手取り月収27万円の住宅ローンはいくらが適正?FPの月々返済シミュレーション

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手取りの月収が27万円の人は、住宅ローンをいくらまで借入することができるのでしょうか。

一般的には、源泉徴収票や所得証明書に記載してある額面の年収で借入額は審査されます。

しかし、手取りの給与から概算の年収を逆算して、借入額をシミュレーションすることは可能です。

また、理想的な返済額を考えるのであれば、額面よりも手取りの月収からシミュレーションした方が、適切な返済額がわかります。

今回は手取りの月収27万円の方の、借入限度額と適正な返済額についてお伝えします。

  • これから銀行の審査を受ける方
  • すでに審査は受けたがいくら借入すべきかわからない方

上記のような方は、ぜひ一緒に住宅ローンの借り入れについて考えてみましょう。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。

家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。

「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。



はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。

もっと安くてもっと条件良く高品質の住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。

マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい

「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。

とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。

そんな背景もあり、昨今では、条件にあった住宅メーカーにまとめて資料請求を依頼できる「一括カタログサイト」が増えていますが、中でもおすすめなのが大手が運営する下記の3サイトです。

①LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業「LIFULL」が運営。SUUMOと2強の大手不動産ポータルサイトだけあり、厳しい審査を通過した住宅メーカーのみが加盟。特にローコスト住宅に強く、ローコスト住宅も検討したい方におすすめ。

②SUUMO

不動産最大手ポータルサイトSUUMOが運営。独自のネットワークを活かし全国の地域に特化した工務店の資料を取り寄せることが出来る。坪単価も安く高品質な工務店が多いのが特徴。

③HOME4U家づくりのとびら

信頼の「NTTデータグループ」が運営。全国で厳選されたハウスメーカーを中心にカタログ請求できる。自分たちだけの家づくりプランも完全無料で作ってくれるのは非常に大きなメリット。1度は必ず利用したい。

この3サイトはどれも、日本を代表する大手企業が運営しているため審査が非常に厳しく悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避ける事ができます。

また、カタログを取り寄せたからといって無理な営業もなく気軽に利用でき非常にメリットが大きいサービスです。

3サイトの中でどれか1つ使うなら、

MEMO
ローコスト住宅をメインで考えている方は・・・LIFULL HOME’S

工務店をメインに探したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーにこだわりたい方は・・・家づくりのとびら

を使っておけば間違いないでしょう。

また、より慎重に絶対に失敗したくない方は絶対に工務店、絶対にハウスメーカーと決めつけずに1社でも多くの会社から資料を取り寄せてしまいうのがおすすめです。

「ハウスメーカーで考えていたけど、工務店の方が理想な家づくりが出来るし高品質だった」

「工務店で考えていたけど、意外と安く建てられる思いもよらないハウスメーカーと出会えた」

このような事は非常に多くあります。

また、なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。

後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。

MEMO
LIFULL HOME'S・・・ローコスト住宅のカタログ中心

SUUMO・・・工務店のカタログ中心
家づくりのとびら・・・ハウスメーカーのカタログ中心 


【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒


【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒


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それでは解説をしていきます。

手取り月収27万(額面33.75万円)で組める住宅ローンはいくら?(頭金なしの場合)

手取り月収が27万円の方が、最大で借りることができる住宅ローンの額について考えていきます。まずは頭金なしのケースでシミュレーションします。

借入限度額をしるためは、初めに概算年収を算出する必要があります。

一般的に概算の年収は、手取りの年収の1.25倍と言われています。

今回は手取り月収が27万円ということが分かっていますので、概算年収は以下のように計算することができます。

手取り月収27万円×12ヵ月×1.25倍=概算年収405万円

手取り月収27万円の方の概算年収は405万円ということがわかりました。

ボーナスが出る方は405万円にボーナスを足した金額が概算年収です。

では、概算年収を元に下記の条件で、借入限度額をシミュレーションしていきましょう。

今回のシミュレーションで使う金融機関はフラット35です。

フラット35は返済額が一定の全期間固定金利を採用しています。

借入する金融機関によって金利が大きく変わりますので、希望する金融機関がある方はそちらのシミュレーションサイトを使うといいでしょう。

条件

手取り27万円
概算年収405万円
金利2.32%(※1)
返済期間35年
返済方法元利均等(※2)

