ビーバーハウスの評判と口コミを調査|価格・性能・保証で確認できたこと

ビーバーハウスの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

ビーバーハウスは、大阪市平野区に本社を置いて分譲住宅と注文住宅を手がけている会社です。注文住宅は「REST」という名前で、対応できる地域は大阪府と奈良県の一部に絞られています。公開されていた投稿には、決断を急がされたと感じた話、オプションを足したら予算を超えたという話、引き渡し後の不具合と連絡の遅さを書いたものがありました。地元で長く家を売ってきた会社ではあるけれど、進め方はどうなのか。気になるのはそこだと思います。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートを土台にした住宅情報サイトです。あわせて、住宅会社ごとに公開されている投稿を読み込む独自の口コミ調査も続けています。今回は集まった投稿を1件ずつ話題別に分けたうえで、価格と性能、保証と点検、許認可と契約の相手については、公式サイトと国や自治体が公開している資料に当たって確かめました。

大阪府の15市と奈良県の4市町という対応エリアで土地から探したい方には、話を聞いてみる価値のある会社です。設立は1969年で、法人番号と登記上の本店、建設業の許可番号は公的な資料でも確認できました。注文住宅RESTの性能表には、耐震性が最高等級3に対応、省エネルギー性が等級5に対応と書かれています。いっぽう坪単価とREST標準のUA値、C値は、公開されている資料では確認できませんでした。契約書に載る会社の名前と、点検がどこまで無料なのかは書面で確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミ60件の内訳と、話題別の件数
  • いちばん多かった営業・打ち合わせ20件で、評価が分かれた場面
  • 公式の物件ページで確認できた金額は、分譲地の土地の価格だったこと
  • 耐震等級3と省エネ等級5の「対応」が、等級の取得とは別だということ
  • 無料の定期点検の表が2つあることと、最長30年まで延ばす条件
  • 契約書に載る会社名と法人番号を案件ごとに確かめる必要
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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月14日)

  1. ビーバーハウスの口コミ60件は、営業と打ち合わせの話題がいちばん多い
  2. 気になる評価が集まったのは、営業と打ち合わせの進め方
    1. 決断を急がされたと感じた投稿
    2. 土地と区画の説明をめぐる不満
    3. 良い評価がついた場面
  3. 間取りと内装への声は、満足と住んでからの気づきが混ざっている
  4. 施工と引き渡し後の手直しについて書かれていたこと
  5. 点検と保証は、公式の表が2つあることに注意
    1. 連絡の速さで評価が分かれた
    2. 公式に書かれている保証と点検
  6. 価格の手がかりは少なく、公式の物件ページで確認できた金額は土地の販売価格
    1. 公式に金額が出ている範囲
    2. 見積もりが膨らんだという投稿
    3. 坪単価がなくても比べる方法
  7. 公式に確認できた構造と断熱、そして「対応」という書き方
    1. 主サイトと注文住宅RESTで仕様の書き方が違う
    2. 「対応」と等級の取得は別の話
    3. 数値が出ているのは特定の商品と建物
  8. 契約の相手になる会社と、公的に確認できたこと
  9. ビーバーハウスが合いそうな人と、時間をかけたほうがよい人
  10. 契約前に書面でそろえておきたいこと
  11. ビーバーハウスについてよくある質問
    1. ビーバーハウスの坪単価はいくらですか
    2. 注文住宅を建てられる地域はどこまでですか
    3. 耐震等級3の家になりますか
    4. 保証は何年ですか。最長30年まで延ばせますか
    5. 口コミは今のビーバーハウスの評価として読めますか
  12. まとめ

ビーバーハウスの口コミ60件は、営業と打ち合わせの話題がいちばん多い

調査した60件を8つの話題に分けると、いちばん多いのは営業・打ち合わせの20件でした。次が価格・費用の12件、アフターサービスの9件、設計・間取りの8件です。残りは施工・仕上がり6件、デザイン・商品4件、住宅性能・住み心地1件で、どれにも当てはまらない投稿は0件でした。

公開投稿60件の内訳。媒体別は口コミサイト7件、掲示板Q&A53件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い13件、気になる32件、中立15件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

60件は人数ではなく、投稿1件ごとのURLを数えた件数です。同じ方が何度も書き込んでいる場合も、それぞれ1件として数えています。無作為に選んだものでも、公開されている投稿を全部集めたものでもありませんし、施主本人へのアンケートでもありません。ここから割合や多数派は言えないので、件数は話題の広がりを見る目印として読んでください。

