コペルハウスの評判と口コミ590件を調査|価格・保証・性能を公式情報で確認

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コペルハウスは、宮城県仙台市を中心に2×4工法の注文住宅を建てている会社です。33坪の商品の完成引渡価格を1,450万円(税別。カーテンや外構、土地代などは別)と示すなど、価格の出し方が具体的なところに特徴があります。いっぽう、公開されている投稿には、引き渡しのあとに点検の連絡が来なかった、担当者が代わってから話が進まなくなった、という書き込みもあります。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証、許認可といった数値は、公式サイトと公的な検索システムで照合して確認しています。

結論として、仙台周辺で価格の内訳を確かめながら依頼先を比べたい方には、候補に入れてよい会社です。ただし、断熱や気密の数値は今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。保証も基本は10年で、30年まで延ばすには条件が付きます。公開されていた口コミ590件を調べたうえで、契約前に自分で確かめる工程は省けない、というのが今回の見立てです。

この記事でわかること

  • 口コミで多かった話題はどれか
  • 気になる書き込みが目立つのはなぜか
  • 1,450万円という価格には何が含まれているのか
  • 坪単価43.9万円はどんな条件での数字か
  • 「最大30年」の保証は、何をどこまで保証するのか
  • 断熱と耐震の数値は、どこまで公表されているのか
  • 契約前に書面でもらっておきたいものは何か
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料と公的な検索システムで確認しています。(監修日:2026年9月5日)

コペルハウスの基本情報の表。会社名、法人番号1370001000580、本社は宮城県仙台市泉区、会社登記1980年、商号変更2000年、資本金1億円、工法は2×4(ツーバイフォー)工法、建設業許可は宮城県知事許可 第22522号の特定建設業、宅地建物取引業免許は宮城県知事免許 第6698号を並べ、表の下に公開されていた口コミ590件を調査と記した図
コペルハウスの基本情報です。所在地、登記と商号変更の年、資本金、工法、建設業許可と宅地建物取引業免許の番号をまとめました。

コペルハウスの口コミ590件を10の話題に分けた

公開されていた投稿を10の話題に分けたところ、いちばん多かったのは施工品質でした。次に多いのが会社の信頼性、そのあとに営業対応が続きます。基礎や外観の作り、地元の会社としての評価、担当者の返事の早さ。この3つが、投稿の中心にありました。

件数の見方について、先に断っておきたいことがあります。単位は「件」であって「人」ではありません。匿名の投稿なので、同じ人が何度も書き込んでいても数えなおすことができないからです。今回の調査は施主本人へのアンケートではありませんし、無作為抽出でも全件収集でもない調べ方です。ですから、この件数は割合や多数派を示すものではありません。媒体は総称でのみ書き、個別のサイト名は出しません。価格や性能、許認可の数値は投稿ではなく、公式サイトと公的な一次情報から取っています。

口コミそのものの性質にも、いくつか前提があります。投稿は個人の体験と感想であり、コペルハウスで建てた方全体の評価を表すものではありません。掲示板は不満や疑問を書きに来る動機が強く働く場なので、良い体験ほど書かれにくい傾向があります。投稿だけでは会社側がどう対応したのかまでは確認できませんし、担当者や時期によって結果が変わることもあります。件数は傾向を見るための参考としてご覧ください。

調査の進め方を示した図。公開されていた投稿の確認、10の話題への分類、公式情報との照合という3つの段階を左から順に並べている
今回の進め方です。公開されていた投稿を確認し、話題ごとに分類したうえで、公式情報と照合しました。

立場の内訳は、懸念が233件、中立が232件、肯定が125件でした。中立が多いのは、質問や相槌、投稿者どうしのやりとりが相当数を占めるためです。話題別で「その他」が72件と多いのも同じ理由で、住宅ローンの提携先を尋ねる質問や、議論が荒れたときの呼びかけなどが含まれます。体験談だけが590件並んでいるわけではない、という点は先に知っておいてください。

口コミの内訳図。上段は集めた媒体で、住宅系の掲示板590件だけが大きく置かれ、口コミ総合サイト0件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件が淡く併記され、合計590件。下段は傾向別で、気になる233件、どちらとも言えない232件、良い125件、合計590件
媒体と立場の内訳です。今回の投稿はすべて住宅系の掲示板から集まり、ほかの4つの媒体では見つけられませんでした。

話題ごとの件数と、投稿に書かれていた主な内容は次のとおりです。1件につき主な話題を1つに絞って数えているので、合計は調査した件数と一致します。件数は会社の評価点ではありません。

