住研ハウスの評判と口コミ78件を調査|苫小牧の注文住宅の性能と保証

住研ハウスの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

住研ハウスは、北海道の苫小牧市に本社を置く注文住宅の会社です。公式サイトでは、外周壁に2×6材を使ったツーバイフォー構造と、基礎から小屋裏までをまとめて断熱する工法を説明しています。いっぽう公開されていた口コミには、気密や基礎について尋ねたのに具体的な回答をもらえなかった、モデルハウスと仕様の違う見積もりが出てきた、という声もありました。冬の室温を評価する投稿も並んでいます。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートを土台にした住宅情報サイトです。これとは別に、住宅会社ごとの独自の口コミ調査も行っています。今回は公開されていた投稿を1件ずつ読んで話題ごとに分類し、構造と断熱の仕様、保証と点検の条件、許認可は公式サイトと国や北海道の公開資料で確かめました。

北海道の胆振や石狩の周辺で、断熱と構造の中身を確かめながら建てたい方には、話を聞いてみてよい会社です。制震装置の全棟標準採用、外周壁の2×6材、トリプルガラス樹脂サッシは、どれも公式サイトに書かれています。いっぽうで坪単価も本体価格も、確認した公開資料には見当たりませんでした。性能ページのUA値0.25W/㎡・Kが当てはまるプランの範囲、断熱等性能等級、全棟標準の耐震等級、20年保証に必要な工事の費用は、公開されている範囲では確かめられませんでした。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミ78件の内訳と、話題ごとの件数
  • 気になる評価25件に書かれていた、質問への回答と見積もりの中身
  • 良い評価30件で多かった、冬の室温と担当者の対応
  • 公式に確認できる構造と断熱、UA値0.25の読み方
  • 10年ずつの二重保証と、20年まで延ばすための条件
  • 坪単価が分からないまま、他社と比べるための費目
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月13日)

  1. 住研ハウスの口コミ78件で多かったのは、住み心地と打ち合わせの話題
    1. 投稿を書いた人の立場と、書かれた時期
  2. 気になる評価25件は、質問への回答と見積もりの中身に集まっていました
    1. 質問への回答と、見積もりの仕様についての投稿
    2. 契約したあとの間取りの打ち合わせについての投稿
    3. 工事中と、住んでから気づいたという投稿
  3. 良い評価30件で多かったのは、冬の室温と担当者の対応
    1. 冬の室温と電気代についての投稿
    2. 打ち合わせと、引き渡し後の対応についての投稿
  4. 公式に確認できる構造と断熱。UA値0.25の適用範囲は確認できなかった
    1. 構造は2×6のツーバイフォー。耐震等級は公開資料で確定できなかった
    2. 断熱はハイブリッドEX断熱工法。UA値0.25は表示値として読む
  5. 保証は自社と第三者機関が10年ずつ。条件を満たせば20年まで延びます
  6. 注文住宅の坪単価は公開資料で確認できなかった。比べるためにそろえる費目
  7. 契約する相手と、建てられる地域を確かめる
    1. 同じ「住研」を名乗る会社が各地にあります
    2. 建てられる地域は胆振・日高と石狩・空知が中心です
  8. 住研ハウスを選ぶ理由になりそうな点
  9. 契約の前に確かめておきたいこと
  10. よくある質問
    1. 住研ハウスの坪単価はいくらですか
    2. UA値0.25W/㎡・Kは、どの家にも当てはまりますか
    3. 保証は何年つきますか
    4. 口コミの多くが掲示板やQ&Aサイトなのはなぜですか
    5. 苫小牧の周辺以外でも建てられますか
  11. まとめ

住研ハウスの口コミ78件で多かったのは、住み心地と打ち合わせの話題

2026年8月の時点で、本文と投稿ごとのURLの両方を確認できた公開投稿は78件でした。いちばん多かったのは住宅性能・住み心地と営業・打ち合わせの各19件で、価格・費用の17件が続きます。

78件は人数ではなく、投稿1件ごとのURLの件数です。同じ方が複数の場所に書いている可能性もあります。無作為に選んだものでも、公開されている分をすべて集めたものでもなく、施主本人へのアンケートでもありません。この78件から割合や多数派を示すことはできません。

媒体は総称で書いています。内訳は掲示板やQ&Aサイトが74件、口コミサイトが4件でした。SNSと個人ブログ、動画コメントは、本人の体験が書かれた個別の投稿ページを確認できず0件です。78件のうち72件は、同じ掲示板の1つのスレッドへの書き込みです。件数の多さをそのまま評価としては読めません。

