アトリエ・クラッセ 一級建築士事務所の評判・口コミ|性能と最長30年保証の条件

アトリエ・クラッセ 一級建築士事務所の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

アトリエ・クラッセ 一級建築士事務所は、京都府宇治市に事業所を置く住宅ブランドです。建築士が要望を聞いてプランを提案する自由設計の家のほか、セミオーダー住宅や規格住宅も扱っています。口コミには、細かな要望を設計に反映してもらえたという投稿がある一方、引き込み戸の横の壁や庭の照明など、住み始めてから気づいた点も書かれていました。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、独自の口コミ調査を行っています。性能や保証、価格については、公式サイトと公的な資料に書かれている内容で確認しました。

アトリエ・クラッセは、宇治市周辺で建築士に設計から相談し、断熱や気密の数値も確かめながら家を建てたい方にとって、候補に入れて比べる価値のある会社です。ただし、耐震は「耐震等級3相当」という表示です。評価書で等級を取得するかどうかや坪単価、保証を延ばすための工事の内容は、公開資料では確認できませんでした。契約の前に、見積書や保証書などの書面で確かめる必要があります。

この記事でわかること

  • 口コミに書かれていた良い点と、住み始めてから気づいた点
  • 4つの商品の違いと、断熱・気密・耐震の表示
  • 坪単価が見つからない中で、価格をどう確かめるか
  • 最長30年の保証に付いている条件
  • 建てられる地域と、運営会社の情報
  • 契約前に書面で確かめておきたいこと
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、商品ごとの性能表示、保証の条件、価格の表示と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月16日)

アトリエ・クラッセの口コミで話題になっていたこと

今回確認できた口コミは12件で、設計・間取り、住宅性能・住み心地、デザイン・商品の3つの話題に4件ずつ分かれました。良い評価が9件、気になる点を書いたものが2件、どちらともいえないものが1件です。価格やアフターサービスを主な話題にした投稿は、この12件には含まれていませんでした。

公開投稿12件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A3件、SNS5件、個人ブログ0件、動画コメント0件、媒体不明2件。傾向別は良い9件、気になる2件、中立1件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

対象にしたのは、2026年8月時点でインターネット上に公開されていた、アトリエ・クラッセでの家づくりや見学、検討中の相談についての投稿です。投稿の本文と1件ごとのURLを確かめられたものだけを数えたので、地図アプリの口コミ欄などで、URLを個別に確かめられなかった投稿は含まれていません。

12件は人数ではなく投稿の件数で、質問サイトの同じページに書き込まれた2件も、別々に数えています。投稿した人の立場で見ると、施主や入居者によるものが8件、契約を検討している段階のものが2件、見学した人によるものが2件でした。このうちSNSの5件は、同じ入居者が書いた投稿です。見学した人の2件も、同じ人が書いたコメントです。

口コミは個人の体験や感想で、会社全体の評価を表すものではありません。無作為抽出でも全件収集でもなく、施主本人へのアンケートでもないので、件数から割合や多数派を読み取ることはできません。投稿の出どころは、媒体の名前ではなく、口コミサイト、掲示板や質問サイト、SNSといった種類だけで示しています。

話題ごとの件数と、投稿に書かれていた主な内容は次の表のとおりです。1件の投稿には、主な話題を1つだけ付けて数えています。

話題 件数 内訳 投稿に書かれていた主な内容
設計・間取り 4件 良い2件、気になる2件 要望をくみ取った設計、担当者の聞き取り、引き込み戸の横の壁、庭の照明
住宅性能・住み心地 4件 良い3件、中立1件 引き渡し後の暮らし、吹き抜けのあるLDKの開放感と温度、ウッドデッキの使いみち、災害への強さについての質問
デザイン・商品 4件 良い4件 完成見学会で見た家のデザイン、モデルハウスを購入したときの照明やカーテンの提案
公開投稿12件の話題別件数。住宅性能・住み心地4件、設計・間取り4件、デザイン・商品4件、営業・打ち合わせ0件、施工・仕上がり0件、価格・費用0件、アフターサービス0件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