話題 件数 投稿に書かれていた主な内容
施工品質 98件 基礎の鉄筋や部材の質への不安、打ち合わせと違う色で施工されたという指摘、構造見学での職人の対応
会社の信頼性 90件 経営が続くのかという心配、地元の会社としての評価、投稿の真偽をめぐるやりとり
営業対応 85件 見積もりのあと連絡が来なかった、しつこくないのが良かった、現場の車の止め方や作業時間への苦情
その他 72件 住宅ローンの提携先、カタログの請求方法、投稿者どうしの質問と相槌
性能・断熱 61件 2×4工法への評価、蓄熱暖房の電気代、断熱仕様の詳細を求める質問
価格 58件 コストパフォーマンスへの評価、キャンペーンの割引の中身への疑問、坪単価の広告表示への質問
アフター・保証 55件 点検の連絡が来ない、担当者の引き継ぎがない、傷や不具合に対応してもらえた
間取り・提案 49件 提案プランが平凡だった、自由設計を活かせた、ベランダの奥行きが足りなかった
引き渡し・工期 18件 着工と竣工の遅れ、引き渡しの連絡が2週間前で遅かった、着工時期の相談
分譲地・土地 4件 分譲地の広さの受け止め方、隣接する建物との関係
話題別の件数を示した横棒グラフ。施工品質98件、会社の信頼性90件、営業対応85件、その他72件、性能・断熱61件、価格58件、アフター・保証55件、間取り・提案49件、引き渡し・工期18件、分譲地・土地4件で合計590件
話題別の件数を、多い順に並べたものです。

良い評価で目立ったのは、営業の距離感と2×4工法への納得

肯定的な投稿でくり返し出てくるのは、営業の押しが強くないことでした。最初に最も安いプランを出し、要望に応じて足していく進め方が合っていたという体験談があります。大手ハウスメーカーの下請けから始まった会社だと知り、提案の柔軟さと合わせて評価して契約した、という投稿もありました。

工法についても、納得したうえで選んだという投稿が並びます。枠組壁工法は職人の技量の差が出にくく品質が安定する、という説明を自分で調べたうえで書いている方がいました。基礎の鉄筋の間隔が気になって建築士に相談し、問題ないと言われたので契約した、という投稿もあります。

入居後の評価では、住み始めてから不具合がなく、アフターの対応も建材の質も納得しているという投稿がありました。価格については、キャンペーンの内容に魅力を感じたという書き込みが複数あります。ただしキャンペーンについては、割引ぶんがあらかじめ価格に含まれているのではないか、という反対の見方も同じスレッドに出ています。

気になる評価で多かったのは、引き渡し後の対応と施工のばらつき

アフター・保証の55件のうち36件が懸念でした。点検の連絡が来ないまま担当者が代わり、3年ほど放置されたという厳しい投稿があります。初期の点検のあと連絡が途絶えた、床の不具合の対応が遅かった、という書き込みも別にありました。いっぽうで、担当者を通さず業者と直接やり取りしたら安く済んだという投稿もあります。ミスはあったがそのつど誠意ある対応だった、という投稿も別にあり、同じ会社の話とは思えないほど内容が分かれています。分かれている理由が担当者や時期の違いによるものかどうかは、投稿だけでは確かめられません。

公式サイトには引き渡し後の定期点検が掲げられているので、点検を誰が担当し、いつ、どのように連絡が来るのか、記録はどう残るのかを、契約前に書面で確かめておいてください。担当者が代わるときの引き継ぎの方法も同じです。会社側が説明すべきことですから、遠慮なく聞いて構いません。

施工品質は98件のうち59件が懸念でした。施工は速いけれど若い職人が中心で、外観について近所で否定的に言われている、という観察がありました。ただし、これは近所でそう言われているという投稿の内容で、書き手が実際に住んでいる方かどうかまでは分かりません。価格に魅力を感じつつ、構造見学の機会がなく部材の質にも不安が残る、という投稿もあります。見学の機会があるかどうかは、問い合わせれば分かることです。着工中の現場を見せてもらえるか、仕様書を先に出してもらえるかを、契約前に聞いておきましょう。実際に構造見学へ行き、職人の対応も床や壁の厚さも納得できたので価格以上の価値があると判断した、という投稿もありました。

営業対応は85件のうち肯定が30件、懸念が40件です。見積もりを取ったあとに連絡が来なくなり、プランも平凡だった、という投稿がありました。同じ「連絡が少ない」という性質が、別の方には「しつこくなくて楽だった」と受け取られています。どちらも実際の体験で、求める距離感が違うだけです。初回の問い合わせのときに、いつまでに返事をもらうかを決めておくと、この行き違いはかなり減らせます。近隣への配慮を求める投稿も複数あり、作業時間や車の止め方についての苦情がありました。工事中の近隣対応をどうするのかも、契約前に確認しておける項目です。

会社の信頼性は90件のうち51件が懸念で、そのうち11件が「経営は大丈夫か」という趣旨でした。これは投稿者の不安であって、事実の裏付けではありません。公的な記録で確かめられることは次の章にまとめます。

今回の口コミは、ほぼ1つの掲示板に集まっている

件数の多さより先に知っておいてほしいことがあります。今回集まった投稿は、ほぼ全件が住宅系の掲示板にある同じ1つのスレッドから出ています。別のスレッドから拾えたのは1件だけでした。つまり、別々の方が書いた評価が590件並んでいるのではなく、1つの場所で18年以上続いた会話を1件ずつ数えたものです。

媒体も1種類に偏っています。口コミ総合サイト、SNS、個人ブログ、動画のコメント欄は、51種類の検索語を使って探しても対象の投稿を見つけられませんでした。サイトを指定した検索も行っています。地図サービスの口コミやSNSのレビュー欄のように、投稿1件ごとのURLが取れないために件数へ含められなかった媒体もあります。こちらは「投稿が0件だった」という意味ではなく、確認できなかった、という意味です。