※2 2020年9月現在の金利を適用しています。(融資9割超の場合の最大金利)

参考サイト⇒最新の金利情報|フラット35

※3 元利均等返済とは、毎月返済額が一定になるように、元金と利息の割合を調整している返済方法です。

借りられる住宅ローンの金額

手取りの月収27万円の方の借入限度額は、3,395万円という結果になりました。

参考サイト⇒年収から借入額を計算|フラット35

年収が400万円を超えると3,400万円近い金額を借入することができます。

頭金がない場合のシミュレーションですので建築総予算も3,395万円です。

現在検討しているマイホームの資金計画が3,400万円を超えている場合は、もう1度計画を見直す必要があります。

毎月の返済額を計算してシミュレーション

では、3,395万円をフラット35で借入した場合、毎月の返済額はいくらになるのか考えましょう。

条件

借入額3,395万円
金利2.32%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等

参考サイト⇒借入希望金額から返済額を計算|フラット35

シミュレーション結果

3,395万円借入した時の毎月の返済額は約11.9万円でした。

自分たちが想定していた返済額よりも多かったという方が多いのではないでしょうか。

しかし、11.9万円の返済額はあくまで借入限度額まで借入をしたときの話です。

自分たちの月の支出を考え、支払いが難しそうであれば予算を下げるか、頭金を貯めて借入額を減らしましょう。

理想的な住宅ローンの借入額をシミュレーション

では、自分たちが無理なく返済できる借入額はいくらなのでしょうか。

理想的な借入額を算出するために、まずは理想的な月々の返済額を計算します。

理想的な返済額を知るために必要になるのが手取り月収です。

一般的に理想的な支払額は、手取り月収の20%と言われています。

手取り月収27万円×20%=5.4万円

上記の計算式から、手取り月収27万円の人の理想的な返済額は5.4万円ということがわかります。

では、毎月5.4万円の支払いをすると、フラット35ではいくらまで借入することができるのでしょうか。

今回も頭金はなしの場合と仮定し、以下の条件でシミュレーションします。

条件

月々の支払額5.4万円
金利2.32%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等

参考サイト⇒毎月の返済額から借入可能金額を計算|フラット35

シミュレーション結果

上記の条件の場合、借入可能金額は1,552万円でした。

借入限度額の半分以下の借入額になってしまいました。資金が足りないという方も多いでしょう。

共働きで世帯年収はもう少しある夫婦や、現在の家賃が5.4万円以上の方はもう少し返済額を上げても無理なく生活していける可能性が高いです。

無理のない返済額と必要な借入額のバランスを見て、自分にとって理想的な借入額を考えてみてみましょう。

住宅ローン控除はいくら戻ってくる?

住宅ローンを組むと、住宅ローン控除という制度が適用されます。

住宅ローン控除を簡単に説明すると、入居した翌年から10年間、一定の基準のもとで所得税や住民税の控除が受けられるという制度です。

一定の基準とは以下の3つのことです。3つの中で1番低い金額がその年の控除額として適用されます。

  1. 40万円
  2. 年末残高等×1%
  3. 所得税+住民税(住民税の最大控除額13.65万円)

理想的な金額で借入をした場合、いくらの控除が受けられるのかシミュレーションしていきましょう。

条件

借入額1,552万円
金利2.32%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等
入居月2021年1月
扶養家族(配偶者、16歳未満の子は除く)0人

参考サイト⇒住宅ローンの控除(減税)シミュレーション|イー・ローン

シミュレーション結果

シミュレーションでは、10年間で約138万円控除を受けられるという結果になりました。

1年ごとの控除額も確認します。

1年目152,200円
2年目149,300円
3年目146,200円
4年目143,100円
5年目139,900円
6年目136,600円
7年目133,300円
8年目129,900円
9年目126,400円
10年目122,800円
合計1,379,799円

