ハウジング・スタッフの評判と口コミを調査|松江の複数ブランド運営で確認できたこと

ハウジング・スタッフの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

ハウジング・スタッフは、島根県松江市に本社を置く住宅会社です。クレバリーホームで7店舗、R+houseで4店舗と、全国ブランドの加盟店を山陰から山陽にかけて運営しています。公開されている投稿には、松江店で建てたときに営業の説明が食い違ったという書き込みや、出雲店の概算見積もりが想定より高かったという話がありました。いっぽうで、棟上げの日の現場がきれいだった、施主検査でほとんど指摘が出なかった、という投稿もあります。見つかる数が少ないぶん、どちらを重く見ればいいのか迷うところです。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人に答えてもらったアンケートを土台に、住宅会社を1社ずつ調べています。アンケートとは別に、インターネットに公開されている投稿を1件ずつ読んで話題ごとに分ける独自の口コミ調査も行いました。価格や性能、保証、許認可や法人の記録は、公式サイトと国や県が公開している資料で確かめています。

山陰で土地を探しながら家づくりを進めたい方には、話を聞いてみる価値のある会社です。建設業許可と宅地建物取引業免許、建築士事務所登録の番号は公式サイトで確認でき、島根県の入札参加資格者名簿にも建築一式の業者として載っていました。ただし、この会社は複数のブランドの加盟店なので、ブランド本部が掲げる仕様や保証がそのまま契約内容になるとは限りません。全ブランドに共通する坪単価や断熱の数値、独自の保証年数は、公開されている資料では確認できませんでした。数字が出ているのは、松江市の平屋の目安やR+houseのページなど、範囲の限られたものだけです。

この記事でわかること

  • 公開の場で確認できた投稿が5件にとどまったことと、その内訳とかたより
  • 気になる評価に書かれていた営業の説明と、問い合わせへの対応
  • 家の請負契約を結ぶ相手と、フランチャイズの本部との違い
  • ブランドによって性能の表記が違うことと、数値が出ている範囲
  • 坪65万〜75万円という目安が何を指す数字なのか
  • 会社が自ら開示している、国の出先機関からの報告要求と、開示されている調査の状況
  • 契約の前に書面でそろえておきたい項目
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

資料を先に集めておくメリット

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月14日)

ハウジング・スタッフの口コミは、公開の場で5件しか確認できなかった

インターネットに公開されている投稿のうち、この会社について書かれたものだと確かめられたのは5件でした。口コミサイトが1件、掲示板やQ&Aサイトが2件、SNSが2件です。個人ブログには、この会社に結びつけられる投稿が見当たりませんでした。動画のコメントは、本文と投稿ごとのURLを取得できなかったため、確認の対象から外しています。

数が少ない理由は、会社の成り立ちと関係があります。クレバリーホームもR+houseも全国に加盟店があるブランドなので、ブランド名で書かれた投稿の多くは各地の別の会社についてのものです。店舗名や所在地、その店舗が営業していた時期まで照らし合わせて、この会社に結びつけられた投稿だけを数えました。対象を確かめられないものや、会社公式の投稿、別の加盟店についてのものなど48件は、数から外しています。

5件は人数ではなく投稿URLの件数です。無作為に選んだものでも、公開されている投稿を全部集めたものでもありません。施主本人へのアンケートでもないので、この5件から評価の割合や多数派を読み取ることはできません。どこで見つけた投稿かは媒体の種類までにとどめ、個別のサイト名や書き手の名前は記事に出していません。

公開投稿5件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A2件、SNS2件、個人ブログ0件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い2件、気になる3件、中立0件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿5件の話題別件数。住宅性能・住み心地0件、設計・間取り0件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ2件、施工・仕上がり2件、価格・費用1件、アフターサービス0件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

話題ごとに分けると、営業・打ち合わせが2件、施工・仕上がりが2件、価格・費用が1件でした。住み心地や間取り、アフターサービスに触れた投稿は今回の条件では確認できず、住んでからの使い勝手は公開の場の投稿から分かりませんでした。