媒体は種類までにとどめ、個々のサイト名や投稿者名は書きません。内訳は掲示板やQ&Aサイトが53件、口コミサイトが7件で、SNSと個人ブログ、動画のコメントには、本文と個別のURLを確認できる投稿がありませんでした。書き込みの出どころは限られています。60件のうち30件は1本の掲示板スレッドからで、別の1本からも18件ありました。施主本人かどうかを確かめられない書き込みも含まれます。

時期にも偏りがあります。60件のうち55件は2021年以前の投稿で、2022年以降は4件、年を特定できなかったものが1件でした。担当者も商品も入れ替わるだけの年数が経っているので、これをそのまま今のビーバーハウスの評価として読むことはできません。当時どんな点でつまずいた人がいたのかという手がかりとして扱うのが実情に合います。

公開投稿60件の話題別件数。住宅性能・住み心地1件、設計・間取り8件、デザイン・商品4件、営業・打ち合わせ20件、施工・仕上がり6件、価格・費用12件、アフターサービス9件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

受け止め方は、良い13件、気になる32件、中立15件です。話題ごとの分かれ方は次のとおりです。

話題 件数 良い 気になる 中立
営業・打ち合わせ 20件 6件 12件 2件
価格・費用 12件 0件 8件 4件
アフターサービス 9件 1件 5件 3件
設計・間取り 8件 2件 1件 5件
施工・仕上がり 6件 1件 5件 0件
デザイン・商品 4件 2件 1件 1件
住宅性能・住み心地 1件 1件 0件 0件

書いた方の立場は、入居ずみの施主が31件、検討や打ち合わせの段階が18件、見学に行った方が11件です。住んでからの話と見学しただけの印象は、同じ重さでは読めません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価が集まったのは、営業と打ち合わせの進め方

営業・打ち合わせの20件は、良い評価が6件、気になる評価が12件、中立が2件でした。気になる側に多いのは、決めるまでの時間の取り方と土地についての説明です。いっぽう良い評価には、時間をかけさせてくれた、必要ない設備は外してくれたという内容もありました。同じ打ち合わせの話題でも、受け止めは投稿ごとに分かれています。

決断を急がされたと感じた投稿

残っている区画があとわずかだと言われ、その場で決めるよう促されたので購入を見送った、という投稿がありました。特別な分譲だと案内されたのに具体的な価格が出てこず、応対の姿勢にも納得できなかったという記録もあります。残りの区画数を伝えること自体は、土地を扱う場面ではよくある説明です。ただ、それを理由に判断を早めさせる進め方だと、買う側は他社と比べる時間を削られます。

面談の前にこちらのペースを伝えておくと防ぎやすくなります。総額が出そろってから決めたい、他社の見積もりと並べてから返事をしたい。最初にそう言っておけば話の運び方は変わりますし、急かされていると感じたら持ち帰って構いません。

土地と区画の説明をめぐる不満

契約したあとに近くの区画で分譲が進み、日当たりが契約前の説明と変わってしまったという投稿がありました。土地の価格は評価しながら、担当者の提案には物足りなさを感じたという記録もあります。周辺の計画は売主でも読み切れない部分がありますが、確認できる範囲は決まっています。隣接する区画の用途地域と建てられる高さ、売主が同じ会社なら残る区画の販売計画。いずれも契約前に聞けます。

良い評価がついた場面

夜に自宅まで来て契約書類の手続きを手伝ってくれたという投稿がありました。判断に時間をかけられるように進めてくれた、いらない設備は見積もりから外せたという記録や、注文住宅の相談で説明が分かりやすかったという記録もあります。良い評価は6件で、気になる評価の12件より少ない数です。ただ、無作為に選んだ投稿ではないので、この差が満足と不満の割合を示すわけではありません。

間取りと内装への声は、満足と住んでからの気づきが混ざっている

設計・間取りの8件は良い評価2件、気になる評価1件、中立5件、デザイン・商品の4件は良い評価2件、気になる評価1件、中立1件でした。12件のうち、不満を書いたものは2件です。残りは満足を伝えた投稿や、寸法と仕様についてのやり取りを書いた投稿でした。住んでからの反省点まで書き添えたものは1件です。

