匠建コーポレーションの評判と口コミを調査|床暖房・価格・保証で確認できたこと

匠建コーポレーションの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

匠建コーポレーションは、札幌市東区に本社を置き、全室床暖房を標準にした「匠の家」を建てている会社です。公開されていた投稿には、給排水まわりの不具合で床が傷んだという話、点検の約束や折り返しの連絡がなかったという話、床暖房の温度にむらを感じたという話がありました。冬の暖かさは魅力だけれど、建てたあとの対応はどうなのか。気になるのは、そこです。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとに、住宅会社ごとの情報をまとめています。あわせて、公開されている投稿を1件ずつ読んで話題別に分ける独自の口コミ調査も行っています。価格と断熱の数値、保証の条件、許認可と契約の相手については、公式サイトと国や自治体の公開資料に当たって確かめました。

札幌とその周辺で、冬の暖かさを軸に注文住宅を考えている方には、話を聞いてみる価値のある会社です。全室床暖房を標準に据え、断熱の基準値もシリーズごとに公表しています。一級建築士事務所の登録は、北海道の公開資料でも確認できました。いっぽうで坪単価と定期点検の時期は確認できず、引き渡しあとの補修をめぐって気になる投稿もあります。補修の窓口は契約前に確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミ63件の媒体別と話題別の内訳
  • 良い評価が集まった全室床暖房と、温度のむらを挙げた投稿
  • 施工の不具合と、引き渡しあとの対応について書かれていたこと
  • 公式に出ている価格は、坪数を決めたプランの建物価格だけだということ
  • 建物初期保証20年と住宅設備保証10年の対象、そして延長の条件
  • 公開資料では確認できなかった坪単価、耐震等級、定期点検の時期
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月14日)

  1. 匠建コーポレーションの口コミは、住まいの暖かさに関する話題がいちばん多い
  2. 気になる評価が集まったのは、施工の不具合と引き渡しあとの対応
    1. 水まわりの不具合と、その後の対応を書いた投稿
    2. 点検と連絡の約束をめぐる投稿
  3. 全室床暖房には良い評価が集まり、温度のむらを挙げた投稿もある
    1. 冬の暖かさと光熱費について書かれていたこと
    2. 温度のむらと隙間風を挙げた投稿
    3. 公式に確認できた断熱と暖房の仕様
  4. 設計と間取りは、住んでから気づいた点が具体的に残っていた
  5. 営業と打ち合わせの印象は、担当者によって分かれた
  6. 価格は、坪数を決めたプランの建物価格だけが公開されている
  7. 保証は20年と10年。延長の条件は書面で確かめたい
  8. 契約の相手になる会社と、公的に確認できたこと
  9. ZEHの数字は、実績と目標を分けて読む
  10. 匠建コーポレーションが合いそうな人と、時間をかけたい人
  11. 契約前に書面でそろえておきたいこと
  12. 匠建コーポレーションについてよくある質問
    1. 匠建コーポレーションの坪単価はいくらですか
    2. 全室床暖房の光熱費はどのくらいかかりますか
    3. 断熱と気密の性能はどのくらいですか
    4. 保証は何年ですか。最長60年まで延ばせますか
    5. この口コミは今の匠建コーポレーションの評価として読めますか
  13. まとめ

匠建コーポレーションの口コミは、住まいの暖かさに関する話題がいちばん多い

調査した63件を8つの話題に分けると、いちばん多いのは住宅性能・住み心地の19件でした。次が施工・仕上がりの10件、設計・間取りと営業・打ち合わせが各9件、アフターサービスが7件。価格・費用は6件、デザイン・商品は3件で、どれにも当てはまらない投稿は0件でした。

公開投稿63件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A33件、SNS0件、個人ブログ28件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い26件、気になる24件、中立13件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

傾向で分けると、良い評価が26件、気になる評価が24件、中立が13件でした。話題ごとでは、暖かさに良い評価が集まり、施工とアフターサービスに気になる評価が集まっています。