話題 件数 良い 気になる 中立
営業・打ち合わせ 2件 0件 2件 0件
施工・仕上がり 2件 2件 0件 0件
価格・費用 1件 0件 1件 0件
住宅性能・住み心地 0件 0件 0件 0件
設計・間取り 0件 0件 0件 0件
デザイン・商品 0件 0件 0件 0件
アフターサービス 0件 0件 0件 0件
その他 0件 0件 0件 0件

投稿した人の立場もそろっていません。建てた人や住んでいる人の投稿が3件、契約前の打ち合わせや見積もりの段階にいた人が1件、分譲住宅を見学した人が1件です。住んでからの評価と、検討している途中で受けた印象が、同じ5件の中に混ざっています。

SNSの2件は、同じ人の投稿です。棟上げのときと施主検査のときに、ひとつの家づくりの進み方を書き分けています。5件が5人の声ではないことは、読むときに差し引いておいてください。

時期にも開きがあります。2022年以降の投稿が3件、2021年以前が2件で、いちばん古いものは2017年のものでした。当時の担当者や体制が今も同じとは限りませんし、逆に今の進め方が当時と変わっていないとも言い切れません。

投稿が少ないことを、評価が低いことの裏返しとして読まないでください。地方で家を建てた人がインターネットに書き込むとは限りませんし、ブランド名だけで書かれた投稿はどの加盟店のものか分からないまま埋もれます。数の少なさは、会社への評価というより、その投稿がこの会社のものだと確かめられるかどうかの問題です。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価の3件に書かれていたこと

気になる評価に分類したのは3件です。営業の説明、問い合わせへの対応、見積もりの金額と、書かれている内容はそれぞれ違います。

1件目は、松江店で家を建てた人の投稿でした。打ち合わせの途中で営業担当者の説明が食い違うことが続き、引き渡したあとの手入れや修理を任せられるのかというところまで不安になった、という内容です。2017年の投稿なので、当時の担当者が今も同じ店舗にいるかどうかは分かりません。

2件目は、東広島で分譲住宅を見学した人の投稿です。来場したときの特典が届かず、問い合わせへの返事も遅かったという不満が書かれていました。2025年の投稿で、確認できた5件の中ではいちばん新しいものです。

3件目は、出雲店で概算の見積もりを取った人の投稿でした。想定していた金額より高く、その理由の説明にも納得できなかったという内容です。金額そのものは書かれていないので、何がどれだけ高かったのかまでは分かりません。

3件とも、担当者の説明の仕方や連絡の速さに関わる話です。この会社はクレバリーホームで7店舗、R+houseで4店舗を運営していて、3件はそれぞれ別の店舗での出来事です。1件の投稿を会社全体の対応として受け取るより、自分が通う店舗で同じことが起きないかを確かめるほうが役に立ちます。

説明が変わったと感じたときのために、打ち合わせの内容は残る形にしておいてください。仕様や金額の変更を口頭で終わらせず、議事録やメールで受け取っておくと、あとから確かめられます。

良い評価の2件は、工事の進み方と引き渡し前の検査についてだった

良い評価に分類した2件は、どちらも工事の進み方についての投稿でした。この2件は同じ人が時期を変えて投稿したもので、ひとつの現場を追いかけた記録になっています。

棟上げの日の投稿には、現場が整理されていたこと、作業が丁寧だったこと、立ち会った家族への応対が良かったことが書かれていました。そのあとの施主検査の投稿では、指摘するところがほとんど出ず、仕上がりに満足したという内容が続きます。家が形になっていく途中と、引き渡し前の確認の両方が同じ評価でした。

現場の整理や施主検査の結果は、担当した現場監督と職人の仕事ぶりで変わります。1軒でこうだったから全棟がそうなるとは言えません。それでも、棟上げから検査まで評価が続いている点は、その現場については行き届いていたことを示しています。

工事の進み方を自分で確かめたいなら、契約の前に建築中の現場を見せてもらってください。整理の状態や、施主が立ち会える時期を聞いておくと、引き渡しまでどう関わるのかが分かります。