使い勝手をほめた投稿には、階の構成を工夫して洗濯の動線と屋外の収納を確保できたという内容がありました。全室をドライウォールで仕上げ、玄関まわりの見え方と収納の計画に満足したという記録もあります。

いっぽうで、住んでから気づいた点を挙げた投稿もあります。おおむね満足としながら、換気口の位置とベランダの寸法に反省点を残したものがありました。設計時の説明と実際が食い違い、細かい配置に不満が残ったもの、モデルハウスに使われていた材料に不安を覚えたものもあります。

広さについての投稿もあります。畳の寸法が中京間なので同じ帖数でも広く感じると説明を受けたというもの、一階の天井が高く前の住まいより広く感じるというものです。寸法や明るさは図面では分かりにくいので、完成見学会で収納の幅と高さを実際に測らせてもらいましょう。

施工と引き渡し後の手直しについて書かれていたこと

施工・仕上がりの6件は、良い評価1件、気になる評価5件でした。良い側は、設計の説明がていねいで、工事の途中で見つかった誤りもすぐ直してもらえたという投稿です。気になる側には、設計上の誤りと内覧後の手直しへの対応に納得できなかったという投稿があります。入居後に窓まわりの不具合や雨漏りが重なったという投稿、長く住んだ家で不具合が続いたという投稿も残っていました。

いずれも個別の建物で起きたことなので、この6件から会社全体の施工品質は決められません。とはいえ手直しの進み方は会社の対応そのものです。引き渡し前の検査で何を見るのか、指摘した箇所をいつまでに直すのか。この2点は着工前に書面で確かめておけます。

公式サイトには、着工の前に地耐力検査を行い、必要に応じて地盤改良工事を行うと書かれています。基礎はベタ基礎で、スチール製の束と基礎パッキンを採用すると掲載されています。

点検と保証は、公式の表が2つあることに注意

連絡の速さで評価が分かれた

アフターサービスの9件は、良い評価1件、気になる評価5件、中立3件でした。良い側は、定期点検の連絡と日程の調整、内外装の確認までていねいだったという投稿です。気になる側には、天井と玄関の鍵の不具合を伝えたあと連絡が遅れたという投稿がありました。購入後に条件が変わり清掃の仕上がりにも納得できなかったという投稿、購入してすぐ雨漏りが起きて電話の対応にも不満が残ったという投稿もあります。

中立の投稿には、点検はていねいだったが設備を追加するときの事前確認が足りなかったというものがあります。台風のあと応急の対応はあったものの、築浅での有償修理に引っかかりを覚えたという投稿もありました。連絡が来るかどうかで印象が変わる話題だと分かります。

公式に書かれている保証と点検

項目 公式サイトの記載
住宅瑕疵担保責任保険 構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分について10年間
引き渡し時の書類 建物保証書と、施工検査の履歴や工事写真を記録した家歴書。家歴書は2008年5月から
家歴書の中身 構造体の内訳、構造計算書、地盤調査報告書などをデータ化
無料の定期点検(主サイト) 引き渡し後の1年、2年、5年、10年
無料の定期点検(注文住宅REST) 引き渡し後の3か月、1年、2年の3回。5年目以降は希望に応じて実施し、一部は有料
保証の延長 初期保証10年の終了時と築20年時に点検を受け、有償のメンテナンス工事を行うことを条件に最長30年まで

無料の定期点検は、主サイトと注文住宅RESTで回数も時期も違う表が並んでいます。どちらが自分の契約に当てはまるのかは、公開されている資料では確認できませんでした。最長30年まで延ばす仕組みも、対象になる商品の範囲と有償工事の費用は確認できませんでした。どこまでが無料でどこから費用がかかるのかは会社側が説明する話ですから、保証書と約款、点検の計画書を契約前に見せてほしいと伝えて構いません。

価格の手がかりは少なく、公式の物件ページで確認できた金額は土地の販売価格

公式に金額が出ている範囲

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。坪単価も建物本体の価格も総額の目安も、公開されている資料では確認できませんでした。公式の物件ページで金額を確かめられたのは分譲地の土地の価格で、藤井寺市の分譲地「オアシス藤井寺小山Part2」は1,370万円から1,900万円と示されています。これは土地の値段であって、建物の価格でも総額でもありません。

