公表していました。新築のZEH受託数は、2024年度も2025年度も0パーセントでした。いっぽう、ZEH水準の省エネルギー性能を確保した住宅は、2024年度が100パーセント、2025年度が99.67パーセントです。2030年度のZEH目標は90パーセントと設定されています。
この二つは別の指標なので、読み違えないでください。太陽光発電などでエネルギー収支をゼロに近づけるZEHそのものの受託率は、2024年度も2025年度も0パーセントと公表されています。いっぽうZEH水準の省エネ性能を確保した住宅の割合は、2024年度が100パーセント、2025年度が99.67パーセントです。どちらも同社の公表値であって、個々の住宅の性能や公表値そのものを編集部が検証したものではありません。
三つの目で確かめる、という体制
検査体制は、公式サイトで特に詳しく説明されていました。現場監督と第三者機関と自社の検査部という、三つの立場が確認に入ります。
検査部による社内検査は、上棟から完成までに六回行われます。柱の垂直と床の水平から始まり、壁と天井の下地、透湿防水シート、木工事の完了、建物の完成、そして完成の再検査という順です。基準を満たさない箇所は書面で施工業者へ渡し、直るまで確認を繰り返すと書かれています。第三者機関の検査は、配筋と中間と完了の三回です。
注文住宅の場合は、施主が立ち会う検査も六回用意されています。地縄の確認から始まり、配筋、上棟、電気と衛生設備の位置、木工事の完了、引き渡し前の最終確認まで。この立ち会いは、会社側の施工と検査と是正の責任を肩代わりするものではありません。そのうえで写真を撮って記録を残しておけば、あとから話が食い違ったときの手がかりになります。

引き渡したあとの点検と保証は、どんな条件で続くのか
家は買って終わりではありません。むしろ引き渡しの日から、その会社との付き合いが始まります。ここは条件のつき方が細かいので、ひとつずつ確かめます。
三か月、二年、五年という点検の間隔
公式サイトによれば、定期点検は引き渡しから三か月、二年、五年の三回です。住まいのトラブルには「ホームドクター」と呼ばれる担当が対応し、建具の調整やトイレの水漏れ、内装の補修はその場で行うと書かれています。
この間隔をどう感じるかは人によります。二年目と五年目のあいだが空くと受け取る人もいるでしょう。ただ、点検の回数が多ければ良いというものでもありません。呼べばすぐ来てもらえるかどうかのほうが、暮らしのなかでは効いてきます。
確かめておくとよいのは、点検の予定日が近づいたときに案内が届く仕組みになっているかどうかです。施主から連絡しないと動かない運用なのか、会社側から声がかかるのか。ここは契約前に聞いておける話です。
建物の二十年保証には、条件がついています
公式サイトには建物の20年長期保証という記載があります。ただし、20年という年数だけで判断すると、あとで説明と違うと感じるかもしれません。中身は、通常の10年保証を、5年ごとの有償メンテナンスを受けることを条件に20年まで延ばす、という設計です。
この延長にかかる費用のうち一部は、施主が負担する取り決めです。11年目以降については、会社が補修を必要と認めた損傷は有償の補修工事が必要だとも書かれています。つまり、何もしなくても二十年守られる保証ではありません。
とはいえ、この形式そのものは住宅業界で広く使われているものです。法律で義務づけられているのは、構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分についての10年間の責任です。その先を延長するなら点検と補修を条件にする、というのが一般的な組み立てになります。契約前に確かめたいのは、5年ごとのメンテナンスにいくらかかるのか、その概算です。
住宅設備の五年保証と、駆けつけのサポート
設備側の保証は、条件のつき方がゆるやかでした。住宅設備の5年保証が標準で付き、施主の負担はありません。期間中は回数の制限なく修理を頼めて、専用のフリーダイヤルが24時間365日つながると書かれています。対象はシステムバス、システムキッチン、給湯器、一体型シャワートイレ、レンジフードなど。オプションで最長10年まで延ばせます。
加えて、カギと水まわりとガラスについて、24時間の緊急駆けつけサポートがあります。期間中は何度でも作業代が無料だという説明です。
ひとつ注意が要ります。これらの保証には対象となる引き渡し時期が決まっています。建物の20年保証と住宅設備の5年保証は平成27年3月1日以降の引き渡し、駆けつけサポートは令和3年1月1日以降の引き渡しが対象です。中古で購入した場合や、それ以前に建った家の話を口コミで読んだ場合は、条件が違います。
良い評価は、どのあたりに集まっていたか
気がかりな声を中心に見てきたので、前向きな声の内容も同じように確認します。92件のうち、前向きなものは30件でした。
価格と、土地の選択肢の多さ