公開投稿78件の内訳。媒体別は口コミサイト4件、掲示板Q&A74件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い30件、気になる25件、中立23件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

傾向別では、良い評価が30件、気になる評価が25件、どちらとも言えない中立が23件でした。中立のうち、追加費用や値引きの方針、断熱の仕様を尋ねている書き込みは5件です。ほかは、他社と並べて見送った経緯や、見積もりの金額と入居後の実感を書き留めた投稿でした。

話題 件数 投稿に書かれていた内容
住宅性能・住み心地 19件 冬の室温と電気代、結露や過乾燥、夏の2階の暑さ
営業・打ち合わせ 19件 要望の聞き取りと再見積もり、質問への回答、見積もりの仕様
価格・費用 17件 見積もりの明細と値引きの提示、他社と並べた金額、追加費用
施工・仕上がり 8件 基礎の処理や地盤調査の書類の確認、着工後の管理、引き渡し後の不具合
デザイン・商品 7件 外観の選択肢と標準仕様、モデルハウスの仕上げ
設計・間取り 4件 要望と異なる間取りの提案、契約後の打ち合わせと図面の管理
アフターサービス 4件 引き渡し後の定期訪問、点検のあとの補修と連絡
その他 0件 該当する投稿はありませんでした
公開投稿78件の話題別件数。住宅性能・住み心地19件、設計・間取り4件、デザイン・商品7件、営業・打ち合わせ19件、施工・仕上がり8件、価格・費用17件、アフターサービス4件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

投稿を書いた人の立場と、書かれた時期

書いた人の立場でも分けています。契約の検討中か打ち合わせの途中と読み取れる投稿が42件、施主や入居者とみられる投稿が26件、見学会や展示場を回った段階の投稿が10件でした。半分以上は、まだ建てていない方の書き込みです。冬の暖かさのような話題は、冬を越した方の投稿かどうかで意味が変わります。

書かれた時期にも幅があります。2009年の書き込みから2024年の投稿まで並んでいて、掲示板やQ&Aサイトには10年以上前のものが多く含まれます。担当者も標準仕様も入れ替わりますから、古い投稿を今の話としては読めません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価25件は、質問への回答と見積もりの中身に集まっていました

気になる評価25件の内訳は、営業・打ち合わせが10件、設計・間取りと価格・費用が各4件、デザイン・商品が3件、住宅性能・住み心地と施工・仕上がりが各2件です。アフターサービスの気になる評価は0件でした。

質問への回答と、見積もりの仕様についての投稿

いちばん多かったのは営業・打ち合わせです。気密性能が何年もつのかや基礎の湿気について尋ねたものの、納得できる回答が得られなかったという投稿がありました。モデルハウスは2×6なのに、説明のないまま2×4で見積もりが出てきたことを問題視する投稿もあります。他社と比べている途中で連絡が少なくなったという記録も残っていました。

同じ営業・打ち合わせでも、良い評価は8件あります。良い8件と気になる10件が並ぶので、会社全体の傾向をどちらかに決めることはできません。担当者や時期によって印象が変わっていると読むほうが自然です。

仕様の行き違いは書面で防げます。見積書に構造材の寸法と断熱材の種類まで書いてもらい、モデルハウスで見た内容と合っているかを確かめてください。

契約したあとの間取りの打ち合わせについての投稿

設計・間取りは4件と少なく、4件とも気になる評価でした。契約したあとの打ち合わせで要望が反映されず、図面の管理も行き届いていないと感じたという投稿があります。既存のモデルプランに近い案を出されて自由設計らしさに疑問を持ったという投稿も2件ありました。

母数が4件では、設計力の評価として一般化することはできません。公式サイトは、ラインナップをすべて自由設計の注文住宅だと説明しています。間取りの打ち合わせは契約後に本格化します。プランの修正が何回まで無料か、図面の版をどう管理するかを契約の前に確かめておきましょう。

工事中と、住んでから気づいたという投稿

施工・仕上がりの気になる評価は2件です。実家の建て替え工事で基礎の複数箇所を指摘し、現場監督の対応にも納得できなかったという投稿、引き渡しのあとに壁の中の木材の腐食や床の沈みを確認したと報告する投稿でした。住宅性能・住み心地でも、入居2年目の冬に寒さと結露を感じたという投稿が残っています。