毎年10万円以上の控除を受けることができます。

住宅ローン控除は給付ではなく税金の控除のため、実感としてお得さがわかりにくいです。

しかし、確実にお得な制度ですので忘れずに申請を行いましょう。

また、お得になった金を無駄にしないような工夫をすることをおすすめします。

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手取り月収27万(額面33.75万円)で組める住宅ローンはいくら?(頭金1割ありの場合)

次に頭金があるケースについて考えます。

頭金がない場合との違いは次の2点です。

  1. 頭金を入れるため、建築総予算が上がる
  2. 頭金を入れると金利が0.26%下がる

フラット35の場合、②に記載したように建築総予算の1割を頭金で支払うと金利の優遇を受けることができます。

他の金融機関にはない場合も多いルールですので、希望する金融機関へ事前に確認しましょう。

条件

手取り27万円
概算年収405万円
金利2.06%
返済期間35年
返済方法元利均等

借りられる住宅ローンの金額

頭金を1割入れた場合、最大の借入可能金額は3,532万円でした。

さらに、建築資金の1割を頭金として支払うため、建築総予算は以下の通りです。

借入額3,532万円+頭金398万円=建築総予算3,930万円

頭金まで含めて考えると、頭金なしのケースと比べて500万円以上も予算が上がりました。

マイホームの検討の幅も広がりそうですね。

毎月の返済額を計算してシミュレーション

では、3,532万円借入をしたときの月々の返済額を確認していきます。

条件

借入額3,532万円
金利2.06%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等

シミュレーション結果

3,532万円借入したときの、毎月の支払額は11.9万円でした。

頭金なしの借入限度額の返済と、まったく同じ金額です。なぜ借入額が違うのに、返済額が同じになるのでしょうか。

フラット35は、審査基準となる返済負担率を年収によって定めているからです。

返済負担率とは、年収に占める住宅ローンの割合のことで、フラット35は以下の通りに設定しています。

年収400万円未満400万円以上
返済負担率30%35%

参考サイト⇒【フラット35】ご利用条件|フラット35

手取り月収27万円の方の場合、概算年収は405万円です。

上記の表を確認すると、年収405万円の方は返済負担率35%まで借入をすることができます。

今回の場合、頭金なしより頭金ありのときの方が借入額が173万円上がりました。

しかし金利は0.26%下がっています。

金利が下がって同じ借入額を借りると返済負担率が下がってしまいます。

そこで、返済負担率を35%に戻すために借入額を増やしたのです。

結果、頭金を支払った方が同じ返済額で多くの金額を借入することができました。

しかし、たくさん借りられると言っても、11.9万円の支払いが難しい方や頭金を1割分も支払えない方は、予算を下げた方がいいでしょう。

組める金額で住宅ローンを組むのではなく、無理なく支払える金額を借入してください。

理想的な住宅ローンの借入額をシミュレーション(返済比率が手取りの20%)

頭金を1割入れたときの、理想的な住宅ローンの借入額についても考えます。

頭金なしの場合と同じで、住宅ローンの返済の比率は手取りの20%のため、理想的な月々の返済額は5.4万円です。

金利は頭金1割以上ありの場合に適用される2.06%を適用しています。

条件

月々の支払額5.4万円
金利2.06%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等

シミュレーション結果

理想的な借入額は1,615万円という結果となりました。さらに頭金を足した額が建築総予算です。

借入金額1,615万円+頭金185万円=建築総予算1,800万円

検討している住宅が上記の予算におさまる方は、住宅ローンを組んでも余裕を持って返済をしていけるでしょう。

しかし、1,800万円に資金が収まらない方も多いはずです。

頭金を1割以上支払ったり、手取りの25%を返済額とするなどの検討をしてみてください。

住宅ローン控除はいくら戻ってくる?