この分譲地は建築条件付きで、土地の売買契約から10か月以内に株式会社ビーバーハウスと建物の請負契約を結ぶことが販売の条件だと書かれています。建物の話し合いにどれくらい時間を使えるのかは、土地の契約より前に確かめておきたいところです。

見積もりが膨らんだという投稿

価格・費用の12件は、気になる評価が8件、中立が4件で、良い評価は0件でした。値引きの代わりに条件を出され、商談の中身が妥当なのか判断しかねたという投稿がありました。オプションの見積もりが高く、施主が用意した設備を持ち込めないと説明されて納得できなかったという投稿もあります。

中立の側では、オプションと諸費用を足すと当初の予算を超えたという投稿がありました。ほかに、立地は良いので値引きの幅を知りたいと尋ねた投稿や、他社と比べるとやや高いが売れ残ったモデルなら値引きの余地がありそうだという投稿もあります。気になる評価の側には、他社より高いという受け止めと、追加の仕様で費用が増えたという話の両方があります。標準に含まれる範囲と、追加する設備の単価を早い段階で確かめておくと、総額の見通しが立てやすくなります。

坪単価がなくても比べる方法

坪単価は、延床面積の取り方や工事の範囲によって動きます。比べる基準としては当てにしにくいので、公表していないこと自体を問題だとは言えません。とはいえ検討する側は、何かの数字で他社と並べる必要があります。

本体の工事費に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。この費目をそろえた総額の見積書があれば、坪単価がなくても他社と並べられます。「一式」とだけ書かれた部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

公式に確認できた構造と断熱、そして「対応」という書き方

公式に確認できた特徴の図。基礎=ベタ基礎、スチール製束、基礎パッキンを採用すると掲載/主サイト掲載の構造=2×4工法/主サイト掲載の断熱材=石膏ボードとグラスウール断熱材の組み合わせ/RESTの工法=B×W工法の要素として2×4・2×6工法、制振ダンパー、吹付断熱、ダクトレス熱交換換気、タイガーハイクリンボード/RESTの断熱材=現場発泡の硬質ウレタンフォーム「アクアフォーム」を掲載/RESTの長期優良住宅仕様=長期優良住宅相当の仕様を標準と掲載。間取り等で異なる場合があり、全棟の認定取得を意味しない/RESTの耐震性能=REST標準欄は耐震等級3に対応。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

主サイトと注文住宅RESTで仕様の書き方が違う

公式サイトは分譲住宅を中心に扱うものと注文住宅RESTのものに分かれ、載っている仕様も別々です。主サイトの技術ページには2×4工法と書かれ、断熱は石膏ボードとグラスウールを組み合わせる方法です。RESTのページはB×W工法という呼び方で、2×4工法と2×6工法、制振ダンパー、吹付断熱のアクアフォーム、ダクトレスの熱交換換気システムなどを構成要素に挙げています。

RESTには、長期優良住宅に相当する仕様が標準で、間取りなどによって異なる場合があるとも書かれています。相当する仕様であることと認定を受けることは別です。どの仕様が標準でどれがオプションなのかは、公開されている資料では確認できませんでした。

「対応」と等級の取得は別の話

性能表の書き方には注意が必要です。RESTの標準欄は、耐震性が「最高等級3に対応」、省エネルギー性が「等級5に対応」となっています。対応とは仕様の上でそこまで届くという意味で、建てる家が等級を取得するかどうかとは別の話です。全商品と全棟が耐震等級3を取得するという記載と、一次エネルギー消費量の等級が何を指すのかは、公開されている資料では確認できませんでした。

構造計算は、RESTの家歴書に構造計算書を含めてデータ化すると書かれています。ただし計算の方式と全棟で行っているのかどうかは、確認できませんでした。

数値が出ているのは特定の商品と建物

高気密住宅「スキナイ」はC値1cm²/m²以下を基準とし、全棟で気密測定をしてから引き渡すと書かれています。断熱では、豊中市のモデルハウスでUA値0.46、断熱等級6を達成したと公式のブログに掲載されています。どちらも特定の商品と建物の数値で、ブランド全体の標準値ではありません。REST標準のUA値とC値は、公開されている資料では確認できませんでした。