前向きな声でいちばん多かったのは、予算のなかで新築の一戸建てに手が届いた、という受け止めです。アパートの家賃と比べながら検討していた人が、返済の見通しが立ったという書き方をしています。
土地についての評価も重なります。希望した条件に合う土地を複数提案してもらえた、という趣旨の投稿がありました。公式サイトによれば、持ち込まれた土地の情報のうち実際に仕入れるのは5パーセントほどで、価格の面で無理がないかどうかを判断の基準にしていると説明されています。代表者が県の宅地建物取引業協会で専務理事を務めた経歴があることも、情報が集まりやすい背景として書かれていました。
土地から探す人にとって、この差は小さくありません。自分で土地を探すとなると、地盤や法規制の確認まで自力で追いかけることになります。建物と土地をまとめて相談できる相手がいることには、時間の面でも価値があります。
担当者の動き方を評価する声
次に数が集まったのが、担当者についての前向きな声でした。要望が図面に反映された、工事の進み具合をこまめに知らせてくれた、打ち合わせに何度も付き合ってくれた。土地の提案と担当の対応を決め手に選んだ人もいます。
ただし同じ論点は、気がかり側でも8件と数が並びました。窓口の数だけ担当者がいますから、体験の振れ幅はどうしても出ます。店舗は埼玉に十六、群馬に五、栃木に五、茨城に二、それに大阪と兵庫へ二ずつの合計三十二。担当者によって対応が違いうることを踏まえて、自分の担当者とどう進めるかを考えたほうが現実的です。
もうひとつ、担当者の良し悪しは会う前にはわかりません。だからこそ、初回の面談で聞いたことを自分の側でも書き留めておくと役に立ちます。あとで話が食い違ったときに、立ち返る場所ができます。

投稿が載っていた場所も数えています。内訳は地図上のクチコミと住まいのレビュー欄が6件、住宅系の掲示板とQ&Aの投稿が70件、個人が書いた家づくりの記録が16件。どの場に投稿が集まるかは媒体の性格によって変わりますから、この偏りから世の中の評判を読み取ることはできません。
契約に進む前に、自分の目で確かめておきたいこと
ここまでの内容を、確認の手順に置き換えます。会社の説明を疑うためではなく、自分の家について自分で判断するためのものです。
建売なら、現地で見ておく場所が決まっています
完成した家を買うのですから、見られるものは全部見ておいて損はありません。
- 日当たり。できれば時間を変えて二度、平日と休日で光の入り方を見る
- 隣の家との距離と、窓の位置が向かい合っていないか
- 敷地の境界標が現地にあるか。境界の確認書があるか
- 駐車場の勾配と、車庫入れの実際のしやすさ
- 雨のあとの水はけ。敷地に水がたまった跡がないか
- 床下と小屋裏の点検口をあけて、中を見せてもらえるか
- 建具の開け閉めと、コンセントの位置と数
- 外構がどこまで含まれるのか。フェンスや門扉は別途か
床下と小屋裏は、遠慮して見ないまま契約する人が多い場所です。買う前に見せてほしいと伝えて構いません。断られる理由のないお願いです。
書面でもらっておくもの
口頭で聞いた話は、時間がたつと互いの記憶がずれます。次のものは紙かデータで受け取っておきます。
- 総額の内訳。本体、土地、外構、地盤、諸費用を分けたもの
- 標準仕様の一覧。どの設備がどのグレードで入るのか
- 選んだ商品の名前。断熱材と制震装置の有無は商品で変わる
- 引き渡しの予定日と、遅れたときの取り決め
- 保証書の写し。保証の主体と免責の範囲
この会社では、商品名を書面で確認することがとくに重要です。断熱材も制震装置も商品ごとに違いますから、名前が特定できないと仕様の話が進みません。
保証と点検について、聞いておく三つのこと
保証は年数だけでは判断できません。次の三点を質問しておくと、実際の条件が見えます。
- 20年まで延ばすために必要な5年ごとのメンテナンスは、いくらくらいかかるのか
- 定期点検の案内は、会社から届く運用になっているのか
- 住宅設備の5年保証について、いま検討している物件が対象の引き渡し時期に入るのか
この三つが確かめられれば、入居後の付き合い方がだいたい見通せます。
ファイブイズホームが向いている人と、先に確かめたい人
ここまでの内容から見えてくる相性は、次のとおりです。どちらが上という話ではありません。
選択肢になりやすい人
- 埼玉県北部から北関東にかけての地域で、土地から探している人
- 予算の上限がはっきりしていて、その範囲で新築の一戸建てを求めている人
- 図面ではなく現物を見てから決めたい人
- 用意されたプランから選ぶ進め方に、抵抗がない人
- 相談の窓口が近いことを重く見る人
先に確かめてから決めたい人
- 間取りを白紙から設計したい人
- 太陽光発電を載せてZEHにしたい人
- 断熱や気密の数値そのもので他社と比べたい人
- 対応エリアの外で検討している人
- 点検の頻度を重視する人
後半の四つには理由があります。企画商品が中心の進め方は、白紙からの設計とは合いにくいためです。新築ZEHの受託実績は公表値で0パーセントが続き、断熱や気密の数値そのものは公式サイトに記載が見あたりません。定期点検は三か月と二年と五年の三回です。