これらは投稿した方が書いた内容で、第三者が現場を確かめた記録ではありません。書かれた時期も2012年から2024年まで離れています。1件ずつの重さは軽くなりませんが、会社全体で同じことが起きているとも読めません。

公式サイトには、社内の品質確認に加えて第三者機関の検査を組み合わせること、全棟で化学物質の濃度を測定することが書かれています。第三者検査機関として挙げられているのは、一般社団法人 地盤優良事業者連合会と住宅保証機構株式会社です。ただし、検査の時期と項目までは確認できませんでした。いつ何を見るのかを聞いておきましょう。

良い評価30件で多かったのは、冬の室温と担当者の対応

良い評価30件の内訳は、住宅性能・住み心地が11件、営業・打ち合わせが8件、施工・仕上がりが4件、デザイン・商品と価格・費用が各3件、アフターサービスが1件です。住宅性能・住み心地では、気になる評価は2件にとどまりました。

冬の室温と電気代についての投稿

自宅は冬も暖かく電気代も抑えられていて、価格に見合う断熱性だと評価する投稿がありました。入居2年の時点で断熱性と予算内の提案をまとめて評価した投稿もあります。

住み心地は条件でも変わります。入居2年目の方の投稿には、結露はないけれど乾燥するので加湿しながら全室を約22度に保っている、という記録がありました。夏は1階が涼しいのに2階が暑いけれど、全体には満足だと書いた投稿もあります。どちらも、住んでから分かった調整点を挙げた内容です。

打ち合わせと、引き渡し後の対応についての投稿

十数回のプラン修正と再見積もりに丁寧に応じてもらえたという投稿が残っています。押し付けのない打ち合わせと、建築中の質問に早く答えてもらえたことを評価する投稿もありました。打ち合わせについては、良い評価が8件、気になる評価が10件あります。要望の聞き取りや再見積もりをどこまで出してもらえるかは、実際に担当する方に会って確かめてください。

工事と引き渡し後では、地盤調査の資料と第三者機関の保証書を受け取って住み心地にも満足しているという投稿、建築中に基礎の防蟻・防腐処理を確かめて評価した投稿がありました。実家と自宅の2軒を同社で建てて、実家への定期訪問が続いていると書いた投稿もあります。

公式に確認できる構造と断熱。UA値0.25の適用範囲は確認できなかった

公式サイトで仕様として確認できるのは、外周壁に2×6材を使ったツーバイフォーのモノコック構造と、基礎スラブ一体工法です。住友ゴムの制震装置MAMORY(マモリー)の全棟標準採用、ハイブリッドEX断熱工法、トリプルガラス樹脂サッシ、熱回収性能85%の全熱型第1種換気も書かれています。

公式に確認できた特徴の図。注文住宅の設計方式=ラインナップはすべて自由設計の注文住宅/構造=床・壁・天井の6面で支えるツーバイフォーのモノコック構造/基礎工法=土間コンクリートスラブと布基礎を鉄筋で結束し一体打設する基礎スラブ一体工法/制震装置=住友ゴムのMAMORY(マモリー)を全棟標準採用/断熱工法=外周壁2×6構造に、基礎断熱・外張り断熱・充填断熱・小屋裏断熱を組み合わせるハイブリッドEX断熱工法/窓仕様=トリプルガラス樹脂サッシを採用/気密測定=公式ブログでは全物件で気密検査を行い、ほとんどがC値0.5㎠/㎡以下と説明。保証値ではない。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

構造は2×6のツーバイフォー。耐震等級は公開資料で確定できなかった

床・壁・天井の6つの面で建物を支えるモノコック構造で、外周壁には一般的な2×4材ではなく2×6材(140×38mm)を使うと説明されています。基礎は、土間コンクリートスラブと布基礎を鉄筋で結束して一体で打設します。

ただし、全棟に共通する耐震等級は確認できませんでした。公式ページで耐震等級2以上という記載が出てくるのは、長期優良住宅の認定を受ける仕様の説明で、劣化対策等級3や維持管理対策等級3と並べて示されている部分です。全棟の標準として読むことはできません。構造計算の方法も分かりませんでした。自分のプランの等級と計算の方法は、契約仕様書に書いてもらってください。