投稿された日付も分かりません。このスレッドは個別の書き込みに日時が表示されない仕様で、表示されるのはスレッド全体の更新日時だけです。スレッドが立ったのは2007年7月、最後に更新されたのは2025年11月ですから、18年以上にわたる書き込みが混ざっていることになります。古い投稿と新しい投稿を見分ける手がかりがないので、時期ごとの分析はできません。書き込みの番号から年を推測して書くようなことも避けました。たとえば震災の前後で分けて読む、という使い方もこの材料では成り立ちません。

誰が書いたのかも分かりません。施主、契約前の検討者、近隣にお住まいの方、同業者が混ざっており、「同業ですが」と名乗る書き込みもあります。施主本人かどうかを判定する方法がないため、投稿の重みをそろえることもできません。

確認の作業についても、できたことと、できなかったことを分けて書いておきます。掲載元がブラウザ以外の通信を拒否する設定になっているため、590本すべてのURLをまとめて機械で開くことはできませんでした。代わりに、書き込みの範囲が偏らないように選んだ12本をブラウザで実際に開き、記録した文言と実際の本文が一致するかを1本ずつ照らし合わせています。不一致や存在しない投稿はありませんでした。

件数に入れたのは本文を確認できた投稿だけで、削除の通知だけが残っていた6件、本文の文言を取れなかった3件、表示自体ができなかった2件は数に入れていません。書き込み番号には抜けが多く残っています。抜けた部分について、推測で内容を補うことは避けました。

ここまでを踏まえると、この590件は「仙台でコペルハウスを検討した人たちの縮図」ではありません。1つの掲示板に集まった声の集まりであり、そこには不満を書きに来た方の投稿が多く含まれます。それでも、同じ指摘がくり返し出てくるのであれば、読み流すべきではないとも考えています。この記事では、投稿から読み取れることは投稿として扱い、価格や保証や許認可は公式情報と公的な記録から書きます。2つを混ぜないことが、この会社を判断するうえで大事なところです。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

会社の実体を、公的な記録で確かめる

経営を心配する投稿が多いので、まず公的な記録で確かめられることを並べます。国税庁の法人番号公表サイトによると、コペルハウス株式会社の法人番号は1370001000580、本店は宮城県仙台市泉区松森字鹿島15番地の14です。閲覧した時点で、変更履歴に載っているのは平成27年10月5日の「新規指定」の1件だけで、登記記録の閉鎖や吸収合併を示す記載はありませんでした。

公式の沿革によると、この会社は1980年11月18日に「協和住宅産業株式会社」として登記され、2000年10月27日に現在の商号へ変更しています。公式サイトは2025年の時点で「45周年」と表記しています。なお、2000年の商号変更は法人番号公表サイトの履歴には出てきません。同サイトが2015年の制度開始より前の履歴を持たないためで、記録が失われているわけではありません。

建設業許可と宅地建物取引業免許は、どちらも国土交通省の検索システムで現況を確認できます。公式サイトに載っている番号と、検索システムに出てくる現在の番号は表記が違うので、両方を並べておきます。

項目 公式サイトの表記 国土交通省の検索システムの現況(2026年9月5日確認)
建設業許可 宮城県知事許可(特-2)第22522号 宮城県知事許可 第022522号/特定建設業/建築一式を含む6業種/許可年月日 令和8年3月8日/有効期間 令和13年3月7日まで
宅地建物取引業免許 宮城県知事(1)第6698号 宮城県知事免許(02)第006698号/有効期間 令和8年1月26日から令和13年1月25日まで/最初の免許年月日 令和3年1月25日/総従事者数6人・専任の宅地建物取引士2人
そのほかの登録 ZEHビルダー登録番号 ZEH28B-00211-CT/住宅性能保証業者登録 第10020805号(この番号のみ公式の会社案内に記載) (公社)不動産保証協会に加入/所属団体は(公社)全日本不動産協会

番号の括弧の中の数字は、営業年数ではありません。建設業許可の括弧内は許可を受けた年度を表し、宅地建物取引業免許の括弧内は、最初の免許を1として、更新のたびに1つずつ増える数字です。制度が違うので、同じ括弧でも意味が違います。公式サイトの表記と検索システムの現況で数字が食い違っているのは、公式サイトの表記が更新前のままになっているためで、現在の番号と有効期間は検索システムの現況のほうです。番号を確かめたいときは、検索システムで会社名を入力すれば現況が表示されます。

建設業許可のうち「特定建設業」は、発注者から直接請け負った工事について、5,000万円、建築一式工事なら8,000万円以上の下請契約を結べる区分です。許可を受けている業種は建築一式を含む6業種で、有効期間は令和13年3月7日までです。

宅地建物取引業免許の「最初の免許年月日」は令和3年1月25日、西暦では2021年1月25日です。会社の登記は1980年ですから、この日付は会社ができた年とは別のものを指しています。免許の履歴について公表されている情報は、今回確認した公開資料の範囲ではここまででした。