公開投稿63件の話題別件数。住宅性能・住み心地19件、設計・間取り9件、デザイン・商品3件、営業・打ち合わせ9件、施工・仕上がり10件、価格・費用6件、アフターサービス7件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。
話題 件数 良い 気になる 中立
住宅性能・住み心地 19件 10件 4件 5件
施工・仕上がり 10件 2件 7件 1件
設計・間取り 9件 3件 4件 2件
営業・打ち合わせ 9件 4件 4件 1件
アフターサービス 7件 2件 4件 1件
価格・費用 6件 3件 0件 3件
デザイン・商品 3件 2件 1件 0件
その他 0件 0件 0件 0件

63件は人数ではなく、投稿URLの件数です。同じ方が何度も書き込んでいる場合も、それぞれ1件として数えました。無作為に選んだ投稿でも、公開されているすべてを集めたものでもありません。施主本人へのアンケートではないので、割合や多数派を示す材料としては使えません。

情報源にはかたよりがあります。いちばん多い31件は1本の掲示板スレッドへの書き込み、次に多い26件は同じ書き手の個人ブログの記録で、この2つで57件を占めます。媒体の内訳は口コミサイト2件、掲示板Q&A33件、個人ブログ28件で、SNSと動画コメントは条件に合う投稿を確認できず0件でした。個々のサイト名や投稿者名は書きません。

時期にも差があります。2021年以前が49件、2022年以降が14件でした。書いた方の立場は、入居ずみの施主が51件、契約や打ち合わせの段階が7件、見学に行った方が5件です。住んでからの感想と、見学しただけの印象は同じ重さでは読めません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価が集まったのは、施工の不具合と引き渡しあとの対応

気になる評価24件のうち、施工・仕上がりが7件、アフターサービスが4件を占めます。施工・仕上がりは全10件のうち7件が気になる評価で、話題のなかではいちばん偏りが大きい部分でした。

水まわりの不具合と、その後の対応を書いた投稿

給排水まわりの不具合で床が傷み、相談したときの対応にも納得できなかったという投稿がありました。床下の排水で床が傷み、水回りの対応が遅れたという投稿もあります。一年点検のあとに壁紙の継ぎ目の剥がれが広がったという相談も残っていました。

同じ話題に良い評価も2件あります。入居して一年たった時点で、標準仕様と大工の仕事、床暖房をまとめて評価した投稿。現場の写真を載せながら、防水シートの使い方とガルバリウム鋼板の継ぎ目を評価した投稿です。個別の不具合と施工全体の水準は、別の話として読む必要があります。

公式サイトは、自社の現場管理に加えて第三者機関の専門検査員が基礎の配筋から完工まで6回検査すると書いています。引き渡し前に、この検査の記録を見せてもらえるかは聞いておきましょう。

点検と連絡の約束をめぐる投稿

アフターサービスで気になる評価が付いたのは4件です。未完了の工事が残ったまま引き渡しになり、あとから想定外の請求が来たという投稿。入居後も施工側の誤りが直らず、連絡も乏しいという投稿。点検の約束や折り返しが果たされず、設備の故障が繰り返されて費用がかかったという投稿もありました。

いっぽうで、冷気について相談したところ数日で改善し、暖かさとガス代の両方に満足したという投稿もあります。一年点検での無償調整に満足したという報告や、傷と収納のずれを担当者と話し合って直してもらったという記録も残っていました。担当者や現場で結果が分かれています。

これらは会社の対応品質を測った数字ではありません。63件は無作為に集めたものではなく、不満のある方ほど書き込みやすい面もあります。ただし、それは一件ずつの不満を軽く見てよい理由にはなりません。点検をいつ行い、不具合の連絡をどこで受けるのかを説明するのは会社側の仕事です。窓口と連絡手段は遠慮なく聞いてください。

全室床暖房には良い評価が集まり、温度のむらを挙げた投稿もある

住宅性能・住み心地の19件は、良いが10件、気になるが4件、中立が5件でした。良い評価が最も多く集まった話題で、その中心は全室床暖房です。公式サイトは、浴室と階段の踏み板を除いて、居室から玄関、廊下、トイレ、洗面室まで床暖房を配置すると説明しています。

冬の暖かさと光熱費について書かれていたこと

入居して二度の冬を越しても寒さを感じず、床暖房にも満足しているという投稿がありました。37坪で都市ガスの床暖房を使い、厳冬期の月がおよそ2.2万円で室内も暖かかったという記録もあります。灯油の床暖房が快適で、冬の使用量と価格に納得したという投稿も残っていました。