自社が公表しているZEHの普及実績は、2025年度の目標100%に対して2%でした。ZEH仕様に対応できることと、実際にZEHとして建った数は別だと分かります。分譲地「ソルミエール八尾」7号地でBELSの五つ星を取得したという掲載もあります。ただし評価書の番号と年月日、ZEHビルダーの登録番号と区分は、公開されている資料では確認できませんでした。ZEHを希望するなら、自分のプランで認定まで進めるのかを最初に聞いてください。

契約の相手になる会社と、公的に確認できたこと

国税庁の法人番号公表サイトによると、株式会社ビーバーハウスの法人番号は3120001021427、登記上の本店は大阪市平野区喜連西4丁目7番28号です。閲覧した時点で、登記記録の閉鎖を示す記載はありませんでした。大阪府が公表している建設業者の名簿にも、同じ商号と所在地、同じ許可番号が載っています。

項目 内容
商号 株式会社ビーバーハウス
本社 〒547-0026 大阪市平野区喜連西4丁目7番28号
設立 昭和44年2月19日。1969年にミヤウチ住宅株式会社として設立
代表者 代表取締役 川野 秀樹
事業内容 住宅分譲事業、注文住宅事業、仲介事業、賃貸事業、介護事業
宅地建物取引業 大阪府知事(16)第6611号
建設業許可 大阪府知事 許可(特-4)第88539号
一級建築士事務所 大阪府知事登録(ホ)第21552号
賃貸住宅管理業 国土交通大臣(01)第010467号
注文住宅の対応エリア 大阪府の豊中市、大阪市、東大阪市、八尾市、柏原市、堺市、松原市、藤井寺市、羽曳野市、吹田市、高槻市、茨木市、箕面市、池田市、枚方市と、奈良県の香芝市、葛城市、王寺町、上牧町

表に並べた番号のうち、公の名簿と照らし合わせられたのは建設業の許可番号です。宅地建物取引業の免許は業界団体が公開している会員名簿で確認したもの、一級建築士事務所と賃貸住宅管理業の登録は公式の会社概要に載っている記載です。契約の前なら、免許証と登録の通知を見せてもらって番号と期限を突き合わせられます。

気をつけたいのは、契約の相手が案件ごとに変わり得ることです。注文住宅RESTは公式の会社概要で株式会社ビーバーハウスの注文住宅事業部と書かれ、掲載中の建築条件付き宅地でも請負契約の相手は同じ会社でした。ただ、全商品と全エリアで契約主体が変わらないという記載は、公開されている資料では確認できませんでした。同じ「ビーバー」を名前に含む会社は各地にあり、グループ内にも別の法人があります。契約書に書かれた商号と法人番号は、案件ごとに照らし合わせておきましょう。

公式の会社概要に載る資本金と売上高、従業員数は、グループ合計の表記です。株式会社ビーバーハウス単体の数字は、公開されている資料では確認できませんでした。公式サイトには、八尾市の住宅販売総合部門で2006年から2015年まで10年連続、2023年度も第一位という掲載があります。これは住宅産業研究所による民間の調査で、公的な表彰ではありません。

ビーバーハウスが合いそうな人と、時間をかけたほうがよい人

合いそうなのは、大阪府の15市と奈良県の4市町という対応エリアで、土地から探したい方です。分譲と注文住宅、仲介、賃貸を同じ会社が扱っているので、土地探しから建物の相談まで窓口をひとつにまとめられます。

時間をかけたほうがよいのは、性能の数値を先に並べて比べたい方です。坪単価もREST標準のUA値やC値も、公開されている資料では確認できません。他社と同じ条件で並べるには、自分のプランの計算書と総額の見積書を出してもらう手間がかかります。打ち合わせのペースを自分で決めたい方も、返事の期限を最初に伝えておくと進めやすくなります。

契約前に書面でそろえておきたいこと

確認できなかった項目は、そのまま質問の一覧になります。口頭ではなく書面でもらっておくと、他社と並べたときにそのまま比べられます。

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額の見積書。付帯工事から外構、諸費用、火災保険、土地代まで含めた形にしてもらい、「一式」の部分は内訳を出してもらう
  • 自分のプランのUA値とC値。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様、気密測定を行うかどうか
  • 耐震等級と省エネルギー性の等級を「対応」ではなく取得するのかどうか。取得するなら評価書が発行されるのかどうか
  • 保証書と保証約款。対象になる部位と免責の範囲、最長30年まで延ばす場合の点検時期と有償工事の費用
  • 自分の契約に適用される点検の表と、契約書に記載される会社名と法人番号