設計の相談と間取り

設計と間取りの話題では、要望をくみ取った設計を評価する投稿と、住み始めてから気づいた点を書いた投稿が2件ずつありました。良い評価の1件は、法規制を受ける店舗兼住宅でも、細かな要望を設計に反映してもらえて満足したという内容です。担当者が希望をよく聞き取り、間取りに生かそうとする姿勢を評価した投稿もありました。

気になる点として書かれていたのは、引き込み戸の横の壁と、庭の明るさについてです。突っ張り式のゲートを使っていたところ、引き込み戸の横の壁に隙間ができたという投稿では、壁を補強しておくことを勧めていました。庭の照明を1灯にしたら帰宅したときに暗く、後から照明を足したという投稿もあります。

突っ張り式のゲートのように壁に力がかかる物を使う予定があれば、打ち合わせで伝えて、補強が必要かどうかを確認しておきましょう。屋外の照明は、図面の段階で数と位置を確かめておくと、住んでから足す手間を減らせます。

住み始めてからの住み心地

住み心地の話題では、暮らし始めてからの快適さを書いた投稿が3件ありました。予定どおりに引き渡しを受け、住み始めて半年たってもトラブルなく快適に暮らしているという投稿があります。18帖のLDKでも、吹き抜けや建具の工夫で開放感があり、温度のむらも少ないと感じたという投稿もありました。

ウッドデッキについては、洗濯物を干したり、子どもの散髪をしたりするのに使えて便利だという投稿がありました。残る1件は、城陽市で新築を検討している人が、災害に強い家をいちばんに考えていて、この会社で建てた人に評判を尋ねた投稿です。

住み心地にかかわる断熱と気密については、ATELIER Style Houseと極暖の家の数値が公式サイトに載っています。ただ、実際の暮らしやすさは、間取りや窓の配置、冷暖房の計画によっても変わります。吹き抜けのある間取りにするなら、エアコンの台数と置き場所を、打ち合わせの段階で設計担当者に確かめておきましょう。

見学会やモデルハウスで見たデザイン

デザインと商品の話題は、4件とも良い評価でした。完成見学会に行った人の投稿は2件で、どちらも同じ人が質問サイトの同じページに書いたコメントです。1件は見学した家のデザインを好意的に書いたもので、もう1件は、会場で営業担当者にその場で質問できてよかったという内容です。ただ、この2件は2021年の投稿なので、いまの商品や仕様が同じとは限りません。

モデルハウスを購入した人が、照明やカーテンの提案を受け、担当の体制にも安心できたという投稿もありました。デザインの好みは人によって違うので、写真や口コミだけで決めず、見学会で実物を見たほうが判断しやすくなります。見学では、目にした設備や仕上げが標準仕様なのか、追加の費用がかかるものなのかを、その場で聞いておきましょう。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

商品は4つ。自由設計の家から規格住宅まで

アトリエ・クラッセの公式サイトには、4つの住宅商品が載っています。注文住宅は、自由設計の「ATELIER Style House」と、高気密・高断熱と耐震・制振の性能を重視した「ATELIER Style House 極暖の家」です。ほかに、セミオーダー住宅の「i-Factory-House」と、モデルハウスのプランを土地に建てる規格住宅の「ONE+」があります。

ATELIER Style Houseは、建築士が要望を聞き取ってプランを提案する家と説明されています。i-Factory-HouseとONE+は、同じ会社が運営する姉妹ブランドとの共通商品です。運営会社の公式サイトでは、アトリエ・クラッセを、住宅や店舗の設計・建築・メンテナンスなどを行う注文住宅ブランドとして紹介しています。