断熱はハイブリッドEX断熱工法。UA値0.25は表示値として読む

断熱は、外周壁の2×6構造に基礎断熱・外張り断熱・充填断熱・小屋裏断熱を組み合わせる工法です。暖房と給湯はエコジョーズの設備と組み合わせると書かれています。

性能ページのUA値0.25W/㎡・Kは、そこに表示されている数値です。すべての住宅に当てはまるのか、どのような条件で計算したのか、契約でこの値を保証するのかは、確認した公開資料では分かりませんでした。外皮の数値は間取りや窓の大きさでも動きますから、自分のプランの計算書をもらうのが確実です。

気密については、公式のスタッフブログに、全物件で気密検査を実施していてほとんどがC値0.5㎠/㎡以下だという説明があります。これは実施した結果の説明で、契約で保証される上限値ではありません。断熱等性能等級も、公開資料では確認できませんでした。

公式サイトには、長期優良住宅・低炭素住宅・ZEHへの対応も掲げられています。ZEHの受託率は、2030年度の目標として注文48%、建売2%、合計50%と載っていました。いっぽうで、令和元年度より後のZEH受託の実績と、ZEHビルダーの登録状況は確認できませんでした。

保証は自社と第三者機関が10年ずつ。条件を満たせば20年まで延びます

保証は、同社による10年保証と第三者機関による10年保証の二重体制だと公式サイトに書かれています。構造躯体と雨仕舞については、さらに10年延ばせる仕組みもあります。

延長の条件は明記されています。10年の無料点検を受けたあと、同社が必要と認めた有料のメンテナンス工事を同社の施工で実施した場合に、保証が10年延びるという内容です。点検を受けるだけでは延びません。どの工事が必要と判断されるのか、費用がいくらかかるのかは公開資料では確認できませんでした。読み取れる最長は20年です。

項目 公式に確認できた内容 確認できなかったこと
基本の保証 同社による10年保証と第三者機関による10年保証の二重体制 部位ごとの範囲と免責の条件
保証の延長 10年の無料点検後、同社が必要と認めた有料メンテナンス工事を同社施工で行うと、構造躯体と雨仕舞が10年延長 工事の項目と費用、判定の基準、名義変更時の承継、20年より後の再延長
定期点検 引き渡し後、半年・1年・2年・5年・10年に自社点検。延長契約者は20年まで 各回の点検項目、無償と有償の範囲、10年より後の時期
地盤保証 全棟でスウェーデン式サウンディング試験を実施。会社負担で20年間・最大5,000万円の保証に加入 保証を使うときの手続きと判定を行う主体
引き渡し後の窓口 リフォーム・アフターサービス部を社内に設置。他社で建てた住宅の相談にも対応 受付時間、緊急時の対応、出張費と修理費の負担

主な話題をアフターサービスに分類した投稿は4件で、点検の実施より、そのあとの連絡や補修の進み方について書かれています。入居2年で補修が遅れたと感じた投稿、入居5年で温熱環境は評価する一方、点検の連絡や担当交代に不満を書いた投稿がありました。住宅性能・住み心地に分類した投稿にも、入居2年目の冬にアフター対応を不安に感じたと書いたものがあります。保証書と保証規定、点検の予定表は引き渡しまでにそろえておいてください。

注文住宅の坪単価は公開資料で確認できなかった。比べるためにそろえる費目

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。注文住宅の坪単価も本体価格も、諸費用まで含めた価格帯も、確認した公開資料では見つかりませんでした。

公式の施工事例には、苫小牧市で建てたXie(クロシエ)の例として、延床41.61坪の5LDKを3,500万円台の予算で完成したという記載があります。これは特定の1棟です。予算に土地代や外構、付帯工事がどこまで含まれるのかは事例ページで確認できないため、坪数で割って坪単価を出すことはできません。

坪単価そのものが、延床面積の数え方や含まれる工事の範囲で動きます。並べにくい指標なので、公開資料に出ていないこと自体を不誠実だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。

確実なのは費目をそろえる方法です。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。ここまで入れた総額なら、坪単価が分からなくても他社と並べられます。一式とだけ書かれた部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。

口コミの価格・費用17件は中立が10件でいちばん多く、値引きの提示や追加費用を尋ねる書き込みが並びます。初回から百万円を超え、最終的に二百万円を超える値引きの提示があったという投稿、2×6への変更で約30万円が加算されて予算を超えたという投稿は、どちらも2011年前後のものでした。