どれも会社側が答えを持っている項目です。

ビーバーハウスについてよくある質問

ビーバーハウスの坪単価はいくらですか

A. 公開されている資料では確認できませんでした。坪単価も建物本体の価格も総額の目安も、調べた範囲の公式サイトと公的な資料には見当たりませんでした。公式の物件ページで金額を確かめられたのは分譲地の土地の価格で、藤井寺市の分譲地「オアシス藤井寺小山Part2」は1,370万円から1,900万円です。これは土地の値段であって建物の価格ではありません。付帯工事や外構、諸費用、土地代まで含めた総額の見積書をもらい、他社と同じ費目で比べてください。

注文住宅を建てられる地域はどこまでですか

A. 注文住宅RESTの対応可能エリアとして、大阪府の15市と奈良県の4市町が公式サイトに載っています。大阪府は大阪市、堺市、東大阪市、八尾市、藤井寺市など、奈良県は香芝市、葛城市、王寺町、上牧町です。分譲や建替えを含めたブランド全体の施工エリアは、公開されている資料では確認できませんでした。分譲物件を探せる地域と注文住宅を建てられる地域は同じとは限らないので、希望地が入るかを最初に確かめてください。

耐震等級3の家になりますか

A. 注文住宅RESTの性能表には、耐震性が「最高等級3に対応」と書かれています。対応というのは仕様の上でそこまで届くという意味で、建てる家が等級を取得するかどうかとは別の話です。全商品と全棟が耐震等級3を取得するという記載は、公開されている資料では確認できませんでした。等級の取得が必要なら、設計住宅性能評価を受けるのか、評価書が発行されるのかを契約前に確かめてください。

保証は何年ですか。最長30年まで延ばせますか

A. 住宅瑕疵担保責任保険の対象は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について10年間だと公式に書かれています。注文住宅RESTでは、初期保証10年の終了時と築20年時に点検を受け、有償のメンテナンス工事を行うことを条件に最長30年まで延ばせるとしています。対象になる商品の範囲と有償工事の費用は、公開されている資料では確認できませんでした。保証書と約款を契約前に見せてもらってください。

口コミは今のビーバーハウスの評価として読めますか

A. そのまま読むのは難しいところです。調査した60件のうち55件が2021年以前の投稿で、2022年以降は4件、年を特定できなかったものが1件でした。しかも30件は1本の掲示板スレッドへの書き込みで、同じ方が何度も書いている場合もそれぞれ1件として数えています。無作為に選んだ投稿ではなく施主本人へのアンケートでもないので、割合や多数派を示すものとしては使えません。気になった点は打ち合わせの場で確かめてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 株式会社ビーバーハウスは大阪市平野区に本社を置く1969年設立の会社で、法人番号と登記上の本店、建設業の許可番号を公的な資料でも確認できた
  • 注文住宅RESTの性能表には、耐震性が最高等級3に対応、省エネルギー性が等級5に対応と書かれている
  • 公式の物件ページで金額を確かめられたのは分譲地の土地価格で、藤井寺市の分譲地「オアシス藤井寺小山Part2」は1,370万円から1,900万円。建築条件付きで、土地の契約から10か月以内に建物の請負契約を結ぶ条件がつく
  • 無料の定期点検は、主サイトが1年、2年、5年、10年、注文住宅RESTが3か月、1年、2年と2つの表が並んでいる
  • 調査した口コミ60件のうち気になる評価は32件で、話題では営業・打ち合わせの20件がいちばん多い。ただし55件は2021年以前の投稿、30件は1本の掲示板スレッドからで、今の評価として読むには偏りが大きい

公開されている資料から確かめられなかった項目もあります。坪単価と建物本体の価格、総額に含まれる費目の範囲。REST標準のUA値とC値、全棟共通の断熱等性能等級と一次エネルギー消費量の等級。構造計算の方式。最長30年まで延ばす保証の対象と有償工事の費用。自分の契約に適用される点検の表。そして全商品と全エリアで契約の相手が同じかどうかです。

並べた項目は、書面でもらえば比べられます。総額の見積書、自分のプランのUA値の計算書、等級を取得するかどうかの回答、保証書と約款、契約書に載る会社名と法人番号。この5つで、同じ条件の比較ができます。

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