住宅会社を選ぶときに、行政処分の有無を確かめておきたい方もいます。調べられる場所は2つあります。1つは国土交通省のネガティブ情報等検索サイトで、宅地建物取引業者や建設業者の処分情報を会社名や都道府県から検索できます。もう1つは宮城県が公表している監督処分の一覧です。

今回この2つを調べたところ、国土交通省の検索では「コペルハウス」で0件、処分を行った者を宮城県に絞った条件でも0件でした。宮城県の現行の一覧にも掲載はありませんでした。ただし宮城県は、この一覧の掲載期間を処分の日から5年間と明記しています。したがって、この2つの結果から「処分を受けたことがない」と言い切ることはできません。確認できたのは、現時点の一覧に掲載がなく、検索結果が0件だった、というところまでです。

資本金は1億円です。加盟団体は一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会と、宮城県CLT等普及推進協議会。事業は注文住宅のほかに、分譲住宅と宅地の分譲、賃貸住宅の建築と運営、太陽光発電などにも広がっています。なお、同じ「コペル」の名前で幼児教室や児童発達支援の事業を行う会社が別にありますが、住宅とは関係のない別の法人です。同じ住所には不動産の管理を行う別法人もありますが、資本関係を示す公的な記録は、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。

価格は、商品ごとに公式へ出ている

価格については、この会社は珍しいほど具体的です。公式のパンフレットに、商品ごとの完成引渡価格が坪数と間取りとセットで載っています。まず、その数字をそのまま並べます。すべて税別の表示です。

商品 坪数と間取り 仕様 完成引渡価格(税別)
ジュセーヌ 33坪・5LDK・総2階建 オール電化 14,500,000円
ジュセーヌ 33坪・5LDK・総2階建 オール電化と太陽光発電(4.3kW相当) 15,900,000円
NEWジュセーヌ 33坪・5LDK・総2階建 オール電化 15,650,000円
NEWジュセーヌ 33坪・5LDK・総2階建 オール電化と太陽光発電(5.8kW相当) 17,450,000円
メルヴィ 33坪・4LDK・総2階建 全館空調システム、オール電化と太陽光発電(2.9kW相当) 16,600,000円
ひらや 25坪・2LDK オール電化 14,400,000円
ひらや 25坪・2LDK オール電化と太陽光発電(容量は同じ資料の中で4.3kW相当と5.8kW相当の2通りの表記) 16,200,000円

環境共生型のグリーンエアリーという商品もありますが、この価格表には載っていません。天井高4メートルのリビングやスキップフロア、9.24kWの太陽光発電と電気自動車の電力を家庭で使う設備などが説明されている商品で、金額を知りたい場合は個別に確認が必要です。なお、パンフレットには作成年月の記載がないため、ここに挙げた金額を「最新の価格」と断定はできません。問い合わせのときに、現在の価格かどうかを確かめてください。

1,450万円に含まれるものと、含まれないもの

公式は坪単価も示していて、33坪のジュセーヌ、オール電化仕様、完成引渡価格1,450万円で、坪あたり約43.9万円としています。この数字は付帯工事なしの基本仕様という条件付きで、土地代も入っていません。坪単価は延床面積の取り方や工事の範囲で大きく動くので、そのまま他社と並べても比べたことにはならない、という点は先に押さえておいてください。

そのうえで、この会社の完成引渡価格は中身が開示されています。含まれているのは9つの項目です。敷地調査10万円、地耐力調査10万円、設計料と確認申請料40万円、仮設工事20万円、屋内と屋外の給排水工事100万円。さらに諸費用と諸経費100万円、電気工事80万円、照明器具30万円、2階の床の防火と防音の仕様50万円で、合計はおよそ440万円です。屋外の給排水は建物から10メートルの範囲まで、という条件と、NEWジュセーヌ仕様以上の場合という条件が付きます。他社の見積書で「別途」と書かれがちな項目が、価格の中に入っているという意味です。

逆に、含まれていないものもはっきり書かれています。カーテン、エアコン、ガス工事、水道の取出工事、外構工事です。ここは自分で金額を足して考える必要があります。カーテンとエアコンだけでも部屋数によってかなり動きますし、外構は敷地の広さと仕上げで大きく変わる部分です。

公式のパンフレットには、この1,450万円と「他のメーカー」の2,090万円、坪あたり約63.3万円を並べた比較図もあります。ただしこの比較図は会社が自分で作ったもので、相手方の社名や条件は書かれていません。第三者が調べた相場を示す資料ではないので、価格の目安として受け取るのは避けてください。比べるなら、カーテンとエアコン、ガスと水道の工事、外構、地盤改良、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代まで足した総額を、各社から同じ条件でそろえるのが確実です。見積書に「一式」とある項目は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。

投稿の側にも価格の話は多く、コストパフォーマンスを評価する声と、キャンペーンの割引の中身を疑う声が並んでいました。割引ぶんは最初から価格に乗っているのではないか、割引の額は坪数によって有利不利が変わる、といった指摘です。広告の坪単価が本当に達成できるのかを尋ねる投稿もありました。キャンペーンの適用条件と、割引前の標準価格を書面で見せてもらえば、この種の疑問はその場で解けます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