価格・費用に分けた投稿にも、光熱費の金額が出てきます。38坪で三度目の冬を迎えた家では、11月がおよそ1.5万円、厳冬期がおよそ2.5万円。約40坪の家では、冬の電気代が月3万円から4.5万円ほどという報告でした。熱源はガスが標準で、灯油とオール電化はオプションです。広さも熱源も建てた年も違うため、そのまま目安には使えません。

温度のむらと隙間風を挙げた投稿

モデルハウスを二棟見学して、一棟のほうで床暖房の温度にむらを感じたという投稿がありました。見学時の温度差と、担当者の説明の姿勢が気になったという投稿もあります。住んでいる方からも、隙間風と温度むらを感じるという声が出ていました。

ただし、この隙間風を書いた方は、価格とのバランスでは納得しているとも書いています。冷気を相談して数日で直った例もあり、体感の差が仕様によるものか調整で直るものかは分かりません。見学のときは、窓ぎわや玄関に近い床を触らせてもらうとよいでしょう。

公式に確認できた断熱と暖房の仕様

公式に確認できた特徴の図。設計方式=自由設計を基本とする/BASICの基準=UA値0.38を基準とし、断熱等性能等級5/PLUSの基準=UA値0.28を基準とし、断熱等性能等級6/個別プランによる変動=5シリーズともUA値はプラン、建物形状、窓の大きさにより異なる/断熱材厚さ=高性能グラスウール16kを壁105mm、床下200mm、吹込用グラスウールを天井400mmと表示/PLUSの付加断熱=PLUSはダブル断熱を標準採用/窓=窓はトリプルガラス、玄関ドアは高断熱仕様と表示。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

断熱の基準値はシリーズごとに公表されています。「匠の家」BASICはUA値0.38を基準とし断熱等性能等級5、PLUSはUA値0.28を基準とし断熱等性能等級6です。ただしUA値はプラン、建物の形、窓の大きさによって変わると公式に明記されています。BASICとPLUS以外の基準値や、全棟がこの数値を満たすという記載は確認できませんでした。

気密は、2024年時点でモデルハウスなど年間10棟を無作為に測定した結果としてC値0.55から0.78が示されています。測定した範囲の幅であって、全棟の保証値ではないと公式に断ってあります。全棟で気密測定を行うという記載は見当たらず、耐震等級の取得を示す表示も確認できていません。

設備には将来の費用もかかります。PLUSの熱交換型24時間換気は機械なのでメンテナンスが要り、床暖房もボイラーとポンプが10年から15年で修理や交換、不凍液が3年から5年で交換という目安が出ています。見積もりでは、自分のプランのUA値の計算書と気密測定の有無を確かめておきましょう。

設計と間取りは、住んでから気づいた点が具体的に残っていた

設計・間取りは9件で、良いが3件、気になるが4件、中立が2件。デザイン・商品は3件で、良いが2件、気になるが1件でした。ここでは情報源のかたよりに注意が必要です。個人ブログ28件のうち26件は同じ書き手の連続した記録で、収納や配線の細かな気づきはその連載に多く含まれていました。一軒の家の話であって、会社全体の傾向ではありません。

気になる側では、吊り押入れの柱の存在を完成間近になって知り、図面の確認が甘かったと振り返る記録がありました。インターホンの位置が使いにくいと施工後に気づき、3万円かけて移設した記録もあります。標準のスイッチが暗いところで見えにくく、全部交換して3万円を追加したという記録も残っていました。

図面の読み合わせで防げる部分はありますが、柱やスイッチの見え方を先に説明するのは会社側の役目でもあります。どちらか一方の責任にはできません。スイッチとコンセントの位置は一か所ずつ図面で確認し、現場で高さも見せてもらってください。

うまくいった工夫も具体的です。靴を履かずに郵便を取れるよう、玄関収納の中に受け口を設けた例。奥行25センチの棚と収納内のコンセントが、見やすさと充電に役立ったという例。浴室のメーカーを選べたうえ、将来のエアコン用の下地とコンセントまで準備できたという記録もありました。