よくある質問
ファイブイズホームの評判は、結局のところ良いのですか
A. 今回読んだ92件では、前向きなものが30件、気がかりが31件、どちらとも言い切れないものが31件という数え方になりました。ただし対象を無作為に選んでいないため、この数字は世の中の割合を表すものではありません。読み取れたのは、価格と土地の選択肢が評価され、価格の内訳と選べる幅への戸惑いが気がかりとして書かれやすい、という傾向です。
建売の口コミと注文住宅の口コミは、分けて見るべきですか
A. 分けたほうが安全です。建売は完成した家を選ぶ買い方、注文住宅は商品を選んで建てる進め方になります。しかも注文住宅の側は、30プランから選ぶ企画商品と、公式が自由設計と説明する商品とに分かれます。判断の対象が違えば評価の物差しも変わりますから、読んでいる投稿がどの商品の話なのかを見分けてから、自分の検討に当てはめてください。
坪単価の目安は公表されていますか
A. 公式サイトに坪単価や本体価格の明記は見あたりませんでした。公開されていない数字を推測で示すことはしません。建売の場合は物件ごとの価格が公開されていますから、検討している分譲地の総額をそのまま比較材料にするのが確実です。
保証は何年ついてきますか
A. 建物は最長20年です。ただし通常の10年保証を、5年ごとの有償メンテナンスを条件に延長する形で、費用の一部は施主の負担になります。住宅設備は5年保証が標準装備で、こちらは施主の負担なし、期間中は回数の制限なく修理を頼めます。いずれも対象となる引き渡し時期が決まっているため、検討中の物件が該当するかは確認が必要です。
UA値やC値は公表されていますか
A. 断熱材の種類と窓の仕様は公式サイトに記載がありますが、UA値やC値といった数値そのものの記載は見あたりませんでした。数値で比べたい場合は、検討している商品について個別に問い合わせることになります。
ZEHには対応していますか
A. 公式が2026年4月1日付で公表した資料によれば、新築のZEH受託数は2024年度と2025年度がいずれも0パーセントでした。いっぽう、公式が「ZEH基準の水準の省エネルギー性能を確保した住宅」と呼ぶ区分は、2024年度が100パーセント、2025年度が99.67パーセントでした。省エネ性能の水準自体は満たしている家がほとんどで、ZEHとしての実績はこれからという状態です。
会社の経営状況は公開情報でわかりますか
A. 財務の数字までは確認できませんでした。官報の決算公告を集めたデータベースには会社の基本情報の登録がありましたが、決算公告そのものの掲載は見つけられませんでした。確かめられたのは四点です。まず、法人番号が現に公表されていること。社会保険の適用事業所には、被保険者415人の記録が残っていました。公式サイトは稼働しており、2025年12月現在の従業員数を411名と公表しています。免許と許可も現に掲げられていました。これらは公表された時点の事実であり、将来を保証するものではありません。
対応しているのはどの地域ですか
A. 公式サイトの店舗一覧に載っているのは、埼玉に十六店、群馬に五店、栃木に五店、茨城に二店、それに大阪と兵庫へ二店ずつの合計三十二店です。埼玉県北部を中心に、隣接する北関東にも多くの店舗があります。検討している土地がこの範囲から外れる場合は、まず対応の可否を問い合わせてみてください。
まとめ
振り返ると、最初に気になっていたのは検索の候補欄に並ぶ強い言葉だったはずです。今回読んだ92件には、価格の内訳、選べる範囲、連絡の頻度、施工、断熱、点検と、いくつもの論点が並んでいました。投稿の中身は未検証ですし、対象を無作為に選んでもいません。ですから強い言葉が生まれた理由も、会社や建物の全体像も、この記事から断定することはできません。
- 検索の候補は検索の傾向や地域、そのときの関心などから自動でつくられるもので、品質の判定ではありません
- 公開されていた92件では、前向きが30件、気がかりが31件、中立が31件。無作為抽出ではないため、世の中の割合を示すものではありません
- 気がかりな投稿は、価格の内訳がわかりにくいこと、選べる範囲への戸惑い、連絡の頻度に関する内容が中心でした
- 価格の安さについて公式は、広告と営業の経費、規格化と一括仕入れ、企画商品化の三点を理由として挙げています
- 建物の保証は条件つきで最長20年、住宅設備は標準で5年。定期点検は三か月、二年、五年の三回です
次の一歩は難しくありません。検討している物件が建売なのか注文住宅なのか、商品名は何かを確かめます。そのうえで、総額の内訳を紙一枚にまとめてもらってください。この二つを確認できれば、ほかの会社とも同じ条件で比べられます。
大きな買い物です。迷って当然ですし、その場で決めきれなくても構いません。気になったことは遠慮なく質問して、納得できるまで確かめてください。