工法は2×4で、設備は商品によって中身が違う

構造は2×4工法、つまり枠組壁工法で、準耐火構造です。比較記事のなかには2×6工法と書いているものもありますが、公式の資料はいずれも2×4と表記しています。面で支える構造で品質のばらつきが少ないという説明が公式にあり、職人の技量の差が出にくいという趣旨の投稿も複数ありました。

準耐火構造であることは、毎年の費用にも関係します。公式は、在来工法と比べて火災保険料が約半分になると説明しています。保険料は保険会社や契約内容で変わるので必ず半額になるわけではありませんが、構造の区分によって保険料が変わるのは制度の仕組みどおりです。外壁は窯業系の外壁材、内壁は石こうボードを使っています。

断熱材はフェノールフォームとロックウールを組み合わせて使うと説明されています。窓は断熱樹脂のペアサッシで、空気層は12ミリから16ミリ、アルゴンガス入りのLow-E複層ガラスです。サッシのメーカーは主にYKK AP、一部でLIXILを使っています。シックハウスの原因になる化学物質を抑えるボードも標準装備です。基礎は防湿シートを敷いたベタ基礎が標準になっています。

設備で気をつけたいのは、商品によって中身が違うことです。24時間換気の方式も商品によって違い、NEWジュセーヌは熱交換ユニットを備えた第1種換気、ジュセーヌは第3種換気です。第1種は給気と排気の両方に機械を使い、第3種は排気だけを機械で行う方式で、熱の回収や電気代の考え方が変わってきます。全館空調が付くのはメルヴィで、すべての商品に標準で付くわけではありません。太陽光発電の容量も、商品と仕様の組み合わせによって2.9kW相当から5.8kW相当まで幅があります。

カタログの写真や展示場の印象だけで決めると、実際に契約した商品には付いていなかった、ということが起こり得ます。気に入った設備がどの商品の仕様なのか、変更する場合に費用がいくら増えるのかを、商品名を挙げて確かめておきましょう。

断熱と耐震は、公式に確認できたところまでが判断材料になる

耐震について、公式サイトの表記は「耐震等級3相当の構造を基本に」というものです。「相当」と書かれている以上、住宅性能表示制度で等級3の認定を取得しているかどうかは、この表記からは分かりません。耐震等級の認定を取っているかどうかは、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。等級の認定は地震保険の割引や、住宅ローンの一部の商品の条件にかかわります。認定を取るのか、それとも相当にとどまるのかは、契約前に書面で答えてもらうべき項目です。

断熱と気密の数値も同じです。UA値、C値、断熱等性能等級、一次エネルギー消費量等級のいずれも、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。数値が見当たらないこと自体を責めるつもりはありません。断熱の性能はプランごとに変わりますし、気密は実際に測らないと出ない数字だからです。とはいえ、比べる側には何かの数値が要ります。自分のプランでのUA値の計算書を出してもらえるか、気密測定を行うか、行うなら実測値を見せてもらえるかを、見積もりの段階で聞いてください。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様も合わせて書面でもらえば、他社と同じ土俵で並べられます。

公表されている数値のうち、年度ごとの推移が分かるのがZEHの普及実績です。ZEHは、断熱と省エネ設備と創エネで年間のエネルギー収支をおおむねゼロにする住宅のことで、登録した事業者は目標と実績を公表する仕組みになっています。

年度 目標 実績
2016年度 30% 23%
2017年度 40% 27%
2018年度 50% 65%
2019年度 60% 39%
2020年度 80% 42%
2021年度 記載なし 42%
2022年度 記載なし 51%
2023年度 記載なし 43%
2024年度 記載なし 8%
2025年度 60% 記載なし

年度による振れが大きく、2018年度は目標を上回った一方で、2020年度は目標に届いていません。2024年度は8%まで下がっています。この落ち込みの理由は公表資料に書かれていないので、ここでは理由を推測しません。省エネ性能を重視して依頼先を選ぶなら、直近の年度に建てた住宅がZEHの基準をどの程度満たしているのかを聞いてみてください。自分のプランでZEHにする場合、何をどれだけ足すことになるのかも合わせて確かめられます。

長期優良住宅については「対応も可能」と書かれています。標準で全棟が対応するという意味ではありません。認定を受けるには建築計画を作って申請し、認定されてから着工する流れになり、別途の申請費用がかかります。プランや条件によっては対応できない場合がある、とも明記されています。認定を前提に考えているなら、間取りの検討に入る前に相談しておいてください。

保証は10年が基本で、30年には条件が付く

広告や比較記事で「最大30年保証」という言葉を見かけますが、基本の保証は10年です。公式サイトの表記は「10年間の基本保証をご用意しています。さらに、ご希望に応じて最大30年まで延長保証することも可能です」で、そのあとに「条件あり」と添えられています。この条件が肝心なところです。

公式のパンフレットには、条件がはっきり書かれています。3か月点検から始まり、1年、5年の定期点検を受けます。そのうえで10年目と20年目にも定期点検を受け、会社が必要と認めたメンテナンス工事を有料で実施すると、躯体について30年の保証になる、という内容です。つまり30年という数字は、無条件で付いてくる期間ではありません。10年目と20年目に有料の工事を行うことが前提で、対象になるのは建物の骨組みの部分です。