公式サイトは自由設計を基本とし、本体価格を変えずに複数メーカーから選べる標準設備を用意しています。設備や下地は打ち合わせで形になりますが、住んでから気づく寸法や位置の話は図面の段階でしか潰せません。

営業と打ち合わせの印象は、担当者によって分かれた

営業・打ち合わせの9件は、良いが4件、気になるが4件、中立が1件で、評価がきれいに割れました。良い側では、秋から冬の見学で暖かさを体感でき、費用の資料も出てきて押し売りがなかったという投稿があります。契約後の打ち合わせで、長所と短所を率直に説明してくれる担当者だったという投稿もありました。

気になる側では、初回の打ち合わせのあと二か月ほど連絡がなく、契約を見送るつもりだという投稿がありました。遠方からモデルハウスを訪ねたのに十分な案内を受けられなかったという報告や、購入後に説明と食い違う点があり対応も遅れたという投稿もあります。

担当が替わったあとは要望の反映と連絡が良くなったという投稿もありました。誰が担当に付くかで体験が変わっている可能性があります。最初の面談で、主担当は誰か、連絡はどの手段か、担当の変更を申し出られるのかまで聞いておきましょう。

価格は、坪数を決めたプランの建物価格だけが公開されている

価格は、この会社を検討するうえで情報がいちばん限られる部分です。公式サイトに出ているのは、坪数を決めたプランごとの建物価格の開始額で、坪単価の表示は確認できませんでした。金額はいずれも税込です。

プラン 建物の坪数 建物価格(税込)
「匠の家」BASIC 24坪 1,736万円から
「匠の家」PLUS 24坪 1,934万円から
MODEL HOUSE PLAN 28坪 1,725万円から
「匠の家」HIRAYA 12坪 1,067万円から

公式トップページは「匠の家」を5シリーズと表示していますが、名前と金額まで特定できたのはこの4つでした。5つ目の名称と価格、仕様は確認できていません。建物価格に何が含まれ何が別途になるのかという範囲、適用される期間や地域、プランの条件も、価格ページの本文では確認できませんでした。

投稿には、実際に建てた方が書いた金額も残っています。41坪で上物がおよそ2,300万円になり、他社の見積もりより低かったという報告。札幌市内の38坪を自由設計で建てて総額2,665万円だったという記録もありました。どちらも個別の一軒の話で、時期も仕様も土地の条件も違います。

坪単価は、延床面積の取り方や含まれる工事の範囲で変わる数字です。公表していないこと自体を不誠実だとは決めつけられません。とはいえ、比べる側には何かの基準が要ります。

そろえる先は総額です。建物本体に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。見積書に「一式」とある部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。ここまでそろえば、坪単価がなくても他社と並べられます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証は20年と10年。延長の条件は書面で確かめたい

保証の枠組みは公式サイトにまとまっています。建物の初期保証が20年、住宅設備が10年、地盤が20年です。建物と設備の保証は、保証会社と提携した仕組みだと書かれています。

項目 公式サイトの記載
建物初期保証 20年。対象は構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分
10年目の扱い 有料メンテナンスは不要。無料の住宅検査を受けることで初期保証20年
21年目以降 メンテナンス工事の実施により10年ごとに延長でき、最長60年まで
住宅設備保証 10年。対象の故障は出張修理、部品代、作業料が無料で回数制限なし。対象機器は加入内容による
地盤 全棟で第三者機関の地盤調査を実施し、調査や改良に起因する不同沈下などを20年保証
施工中の検査 第三者機関の専門検査員が、基礎の配筋から完工まで6回検査

公開資料では確認できなかった項目もあります。定期点検をいつ何回行うのかは、公式の文章では見当たりませんでした。10年目の無料住宅検査の記載はありますが、そこに至るまでの点検年次は書かれていません。第三者サイトに1年や2年と載っていても、そのまま当てにはできません。

21年目以降の延長についても、必要な工事の中身、費用、判定の基準までは確認できませんでした。最長60年という数字は、無条件で60年間守られるという意味ではありません。設備保証の対象機器も、加入内容によって異なると公式が明記しています。