構造は、木造軸組工法、いわゆる在来工法が標準です。公式のよくある質問では、用途や規模、要望によって、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の設計・施工にも対応できると説明されています。標準仕様に加えて、外断熱工法や全館空調システムを要望に応じて採用できるとも書かれています。

断熱と気密の性能。ATELIER Style Houseと極暖の家の違い

公式サイトで断熱と気密の数値を確認できたのは、ATELIER Style Houseと極暖の家です。断熱等級は極暖の家のほうが1段階高く、気密はどちらの商品も全棟で測定すると書かれています。UA値は数字が小さいほど熱が逃げにくく、C値は数字が小さいほど家のすき間が少ないことを表します。

項目 ATELIER Style House 極暖の家
断熱性能 断熱等級5(UA値0.6相当) 断熱等級6(UA値0.46相当)
気密性能 全棟で気密測定、C値0.5〜1.0 全棟で気密測定、C値0.5〜1.0
断熱材 吹付断熱材 吹付硬質ウレタンフォーム
耐震 耐震等級3相当。設計プランによっては難しい場合があるとの注記あり 耐震等級3相当。長期優良住宅を選んだ場合との注記あり
省エネなどの表示 ZEHが標準。別途必要な設備や条件があるとの注記あり 長期優良住宅とGX志向型住宅が標準。GX志向型住宅には別途必要な設備や条件があるとの注記あり

ATELIER Style Houseのページには、ほかの仕様も載っています。窓はアルミ樹脂複合サッシとアルゴンガス入りのLow-Eガラス、換気はダクト式の第3種換気システムです。揺れへの備えとしては、特殊な高減衰ゴムで振動のエネルギーを吸収する制振ダンパーが挙げられています。

極暖の家のページには、平成28年の省エネ基準の住宅と比べた光熱費の試算があります。年間の光熱費が28.0万円から21.9万円になり、約6万円、20%少なくなるという内容です。地域や仕様、プランによって変わるという注記があるので、自分の家にそのまま当てはまる金額ではありません。

公式に確認できた特徴の図。標準構造=木造軸組工法(在来工法)/その他の対応構造=用途・規模・要望により鉄骨造および鉄筋コンクリート造の設計・施工にも対応可能/外断熱=標準仕様への追加として、要望に応じ外断熱工法や全館空調システムを採用可能/ATELIER Style House:ZEH=ZEHを標準と表示。ただし別途必要な設備・条件がある/ATELIER Style House:耐震=耐震等級3相当。設計プランによって同等性能にできない場合がある/ATELIER Style House:断熱性能=断熱等級5、UA値0.6相当を標準仕様として表示/ATELIER Style House:気密性能=全棟気密測定を行い、C値0.5~1.0と表示。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

表の数値は、商品ページに書かれた標準の表示です。このうちC値は、0.5〜1.0と幅を持たせて書かれています。この範囲を保証するのか、収まらなかったときにどう対応するのか、1棟ごとの測定結果がどう示されるのかは、公開資料では確認できませんでした。i-Factory-HouseとONE+に同じ数値が当てはまるとは限らないため、検討する商品ごとに確かめる必要があります。

ZEHやGX志向型住宅の表示についても、太陽光発電や蓄電池などの設備がどこまで標準に含まれるのかは分かりませんでした。契約の前に、自分のプランで計算したUA値と気密測定の結果を、いつ書面で受け取れるかを聞いておきましょう。ZEHなどに必要な設備の追加費用も、見積書に出してもらってください。

耐震は「耐震等級3相当」の表示。構造と工事中の検査

耐震は、ATELIER Style Houseと極暖の家のどちらも「耐震等級3相当」と表示されています。ATELIER Style Houseのページには、要望する設計プランによっては耐震等級3相当にするのが難しい場合がある、という注記があります。極暖の家のページも、標準仕様の欄は耐震等級3相当です。ただ、同じページにある耐震等級3の説明には、標準仕様のセレクトで長期優良住宅を選んだ場合、という条件が付いています。