頭金を1割支払った理想的な借入額の場合の、住宅ローン控除額も考えていきましょう。

条件は、頭金なしの場合から借入金額と金利のみ変更してあります。

条件

借入額1,615万円
金利2.06%
返済期間35年(420回)
返済方法元利均等
入居月2021年1月
扶養家族(配偶者、16歳未満の子は除く)0人

シミュレーション結果

シミュレーションの結果、10年間で約142.9万円の控除を受けることができることがわかりました。

1年ごとの控除額も確認してみましょう。

1年目158,300円
2年目155,000円
3年目151,700円
4年目148,300円
5年目144,900円
6年目141,300円
7年目137,700円
8年目134,100円
9年目130,300円
10年目126,500円
合計1,428,100円

頭金なしの場合と比べて、控除額が約5万円増えました。

多く借入をした方が住宅ローン控除をたくさん受けられるということがわかります。

お得に住宅ローンを借りて無理のない返済をしていきましょう。

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年収405万(額面)の人が住宅ローンを組む際に考えるべき2つのポイント

額面年収が405万円の人が、住宅ローンを組む際に考えるべきポイントを2つお伝えします。

①限度額を鵜呑みにして借入をしない

年収が400万円を少し超えた方は、限度額を鵜呑みにしない方がいいでしょう。

なぜなら、フラット35の場合、年収400万円を境目に返済負担率が5%も上がるからです。

例えば、年収395万円の方と、年収405万円の方借入限度額と月々の返済額を計算してみましょう。

フラット35の返済負担率借入限度額(金利2.32%の場合)月々の返済額(金利2.32%の場合)
年収395万円30%2,838万円9.9万円
年収405万円35%3,395万円11.9万円

年収がたった10万円違うだけで、借入限度額は557万円も増え、月々の返済額は2万円も増えています。

年収が10万円上がったとしても、月々の手取り給与は数千円しか上がりません。

すると、上記のシミュレーション結果はあまり参考にならないことがわかります。

年収が400万円を超えると借入できる金額が一気に増えますが、返済の負担も大きくなります。

限度額近くまで借入しようと考えている方は、本当に返済していける金額なのかもう1度冷静に判断しましょう。

②今後の収入を見越して借入額を決める

先ほどもお伝えした通り、年収が400万円を超えると返済負担率が35%に上昇します。

借入できる金額幅が増えるだけに、手取りの何%を住宅ローンに充てるべきなのか迷う方も多いはずです。

そのようなときは、借入する人の現在の年収だけでなく、以下のような点も考慮してみるといいでしょう。

今後の年収のあがり幅はどのくらいか

今後確実に昇給していくことが分かっている場合は、手取りの20%ではなく25%にするなど、少し返済額を上げてもいいでしょう。

住宅ローンを借り始めた最初の10年間は、住宅ローン控除も受けることができるため返済しやすいです。

10年の間に確実に昇給することができれば、その後の返済も無理なく行うことができます。

パートナーの給料や今後の働き方

現在パートナーが働いている方は、世帯の手取りの月収の20%と考えて借入額を考えてもいいでしょう。

パートで月8万円くらい稼いでいれば世帯年収は100万円近く上がります。

年収405万円のときの理想の返済額は5.4万円で、借入額は頭金なしの場合で1,552万円でした。

しかし、世帯年収の500万円で考えると、理想の返済額は6.6万円で、頭金なしの場合の借入額は1,896万円です。

理想的な返済でも借入額は300万円以上上がります。

しかし、現在働いていても今後退職する可能性が高いのであれば、世帯年収としては考えないようにしてください。

夫婦の働き方によって借入すべき金額は変わります。

今後のライフプランについて慎重に検討しましょう。

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まとめ

手取りの月収が27万円の人は概算年収が405万円でした。

フラット35の場合、年収400万円前後だと審査に大きな影響が出るため、借入額の決定も慎重に行う必要があります。

シミュレーションでもわかったように、借入限度額と理想的な借入額は倍以上違います。

たくさん借入をできるからと言って、オーバーローンを組むことはおすすめしません。

必ず無理のない返済なのかを判断して、借入額を決めるようにしましょう。

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