アフターサービスは、保証期間が終わったあとも専属の担当者が外構や増築、リフォームに対応すると書かれています。受付が24時間365日かどうかは分かりませんでした。契約前に、保証書と約款、点検の予定表、設備保証の対象機器の一覧を出してもらってください。

契約の相手になる会社と、公的に確認できたこと

国税庁の法人番号公表サイトによると、株式会社匠建コーポレーションの法人番号は6430002039120、登記上の本店は北海道札幌市東区北四十五条東5丁目5番16号です。確認した時点で、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。北海道の一級建築士事務所の一覧では、2026年6月30日現在、(石)6340として更新登録が確認できました。許認可の番号は、公式サイトの会社概要に載っています。

項目 内容
商号 株式会社匠建コーポレーション
本社 〒007-0845 札幌市東区北45条東5丁目5番16号
設立 平成16年4月。2004年4月に有限会社として設立し、2015年4月に株式会社へ変更
代表者 代表取締役 中原忠志
事業内容 建築・建設に関する工事、施工、監理、リフォーム、アパート建築
特定建設業 北海道知事許可(特-8)石第19194号
一級建築士事務所 北海道知事許可(石)第6340号
宅地建物取引業 北海道知事許可 石狩(4)第7460号

許可番号で誤解されやすいのが括弧の中の数字です。建設業許可の数字は許可を受けた年度を指すもので、更新した回数ではありません。宅地建物取引業の免許は、括弧の中が免許を受けた回数を表します。会社の評価を示す数字ではありません。

施工できる範囲については、はっきりした形での公表を確認できませんでした。公式トップページには施工例やモデルハウスの地域区分として札幌市、江別市、石狩市、小樽市、北広島市が並びますが、営業や施工の可能エリアとして書かれたものではありません。希望する土地が対応範囲に入るかは、最初の問い合わせで確かめてください。

契約の相手について、公式サイトは完全直営での施工を掲げています。商品や地域によって契約主体が別の法人に変わるという記載や、資本関係のある親会社、子会社は確認できませんでした。なお道内外には似た商号の別法人があるため、この記事では法人番号と所在地、公式ドメインが一致するものだけを対象にしています。契約書に載る商号と法人番号は、署名の前に照らし合わせておきましょう。

ZEHの数字は、実績と目標を分けて読む

公式サイトにはZEHの実績と目標の表が載っています。北海道での新築戸建て住宅と既存改修について、2020年度から2023年度までの実績はいずれの年度も0%でした。集計はZEH、Nearly ZEH、ZEH Orientedの合計です。同じ表に、2025年度の目標として新築戸建て住宅100%、既存改修50%が挙げられています。

目標は達成した実績ではありません。2024年度以降の実績、現行のZEHビルダー登録番号、BELSや長期優良住宅の取得方針、太陽光発電を標準にしているかどうかも確認できませんでした。ZEHにしたい場合は、太陽光と断熱の仕様、申請を行うかどうかを個別に確認してください。

匠建コーポレーションが合いそうな人と、時間をかけたい人

検討する価値がありそうな方

  • 札幌市とその周辺で、冬の暖かさを最優先に注文住宅を考えている
  • 全室床暖房を標準仕様で入れたい
  • 坪数を決めたプランの開始価格から予算を組み立てたい
  • 本体価格を変えずに複数メーカーから設備を選びたい

時間をかけて確かめたい方

  • 坪単価や総額の目安を先に見て、他社と横並びで比べたい
  • 耐震等級の取得を条件にしたい。取得している等級は確認できなかった
  • 引き渡しあとの補修や連絡の速さを重視する
  • 公式に地域区分として挙がっていない場所に土地がある

契約前に書面でそろえておきたいこと

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額の見積書。本体工事、付帯工事、屋外給排水、地盤改良、外構、諸費用、土地代まで含め、「一式」の内訳も出してもらう
  • 自分のプランのUA値の計算書と、気密測定を行うかどうかの回答
  • 耐震等級を取得するかどうかの回答と、構造計算の方法
  • 保証書と約款。20年保証の対象部位と免責、21年目以降の延長に必要な工事と費用
  • 定期点検の予定表と、住宅設備保証の対象機器の一覧
  • 契約書に載る商号と法人番号