請負契約を結ぶ相手と、ブランドの本部は別の会社

この会社を調べるときに取り違えやすいのが、契約の相手とブランドの本部です。店舗を運営しているのはハウジング・スタッフ株式会社で、法人番号は8280001005871、本店は島根県松江市東津田町453番地2と公表されています。

クレバリーホームもR+houseも、全国に加盟店があるフランチャイズのブランドです。公式の発行者情報には、それぞれのブランドで加盟契約を結んでいる相手の社名が書かれていて、いずれもこの会社とは別の法人です。本部が示す標準仕様が加盟店の契約内容そのものになるとは限らないので、ブランドのサイトで見た内容は店舗で1つずつ確かめてください。

公式の発行者情報では、価格帯や建築方法、コンセプトの違う4つのブランドで新築を手がけていると説明されています。店舗の一覧まで確認できたのは、クレバリーホームの松江、出雲、鳥取、三次、安佐北、東広島、滝野社と、R+houseの米子、松江、鳥取、倉敷北です。このほかにZERO×STYLEというリフォームとリノベーションの窓口があり、中古を買ってからの工事と、今住んでいる家の工事の両方に対応すると書かれています。

土地から探す場合は、契約の順番も確かめてください。公式の土地情報のうち松江市浜乃木の物件には、土地の売買契約から3か月以内にこの会社と建築請負契約を結ぶことが販売の条件だと書かれていました。建築条件付きの土地は、土地を決めた時点で建てる会社も決まり、間取りと総額を詰める時間も限られます。

商品やエリアによって契約の相手がどう変わるのかは、公開されている資料では確認できませんでした。契約書の受注者の欄にどの会社名が入るのかを、署名する前に必ず見てください。

公的な記録で確認できたこと

会社そのものの記録は、公式サイトと国や県の資料でひととおり確認できました。国税庁の法人番号公表サイトでは、商号と本店所在地が公式サイトの記載と一致し、閲覧した時点で登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。

項目 公式サイトと公的資料で確認できた内容
商号 ハウジング・スタッフ株式会社
本店 島根県松江市東津田町453番地2
代表者 代表取締役 平儀野 好美
設立 平成23年1月21日
資本金 3,650万円
法人番号 8280001005871
建設業許可 一般建設業 国土交通大臣許可(般-7)第25584号
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(2)第9150号
建築士事務所登録 登録番号5120
県の認定 島根県「しまねの木」活用工務店 認定番号工04036

公式の発行者情報によると、建設業許可の有効期限は令和12年6月16日、建築士事務所登録の有効期限は令和9年6月20日です。建設業許可の(般-7)にある数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。宅地建物取引業の免許は5年ごとに更新すると法律で決まっていて、(2)はその更新の回数を示しています。

県の資料でも裏づけが取れました。令和8年4月1日現在の島根県建設工事入札参加資格者名簿に、建築一式の業者として商号、代表者、本店所在地が掲載され、総合点は906、等級はBです。営業所として出雲店の記載もありました。この名簿には建設業許可番号の欄がないので、許可番号そのものを名簿と突き合わせることはできませんでした。

営業が続いているかどうかは、資料の日付から確かめられます。公式のIRページには2026年8月14日付で2026年6月期の決算短信が掲載され、県の名簿は2026年4月1日現在のものです。

もうひとつ、会社が自ら開示している内容があります。公式のIRページには、宅地建物取引業法第72条第1項にもとづく報告を国土交通省中国地方整備局から求められたという文書が掲載されています。会社の開示によると、違反の疑いがあるとして2025年5月22日に報告を求められ、2026年1月5日の時点で調査が続いているという状況です。違反が確定したことを示す開示ではありません。その後どうなったのかは公開されている資料では確認できなかったので、気になる場合は今の状況を契約の前に直接たずねてください。