気になる評価は4件で、他社と比べて見積もりがもっとも高かったという投稿、37坪で約3,200万円の見積もりに要望の反映も伴わず見送ったという投稿でした。良い評価は3件あり、明細が他社より明確だった、契約後の追加費用が少なかった、高めの仕様から調整した結果は他社より安くなった、という内容です。最初の提案の仕様が高めだと総額も高く出ます。削れる部分と削れない部分を分けて聞くと比べやすくなります。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

契約する相手と、建てられる地域を確かめる

公開情報から事業主体として確認できるのは住研ハウス株式会社です。商品ページの運営者も問い合わせ先も同社でした。国税庁の法人番号公表サイトを見た時点で、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。国土交通省の建設業者検索と宅地建物取引業者検索、北海道の建築士事務所一覧でも、同じ商号と所在地を確認できます。ただし、商品や施工地域によって請負契約の相手が変わる条件までは確認できていません。

項目 公式・公的資料で確認できた内容
商号 住研ハウス株式会社
法人番号 2430001053092
本社・登記本店 北海道苫小牧市新開町4丁目8番7号
創業・商号変更 1984年12月創業。1985年1月に株式会社北海道住研として創立、1997年10月に現商号へ変更
代表者 代表取締役 長谷川 隆弘
施工実績 2,210棟(2026年3月31日現在)
建設業許可 北海道知事許可(般-7)胆 第03240号
宅地建物取引業免許 北海道知事 胆振(10)第647号
建築士事務所 二級建築士事務所 北海道知事登録(胆)第971号
きた住まいる 登録番号183、設計・建設の区分で登録

建設業許可の括弧の数字は許可を受けた年度で、更新した回数ではありません。宅地建物取引業免許の括弧の数字は免許を受けた回数で、更新のたびに1つ増えます。

同じ「住研」を名乗る会社が各地にあります

「住研ハウス」や「住研」を名乗る会社は、東京都昭島市、北海道登別市、栃木県大田原市、福岡県の北九州市と福岡市にも登記されています。どれも法人番号と本店の所在地が違う別の会社で、社名で検索すると情報が混ざります。公開投稿78件は、投稿ごとに本社の所在地や公式サイトのURL、営業地域が苫小牧の同社と一致することを確かめたものだけです。

親会社や子会社、別法人の不動産会社やリフォーム専業会社は、確認した公開資料では見つかりませんでした。公式の沿革では、不動産部もリフォーム・アフターサービス部も社内の部門です。似た商号の会社をグループとして扱うことはできません。土地の売買や仲介では契約の相手が変わることもあるので、契約書の商号と法人番号を上の表と照らしてください。

建てられる地域は胆振・日高と石狩・空知が中心です

公式サイトが施工エリアとして挙げているのは2つの地区です。胆振・日高地区は、苫小牧市、登別市、室蘭市、白老町、むかわ町、厚真町、安平町、日高町、平取町、新ひだか町。石狩・空知地区は、千歳市、恵庭市、北広島市、札幌市、石狩市、江別市、岩見沢市、南幌町、長沼町、由仁町、栗山町です。

書かれているのは「中心に施工」という表現です。挙がっていない市町村で受けてもらえるのか、追加の費用がかかるのかは確認できませんでした。載っていない市町村では建てられない、という意味にも読めません。土地が決まっているなら、最初の相談で住所を伝えて聞いておきましょう。

住研ハウスを選ぶ理由になりそうな点

公式に確認できた事実と口コミから、この会社を選ぶ理由になりそうな点は5つあります。

  • 外周壁に2×6材を使うツーバイフォーのモノコック構造と、基礎スラブ一体工法を公式に説明している
  • 制震装置MAMORYを全棟に標準採用し、トリプルガラス樹脂サッシと熱回収性能85%の第1種換気も公開している
  • 同社と第三者機関の10年保証を組み合わせ、条件を満たせば構造躯体と雨仕舞が20年まで延びる
  • 全棟で地盤調査を行い、会社の負担で20年間・最大5,000万円の地盤保証に加入すると明記している
  • 住宅性能・住み心地の19件のうち、良い評価が11件で、気になる評価は2件だった