対象 期間 条件
基本保証 10年 引き渡し後の基本の保証
躯体の延長保証 最大30年 10年目と20年目の定期点検を受け、会社が必要と認めたメンテナンス工事を有料で実施すること
住宅設備(給湯器・トイレ・キッチンなど) 対象機器により最長10年 機器ごとに対象と期間が異なる
瑕疵担保保険 加入済み 制度上の保険。保証とは別枠
防蟻保証 今回確認した公開資料の範囲では見つけられなかった 有無・年数・更新条件を契約前に確認

定期点検の書き方は、出典によって少し違います。公式サイトは「1年・2年・5年・10年など」と書き、パンフレットは3か月、1年、5年、10年、20年という並びです。どちらが正しいかを外から判定することはできないので、自分の契約でどうなるのかを保証書と点検の案内で確かめてください。

この章は、投稿でいちばん指摘が集まっていた部分と直結します。点検の連絡が来なかった、担当者が代わってから話が進まなくなった、という書き込みが繰り返し出ていました。点検の時期が決まっていることと、その時期に実際へ連絡が来ることは別の話です。契約前に確かめておきたいのは、点検の連絡を誰がどの方法で行うのか、点検の結果は書面で残るのか、担当者が代わるときに履歴をどう引き継ぐのか、の3点です。10年目と20年目のメンテナンス工事についても、おおよその費用感と、どこまでが対象になるのかを先に聞いておきましょう。30年という期間だけを見て判断すると、あとで話が食い違います。

建てた棟数と従業員数は、公式の中で表記が分かれている

会社の規模を知りたいときに使える数字は、公式の中で複数に分かれています。どれかが間違っているというより、数え方と時点が違うものが並んでいる、と考えるのが正確です。

数字 掲載場所 読み方の注意
新築住宅2,400棟以上、アパート120棟以上 公式サイト 仙台市を中心とした建築の累計という表記。基準日は書かれていない
販売実績4,500棟超 公式の会社案内 代表挨拶の中の表記。基準日と、どの事業を含むかは書かれていない
下請けとして20年間で約4,000棟 公式の沿革 大手ハウスメーカーの下請けだった時期の完工棟数
従業員15名(2025年6月現在) 公式サイト 時点が明記されている
社員25名(2024年2月現在) 公式の会社案内 時点が明記されている。サイトの表記とは1年以上ずれる
厚生年金の被保険者14人 公的な事業所情報 社会保険の加入者の数で、従業員の数え方とは範囲が違う

棟数について、3つの数字を足し合わせることはできません。下請け時代の約4,000棟と、公式サイトの新築住宅2,400棟以上は、対象が重なっている可能性があります。累計の実績として受け取るにとどめて、年間に何棟建てているのかを知りたい場合は直接聞くほうが確実です。年間の着工棟数は、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。掲示板には棟数を推し量る書き込みもありましたが、根拠のある数字ではないため、この記事では扱いません。

従業員数も、15名と25名では受ける印象が違います。時点が1年以上離れているうえ、公的な事業所情報の被保険者数は14人です。数え方が違う数字なので、どれかに丸めることはしません。規模を判断材料にするなら、着工から引き渡しまでを何人の体制で見るのか、現場監督は1人あたり何棟を担当するのかを聞くほうが、実務に近い答えが返ってきます。

コペルハウスを選ぶ理由になりやすいところ

公式情報と投稿の両方から見て、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

1つめは、価格の中身が公開されていることです。商品ごとの完成引渡価格が坪数と間取り付きで示され、価格に含まれる項目とその金額、含まれないものまで書かれています。ここまで開示している会社は多くありません。総額を作りやすいので、他社と比べる作業が進めやすくなります。

2つめは、2×4工法と準耐火構造です。面で支える構造は品質のばらつきが少ないと公式に説明されており、投稿でもこの点を評価して選んだ方が複数いました。準耐火構造による火災保険料の違いも、長く住むほど積み上がる差になります。

3つめは、ZEHの普及実績を年度ごとに公表していることです。数値には振れがありますが、良い年も悪い年も並べて出している姿勢は、確かめる側にとってありがたい部分です。

4つめは、地域を絞って長く事業を続けていることです。1980年に登記された会社で、賃貸住宅や分譲、太陽光発電まで手がけており、注文住宅だけに依存しない事業の組み立てになっています。投稿にも、地元の会社であることと自社の職人による管理を評価する声がありました。

契約前に引っかかりやすいところ

気になる点は4つに整理できます。どれも、契約前に確かめれば対処できる種類のものです。

1つめは、引き渡し後の連絡です。点検の連絡と担当者の引き継ぎについては、同じ趣旨の投稿がくり返し出ていて、この話題では気になる内容のほうが多くありました。いっぽうで、傷の補修に対応してもらえた、ミスはあったがそのつど誠意ある対応だった、という投稿もあります。「アフターが悪い会社だ」と決めつけられる材料ではありませんが、投稿からは、担当者や時期によって受け止めが分かれている様子がうかがえます。点検の連絡方法と記録の残し方、引き継ぎの手順を契約前に書面で決めておけば、担当者が代わっても手順は残ります。