どれも、書面で受け取っておきたいものです。口頭の説明だけで進めると、食い違いが起きたときに確かめる手立てがありません。

匠建コーポレーションについてよくある質問

匠建コーポレーションの坪単価はいくらですか

A. 公開されている資料では確認できませんでした。公式サイトに出ているのは、坪数を決めたプランの建物価格の開始額です。「匠の家」BASICが24坪で1,736万円から、PLUSが24坪で1,934万円からです。MODEL HOUSE PLANは28坪で1,725万円から、HIRAYAは12坪で1,067万円からで、いずれも税込で示されています。この金額に何が含まれるのかは書かれていません。付帯工事や外構、諸費用、土地代まで含めた総額の見積書をもらい、他社と同じ費目で比べてください。

全室床暖房の光熱費はどのくらいかかりますか

A. 公式サイトに金額の目安は見当たりませんでした。投稿には、37坪で都市ガスの床暖房を使い厳冬期の月がおよそ2.2万円だったという記録、38坪で11月がおよそ1.5万円、厳冬期がおよそ2.5万円だったという記録があります。約40坪の家で冬の電気代が月3万円から4.5万円ほどという報告もありました。熱源はガスが標準で、灯油とオール電化はオプションです。広さも熱源も建てた年も違うので、見積もりの段階で熱源ごとの試算を出してもらってください。

断熱と気密の性能はどのくらいですか

A. シリーズごとに基準値が公表されています。「匠の家」BASICはUA値0.38を基準として断熱等性能等級5、PLUSはUA値0.28を基準として断熱等性能等級6です。ただしUA値はプランや建物の形、窓の大きさで変わるとも明記されています。気密は、2024年時点でモデルハウスなど年間10棟を無作為に測定した結果がC値0.55から0.78で、全棟の保証値ではありません。自分のプランのUA値の計算書と、気密測定の有無を確かめてください。

保証は何年ですか。最長60年まで延ばせますか

A. 建物の初期保証が20年、住宅設備の保証が10年です。建物保証の対象は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分と書かれています。10年目は有料のメンテナンス工事が不要で、無料の住宅検査を受けることで初期保証20年になります。21年目からはメンテナンス工事を条件に10年ごと延長でき、最長60年までとされています。ただし延長に必要な工事の中身と費用は確認できませんでした。保証書と約款を契約前に見せてもらってください。

この口コミは今の匠建コーポレーションの評価として読めますか

A. そのまま今の評価として読むのは難しいところです。調査した63件のうち49件が2021年以前の投稿で、2022年以降は14件でした。しかも31件は1本の掲示板スレッドへの書き込み、26件は同じ書き手の個人ブログの記録です。同じ方が何度も書いている場合もそれぞれ1件として数えているので、件数は人数ではありません。無作為に選んだわけでも全件を集めたわけでもなく、施主本人へのアンケートでもありません。気になった点は打ち合わせの場で確かめてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 口コミ63件でいちばん多い話題は住宅性能・住み心地の19件。良い評価が10件と最も多かった
  • 気になる評価24件のうち施工・仕上がりが7件、アフターサービスが4件。水まわりの不具合と、点検や連絡をめぐる投稿
  • 断熱の基準値は公表済み。BASICがUA値0.38で等級5、PLUSがUA値0.28で等級6
  • 公式に出ている価格は、24坪1,736万円からなど坪数を決めたプランの建物価格だけ
  • 建物初期保証20年、住宅設備保証10年、地盤保証20年。21年目以降はメンテナンス工事を条件に最長60年まで。一級建築士事務所の登録は北海道の公開資料でも確認でき、建設業許可の番号は公式の会社概要に記載されている

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と総額の目安、建物価格に含まれる範囲。耐震等級の取得と構造計算の方法。定期点検の時期と回数、延長に必要な工事と費用。施工できる範囲の線引き。どれも「無い」のではなく、公開されている資料では確認できなかったということです。

足りない数字は、契約前に書面で出してもらえるかどうかを確かめてください。総額の見積書、UA値の計算書、耐震等級を取得するかどうかの回答、保証書と点検の予定表、契約書に載る商号と法人番号。この5つがそろえば、同じ条件で他社と並べて選べます。

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