「相当」という表示は、第三者の機関が審査する住宅性能評価などで耐震等級3を取得することとは、分けて考える必要があります。公開資料では、1棟ごとに評価書で耐震等級3を取得するという一律の記載は確認できませんでした。構造計算を許容応力度計算と壁量計算のどちらで行うのか、全棟で行うのかといった方法も、公開資料からは分かりませんでした。

口コミの中にも、災害への強さを第一に考えて評判を尋ねた投稿がありました。耐震性を重視するなら、自分のプランで耐震等級3を評価書などで取得するのかどうかを、見積もりの前に確認しておきましょう。構造計算の方法と、そのための費用もあわせて聞いておくと、他社と比べやすくなります。

工事については、自社の現場監督が管理し、社内での確認に加えて第三者機関による工事検査も行うと、公式サイトに書かれています。どの段階で検査が入り、結果を書面で受け取れるのかは、契約の前に聞いておくと安心です。

価格はいくら?坪単価は見つからず、ONE+に参考価格の表示

価格については、公開資料から分かることが限られています。確認した公式サイトでは、ブランド全体や商品ごとの坪単価は見つかりませんでした。ATELIER Style Houseと極暖の家は、施工事例に価格帯の表示があるものの、商品の本体価格や標準の価格帯、標準の延床面積は確認できませんでした。

ONE+のモデルハウスには、参考価格が出ています。i-Factory-Houseについては、共通商品を扱う姉妹ブランドの公式サイトに価格の目安が載っています。

商品・モデルハウス 公式サイトの表示
ONE+ 平川室木モデルハウス 2,750万円(税込)
ONE+ 宮谷モデルハウス 2,442万円(税込)。準防火地域は1坪あたり27,500円(税込)を加算
ONE+ 南垣内2号地モデルハウス 2,310万円(税込)
ONE+ 矢落モデルハウス 1,970万円(税込)
i-Factory-House 2階建て3LDKが1,000万円台から

ONE+のページには、外構・造成・上下水工事と改良工事は別で、金額はページを作った時点の参考価格だと注記されています。宮谷モデルハウスの1坪あたり27,500円は準防火地域で加算される金額で、坪単価ではありません。i-Factory-Houseの表示についても、正確な最低額や面積のほか、土地代や諸費用、付帯工事、消費税が含まれるかどうかは確認できませんでした。

外構工事の扱いは、公式サイトの中で書き方が分かれています。ラインアップのページでは、アトリエ・クラッセの住宅商品にはすべて外構工事が含まれるとしている一方、ONE+のページでは外構工事は別と書かれています。ONE+を検討するなら、外構工事がどこまで見積もりに入っているかを必ず確かめてください。

坪単価で比べられない分、総額をそろえた見積もりで比べることになります。本体の工事のほか、外構、造成、上下水工事、改良工事、登記や住宅ローンの諸費用、土地代について、含まれるものと別になるものを書き出してもらいましょう。ネット上で坪単価の推定を見かけても、会社が示した価格ではないので、比べる材料にしないほうが安心です。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

最長30年の保証は、項目ごとに年数と条件が違う

公式サイトでは、最長30年の長期保証、定期点検、24時間365日のサポートを掲げています。ただ、保証ごとに年数が違い、長い期間には条件が付いています。主な保証の内容は次のとおりです。

保証 公式サイトの表示 条件と確認したいこと
地盤保証 全棟で地盤調査を行い、引き渡しから最大20年 地盤改良の工法などにより10年になる場合がある。どの工法が当てはまるかは公開資料で確認できませんでした
建物の保証 第三者機関による保証で、完成後20年 引き渡しから10年以降は、第三者機関が求める一定の工事を行った住宅に限る
住宅設備機器の保証 給湯器、キッチン、浴室、洗面化粧台、トイレなどを引き渡しから10年 「など」に含まれる機器を保証書で確認
シロアリの保証 完成後30年、最高1,000万円まで 5年ごとにシロアリの防除工事を行った場合に限る
省エネ給湯器の保証 エコジョーズを、メーカー保証を含めて開栓日から最長10年 大阪ガスでガスを開栓した場合