2つめは、性能の数値が公式に見当たらないことです。UA値、C値、断熱等性能等級、耐震等級の認定状況は、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。数値で他社と比べたい方にとっては、そのままでは比較表を作れません。自分のプランでの計算書と測定の可否を、見積もりの段階で依頼してください。

3つめは、口コミの母集団が偏っていることです。今回集まった投稿はほぼ1つの掲示板からで、投稿日も分かりません。件数が多いからといって、それが世の中の評価を代表しているわけではありません。判断の材料としては、公式情報と、実際に建てた方の話を自分で聞くことのほうが重みを持ちます。完成見学会や、引き渡しから何年か経った住宅を見せてもらえるかを聞いてみてください。

4つめは、実績の表記が複数あることです。棟数も従業員数も、公式の中で数字が分かれています。どれも公表されている数字ですが、基準日や数え方が書かれていないものもあるため、規模の判断には向きません。気になる場合は、直近の年間の着工数と、施工中の現場数を聞くのが確実です。

コペルハウスが向いている人と、向いていない人

向いているのは、総額を自分で作って比べたい方です。価格に何が入っていて何が入っていないかが最初から示されているので、カーテンやエアコン、外構、土地代を足して比べる作業がしやすくなります。予算の上限がはっきりしていて、その中で仕様を足し引きしながら決めたい方にも合います。最も安いプランから要望に応じて足していく進め方が良かった、という投稿は複数ありました。

建てる場所が仙台市とその周辺という方も向いています。公式の表記は「宮城県仙台市を中心に」で、賃貸住宅の事業では多賀城市、利府町、富谷市、大和町、登米市にも物件があります。ただし、これは注文住宅で建てられる範囲とは別の話です。地域を絞って動いている会社なので、現場が近いほど打ち合わせや工事中のやり取りは進めやすくなります。

いっぽう、断熱と気密の数値を先に見てから絞り込みたい方には、この段階では材料が足りません。数値を出してもらってから判断する手順を踏む必要があります。耐震等級の認定を取得していることを条件にしたい方も同じで、認定を取るかどうかを先に確認してから進めることになります。

デザインを最優先にしたい方も、実物を見てから決めたほうがよいでしょう。外観や建売の意匠について厳しい投稿がある一方、自由設計を活かせば思いどおりにできるという投稿もありました。規格化された商品をベースにしつつ、どこまで変更できるのかは打ち合わせで確かめる部分です。

担当者との距離を近く保ちたい方は、連絡の頻度をあらかじめ決めておくことをおすすめします。連絡が少ないことを快適だと感じた方と、放置されたと感じた方の両方がいます。どちらになるかは、最初にすり合わせておけば選べます。

契約前に書面で確かめておきたい9つのこと

ここまでで、公式に確認できたことと、確認できなかったことが分かれました。確認できなかった項目は、そのままにせず質問へ変えておけば、打ち合わせの場でそのまま使えます。順番に並べます。

  • 自分のプランでのUA値。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様も合わせて書面でもらう
  • 気密測定を行うかどうか。行う場合は実測値を見せてもらえるか
  • 標準仕様での断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級。等級を上げる場合の追加費用
  • 耐震等級の認定を取得するのか、「等級3相当」にとどまるのか。取得する場合の費用と期間
  • 防蟻の保証の有無。ある場合は年数と、更新するときの条件と費用
  • 保証書に書かれた対象部位と免責の範囲。10年目と20年目のメンテナンス工事の内容とおおよその費用
  • 定期点検の時期と、連絡の方法。点検結果を書面で残してもらえるか。担当者が代わるときの引き継ぎ手順
  • 建築予定地が対応範囲に入るか。着工から引き渡しまでの想定期間と、遅れが出たときの連絡の取り決め
  • カーテン、エアコン、ガス工事、水道の取出工事、外構工事、地盤改良、諸費用、土地代まで含めた総額の見積書

この9項目は、どれも会社側が答えられる内容です。答えにくい質問を並べているのではなく、契約後に食い違いが起きやすい場所を先に文字にしておくためのものです。口頭の説明は記憶が薄れますし、担当者が代わると引き継がれないことがあります。書面でもらっておけば、あとから確かめられます。

公式サイトと公的な検索システムで確認できた6項目の表。工法は2×4工法・準耐火構造、基本保証は10年、延長保証は3か月・1年・5年・10年・20年の定期点検を受け、10年目と20年目に会社が必要と認めた有料メンテナンス工事を行うことを条件に躯体を最大30年、住宅設備の保証は対象機器により最長10年、建設業許可は宮城県知事許可 第22522号で特定建設業・建築一式を含む6業種、宅地建物取引業免許は宮城県知事免許 第6698号で有効期間は2031年1月25日まで
公式サイトと公的な検索システムで確認できた項目です。確認日は2026年9月5日です。

コペルハウスについてよくある質問

コペルハウスの坪単価はいくらですか?