逆に、公開資料では確かめられない数値が多い会社でもあります。次に挙げる項目を書面でそろえられるかが、判断の分かれ目になります。

契約の前に確かめておきたいこと

公開資料で確認できなかった項目は、そのまま契約前の質問になります。口頭で終わらせず、書面で出してもらえるかどうかも聞いてください。

  • 総額でそろえた見積書と、一式とだけ書かれた部分の内訳
  • 自分のプランのUA値と外皮計算書。気密測定の時期と結果の受け取り方
  • 自分のプランの耐震等級と構造計算の方法。計算書をもらえるかどうか
  • 長期優良住宅やZEHの認定を取るかどうかと、追加費用
  • 20年保証に必要な工事の項目と費用、判定の基準、免責の範囲
  • 半年から10年までの点検項目と無償の範囲。10年より後の点検予定
  • キッチンや浴室、玄関ドアなど、現在の標準仕様が分かる最新の仕様書
  • 契約書の商号と法人番号。土地や中古住宅の売買で相手が変わるかどうか
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

よくある質問

住研ハウスの坪単価はいくらですか

A. 確認した公式ページには、坪単価も本体価格も、諸費用まで含めた価格帯も載っていませんでした。公式の施工事例に、苫小牧市で延床41.61坪の5LDKを3,500万円台の予算で完成した例が出ていますが、これは特定の1棟です。予算にどこまで含まれるかも事例ページからは読み取れないため、割り算で坪単価を出すことはできません。付帯工事や外構、諸費用、土地代まで入れた総額の見積書で比べてください。

UA値0.25W/㎡・Kは、どの家にも当てはまりますか

A. 公開されている範囲では確かめられませんでした。この数値は公式の性能ページに表示されているもので、全棟に適用されるのか、どのような条件で計算したのか、契約で保証されるのかは確認できていません。断熱等性能等級の表示も見つかりませんでした。外皮の数値は間取りや窓の大きさでも変わります。自分のプランの外皮計算書をもらい、気密測定の時期と結果の受け取り方もあわせて確かめてください。

保証は何年つきますか

A. 同社の10年保証と第三者機関の10年保証が基本で、条件を満たすと構造躯体と雨仕舞が20年まで延びます。条件は、10年の無料点検後に同社が必要と認めた有料メンテナンス工事を同社の施工で実施することです。その工事の項目と費用、判定の基準、免責の範囲、名義変更時の承継は、確認した公開資料では確かめられませんでした。20年より後の再延長も確認できていません。保証書と保証規定を契約前に見せてもらってください。

口コミの多くが掲示板やQ&Aサイトなのはなぜですか

A. 本文と投稿ごとのURLの両方を確認できたものだけを数えたためです。内訳は掲示板やQ&Aサイトが74件、口コミサイトが4件でした。SNSと個人ブログ、動画コメントは、本人の体験が書かれた個別の投稿ページを確認できず0件でした。まとめ記事や転載、同じ「住研」を名乗る別の会社の投稿も外しました。78件のうち72件は同じ掲示板の1つのスレッドへの書き込みなので、件数の多さをそのまま評価として読まないでください。

苫小牧の周辺以外でも建てられますか

A. 公式サイトには、胆振・日高地区と石狩・空知地区の市町村を中心に施工すると書かれています。ただし「中心に」という書き方なので、挙がっていない市町村で受けてもらえるのか、追加の費用がかかるのかは確認できませんでした。掲載された市町村を施工できない境界として読むこともできません。土地の住所を伝えて、最初の相談で聞いてください。

まとめ

確かめられたのは、次の6点です。

  • 公開投稿は78件。住宅性能・住み心地と営業・打ち合わせが各19件、価格・費用17件の順に多かった
  • 傾向は良い30件、気になる25件、中立23件。気になる評価は質問への回答と見積もりに集まっていた
  • 公式サイトは、外周壁の2×6材、基礎スラブ一体工法、制震装置の全棟標準採用、ハイブリッドEX断熱工法を掲載している
  • 性能ページのUA値は0.25W/㎡・K。気密は全物件で検査し、ほとんどがC値0.5㎠/㎡以下だと説明している
  • 保証は同社と第三者機関が10年ずつ。条件を満たせば20年まで延び、地盤は20年間・最大5,000万円
  • 公開情報で確認できる事業主体は住研ハウス株式会社。本社は苫小牧市で、施工実績は2,210棟

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格、UA値0.25が当てはまる範囲と計算の条件、断熱等性能等級、全棟標準の耐震等級と構造計算の方法。20年保証に必要な工事の費用と判定の基準、10年より後の点検時期、現在の標準設備です。

公開資料で確かめられない数値も、書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランの外皮計算書と構造計算書、保証規定と点検の予定表、最新の標準仕様書。この4つがそろえば、他社と同じ条件で並べられます。

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