点検は、引き渡しから約1年、2年、5年、10年後に行うと書かれていて、24時間365日対応のコールセンターも設けられています。保証の年数は最長30年ですが、10年より後の点検については、時期や費用、続けるための条件を公開資料で確認できませんでした。

建物の保証を10年より後も続けるために必要な工事の内容や費用、申し込みの期限も、公開資料からは分かりませんでした。契約の前に保証書と約款を見せてもらい、免責の範囲と、延長にかかる費用の目安を確かめておきましょう。

建てられる地域と、運営会社の情報

施工の中心は宇治市や京都市伏見区など

公式のよくある質問によると、施工の中心エリアは京都市伏見区、宇治市、城陽市、久御山町、京田辺市、木津川市、精華町などです。大阪府や滋賀県などは、計画の内容やエリアによって対応できる場合があります。中心エリアの外でも、設計だけを依頼された実績があると書かれています。

事業所は、京都府宇治市宇治乙方63のcozy宇治橋1Fにあります。建設予定地が中心エリアから離れている場合は、施工まで頼めるのか、設計だけの依頼になるのかを、最初の相談で確認しておきましょう。

運営会社と許認可

アトリエ・クラッセを運営し、契約の相手になるのはクラッセ住宅販売株式会社です。国税庁の法人番号公表サイトによると、法人番号は6130001053870、登記上の本店は京都府宇治市宇治壱番128番地で、登記記録の閉鎖などの表示はありませんでした。商品や地域によって契約する会社が変わる条件があるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。

運営会社の事業内容には、不動産の売買・仲介、住宅と店舗の設計、建築施工、リノベーション、インテリアコーディネート、家具や雑貨の販売が並んでいます。設立は、ブランドの公式サイトの会社概要では2014年9月9日です。ただし、運営会社の公式サイトには2017年9月と書かれたページもあり、記載がそろっていません。

許認可は、一級建築士事務所が京都府知事登録(03A)第02697号、建設業が京都府知事許可(般-4)第41558号、宅地建物取引業が京都府知事(3)第13512号です。建設業の許可は京都府の許可業者名簿にも載っていて、許可年月日は2022年9月22日となっています。京都府は、名簿に載っていても取り消しや廃業、失効となっている場合があると注意書きをしています。契約の時点での状態を確かめたいときは、京都府に問い合わせてください。

契約前に書面で確かめておきたいこと

アトリエ・クラッセは、性能の数値や保証の年数を公式サイトで具体的に示している一方で、条件や費用の細かな部分には、公開資料で確認できなかった点が残っています。契約の前に次の点を書面でそろえておくと、他社とも同じ条件で比べられます。

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 見積書に書かれた商品名と、外構・造成・上下水工事・改良工事まで含めた総額。一式となっている部分の内訳
  • 自分のプランで計算したUA値と断熱等級、気密測定の結果を受け取る時期
  • 耐震等級3を評価書などで取得するのか、「相当」の設計なのか。構造計算の方法と費用
  • ZEHやGX志向型住宅にするために必要な設備と、その追加費用
  • 保証書と約款の免責の範囲、建物の保証を10年より後も続けるための工事の内容と費用、シロアリ防除工事の費用
  • 10年より後の点検の予定と、契約書に書かれた会社名と法人番号
  • 建設地が施工の中心エリアの外にある場合は、施工まで依頼できるかどうか

アトリエ・クラッセについてよくある質問

アトリエ・クラッセの坪単価はいくらですか?