A. 公式が例として示しているのは、坪あたり約43.9万円です。33坪のジュセーヌをオール電化仕様にした完成引渡価格1,450万円を、坪数で割った数字にあたります。ただし付帯工事なしの基本仕様という条件が付き、土地代は含まれません。カーテン、エアコン、ガス工事、水道の取出工事、外構工事も別です。坪単価は面積の取り方で動くので、比べるときは総額でそろえてください。

「最大30年保証」は、30年間ずっと保証されるのですか?

A. 基本の保証は10年です。30年は延長したときの上限で、条件が付きます。公式のパンフレットによると、3か月、1年、5年の定期点検に加えて、10年目と20年目にも定期点検が必要です。そのうえで会社が必要と認めたメンテナンス工事を有料で実施すると、躯体について30年の保証になります。対象は建物の骨組みの部分で、設備は別枠です。工事の内容と費用の目安を、契約前に確かめておいてください。

コペルハウスの断熱性能はどのくらいですか?

A. 数値では確かめられませんでした。UA値もC値も、断熱等性能等級も、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。仕様として分かるのは、フェノールフォームとロックウールを組み合わせた断熱材、空気層12ミリから16ミリの断熱樹脂ペアサッシ、アルゴンガス入りのLow-E複層ガラスまでです。数値で比べたい場合は、自分のプランでのUA値の計算書を依頼してください。

コペルハウスの工法は2×4ですか、それとも2×6ですか?

A. 公式の資料はいずれも2×4工法と表記しています。比較記事のなかには2×6と書いているものもありますが、公式サイトとパンフレットの表記は2×4で、準耐火構造です。日本ツーバイフォー建築協会の会員でもあります。準耐火構造であることから、在来工法と比べて火災保険料が約半分になると公式は説明しています。保険料は契約内容で変わるため、見積もりで確かめてください。

口コミに気になる内容が多いのは、評判が悪いということですか?

A. そう読むのは早すぎます。今回の590件はほぼ全件が同じ1つの掲示板から集まったもので、無作為抽出でも全件収集でもありません。掲示板は不満や疑問を書きに来る動機が強く働く場です。投稿日も分からないため、18年以上の書き込みが混ざっています。件数は傾向を見る参考として扱い、判断は公式情報と、実際に建てた方から直接聞いた話を重く見てください。

仙台市以外でも建てられますか?

A. 対応できる市町村の一覧は、今回確認した公開資料の範囲では見つけられませんでした。公式の表記は「宮城県仙台市を中心に」です。賃貸住宅の事業では、多賀城市、利府町、富谷市、大和町、登米市にも物件があります。注文住宅で対応できる範囲は別に決まっている可能性があるので、建築予定地の住所を伝えて、最初の問い合わせで確かめるのが確実です。

全館空調はどの商品に付いていますか?

A. メルヴィの仕様です。すべての商品に標準で付くわけではありません。33坪の4LDKで、全館空調システムに太陽光発電2.9kW相当を組み合わせた完成引渡価格が16,600,000円(税別)と公表されています。換気の方式も商品によって違い、NEWジュセーヌは第1種、ジュセーヌは第3種です。気に入った設備がどの商品のものかを、商品名を挙げて確かめてください。

まとめ

ここまでの内容を整理します。今回の調査で確かめられたのは、次の点です。

  • 公開されていた口コミ590件を10の話題に分けたところ、多かったのは施工品質、会社の信頼性、営業対応の順だった
  • ただし、その口コミはほぼ全件が住宅系の掲示板の同じ1つのスレッドから出ており、投稿日も書き手の属性も分からない
  • 建設業許可は特定建設業で、建築一式を含む6業種を令和13年3月7日まで保持している。宅地建物取引業免許も有効期間内で、最初の免許年月日は令和3年1月25日
  • 商品ごとの完成引渡価格が税別で公表され、価格に含まれる項目とその金額、含まれないものまで示されている
  • 工法は2×4で準耐火構造。換気の方式と全館空調は商品によって違う
  • 基本の保証は10年。30年は、10年目と20年目の定期点検と有料のメンテナンス工事を条件とする躯体の保証

いっぽうで、公開資料からは確かめられなかった項目もあります。UA値とC値、断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級、耐震等級の認定状況、防蟻保証の有無、年間の着工棟数、注文住宅で対応できる市町村の一覧です。これらは見つけられなかったことを責める種類のものではなく、聞けば答えが返ってくる項目です。行政処分の有無を確かめたい場合は、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトと、宮城県が公表している監督処分の一覧で調べられます。今回の調査では、国土交通省の検索は0件、宮城県の一覧に掲載はありませんでした。宮城県は掲載期間を処分の日から5年間としているため、この結果から「処分を受けたことがない」と言い切ることはできません。

公開資料で見つけられなかった数値は、書面でもらえば比べられます。自分のプランでのUA値の計算書、耐震等級の認定を取得するかどうかの回答、保証書の対象部位と免責の範囲、点検と引き継ぎの取り決め、そしてカーテンと外構と土地代まで入れた総額の見積書。この5つがそろえば、他社と同じ条件で並べられます。仙台で依頼先を絞り込む段階なら、まずこの5つを依頼するところから始めてください。

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