A. 確認した公式サイトでは、坪単価は見つかりませんでした。ONE+のページにある1坪あたり27,500円は、準防火地域で加算される金額で、坪単価ではありません。ONE+のモデルハウスには1,970万円から2,750万円(税込)の参考価格が出ていますが、外構・造成・上下水工事と改良工事は別です。比べるときは、総額をそろえた見積書で確かめてください。

アトリエ・クラッセの口コミには、どんな内容がありますか?

A. 今回確認できた12件では、良い評価が9件、気になる点が2件、どちらともいえないものが1件でした。細かな要望を設計に反映してもらえた、吹き抜けのあるLDKでも温度のむらが少ないといった評価があります。気になる点は、引き込み戸の横の壁にできた隙間と、庭の照明の暗さでした。SNSの5件は同じ入居者の投稿です。質問サイトの同じページにある2件も、同じ人の書き込みです。12件は無作為に選んだものではないため、会社全体の評判の割合を示すものではありません。

ATELIER Style Houseと極暖の家は、性能がどう違いますか?

A. 公式サイトの表示で数値が違うのは、断熱性能です。ATELIER Style Houseは断熱等級5(UA値0.6相当)、極暖の家は断熱等級6(UA値0.46相当)と書かれています。気密はどちらも全棟で測定し、C値0.5〜1.0の表示です。耐震はどちらも耐震等級3相当の表示ですが、それぞれに条件の注記があるため、自分のプランでの扱いを確認してください。

最長30年の保証は、何もしなくても続きますか?

A. 公式サイトの表示を見るかぎり、長い保証を続けるには決められた工事が必要です。シロアリの保証は完成後30年ですが、5年ごとに防除工事を行った場合に限られます。第三者機関による建物の保証は完成後20年で、引き渡しから10年以降は、求められる工事を行った住宅が対象です。延長のための工事の内容や費用は公開資料では分からなかったため、保証書と約款で確かめておきましょう。

施工エリアの外でも依頼できますか?

A. 中心エリアの外でも、依頼できる場合があります。施工の中心は京都市伏見区、宇治市、城陽市、久御山町、京田辺市、木津川市、精華町などです。大阪府や滋賀県などは計画の内容やエリアによって対応できる場合があり、中心エリアの外で設計だけを依頼された実績もあると公式サイトに書かれています。建設地が決まっているなら、最初の相談で施工まで頼めるかを確認してください。

まとめ:アトリエ・クラッセの評判と性能・保証・価格

口コミと公式サイト、公的な資料から分かったことは、次の5つです。

  • 確認できた口コミは12件で、良い評価が9件、気になる点が2件でした。設計の聞き取りや住み心地を評価する投稿がある一方、壁の補強や庭の照明など、住んでから気づいた点も書かれていました
  • 商品は、注文住宅のATELIER Style Houseと極暖の家、セミオーダーのi-Factory-House、規格住宅のONE+の4つです
  • 断熱はATELIER Style Houseが断熱等級5、極暖の家が断熱等級6の表示で、どちらも全棟で気密測定を行うとしています
  • 耐震はどちらも耐震等級3相当の表示で、プランや選ぶ仕様についての注記があります
  • 保証は最長30年ですが、30年はシロアリの保証で、5年ごとの防除工事を行った場合に限られます。建物の保証は完成後20年までで、10年以降は求められる工事を行った住宅が対象です

一方で、公開資料では確認できなかった点もあります。坪単価と注文住宅の本体価格、耐震等級を評価書で取得するかどうか、構造計算の方法、C値の保証基準です。ZEHやGX志向型住宅に必要な設備と費用、保証を延ばすための工事の内容、10年より後の点検の予定も分かりませんでした。

これらは、見積もりや契約の前に書面で確かめておきたい内容です。総額をそろえた見積書、自分のプランの性能値と気密測定の結果、耐震等級をどう取得するかの回答、保証書と約款を受け取り、ほかの会社の同じ書類と見比べてみてください。宇治市周辺で、性能の数値を確かめながら建築士と家づくりを進めたい方にとっては、書類をそろえたうえで比べる価値のある1社です。

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