断熱や耐震の数値を確認できたのは、R+houseのページだけだった

同じ会社でも、ブランドによって公開されている情報の細かさが違います。

公式に確認できた特徴の図。クレバリーホーム構造=SPG構造とモノコック構造を組み合わせたプレミアム・ハイブリッド構法/R+house断熱=R+houseについて、高気密・高断熱・換気性能を備えると説明/R+house耐震仕様=R+house松江・鳥取・米子・倉敷北の公式ページは、国の定める最高等級である耐震等級3を標準としていると表記している/R+house構造計算表記=R+house松江・鳥取・米子・倉敷北の公式ページは、許容応力度計算を全棟で行っていると表記している/R+house気密測定=R+house松江・鳥取・米子・倉敷北の公式ページは、全棟で気密測定を実施し、C値0.5(㎠/㎡)以下の高気密住宅と表記している/ZERO×STYLE断熱=高気密・高断熱への性能向上と、省エネ・健康面の提案を掲げる/ZEH新築(2025年度)=新築ZEH普及目標55%、実績27%。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
ブランド 公式に書かれている内容 数値で確認できたこと
クレバリーホーム 傷がつきにくく色あせにくい外壁タイル。SPG構造とモノコック構造を組み合わせたプレミアム・ハイブリッド構法 公開資料では確認できず
R+house 高気密・高断熱・換気性能。耐震等級3を標準と表記。許容応力度計算を全棟で実施と表記 全棟で気密測定を実施しC値0.5以下と表記。倉敷市大内のモデルは延床30.8坪でC値0.18、UA値0.44、耐震等級3、第一種換気システム
ZERO×STYLE 中古住宅と居住中の住宅のリフォーム・リノベーション。高気密高断熱への性能向上 公開資料では確認できず

R+houseの公式ページには、全棟で気密測定を行いC値0.5以下とする表記があります。構造については、全棟で許容応力度計算を行い、国の定める最高等級である耐震等級3を標準にすると説明されています。クレバリーホームのほうは外壁タイルと構法が説明の中心で、断熱や気密の数値は公開されている資料では見当たりませんでした。

気をつけたいのは、R+houseの数値を会社全体の標準として読まないことです。ブランドが違えば工法も仕様も変わりますし、モデルハウスの実測値は1棟の結果です。全ブランドに共通するUA値やC値、断熱等級、全棟の耐震等級、構造計算の方法は、公開されている資料では確認できませんでした。

省エネへの取り組みでは、ZEHの目標と実績が公式サイトに出ています。新築は2025年度の目標55%に対して実績27%、2030年度の目標は90%です。既存住宅の改修工事は2025年度の目標50%に対して実績0%、2030年度の目標は25%と書かれています。届いていない年の数字もそのまま公開されていました。

自分の家の性能は、選んだブランドと仕様で決まります。検討しているブランドで、自分のプランのUA値の計算書と、気密測定や耐震等級の扱いを聞いて、書面で受け取っておいてください。

価格は、坪65万〜75万円という数字の位置づけを間違えないこと

価格でいちばん大事なのは、公式に出ている数字が何を指しているのかです。公式ブログには、松江市で平屋を建てる場合の一般的な目安として、建物本体と付帯費用を含めて坪65万〜75万円という数字があります。これは地域の相場の説明として書かれたもので、この会社の全ブランド共通の標準単価ではありません。

もうひとつ、参考プランの金額も出ています。クレバリーホームの29.8坪の平屋プランで、本体価格1,870万円(税抜)という数字です。実際の仕様などによって変わるという注記も付いています。特定のプラン1つの金額なので、自分の家の総額をここから決めることはできません。

全ブランドに共通する標準の坪単価も、注文住宅の標準本体価格や総額の幅も、公開されている資料では見当たりませんでした。坪単価は延床面積の取り方や含める工事の範囲で動くので、出していないこと自体を不誠実だとは言えません。それでも、比べるための数字は検討する側に必要です。

比べるときは総額でそろえてください。本体工事費のほかに、給排水や地盤改良といった付帯工事、外構、照明やカーテン、登記とローンの費用、火災保険、土地を買うならその代金が乗ります。見積書に「一式」とある項目は、中身を分けて出してもらうよう頼んで構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証とアフターは、法律で決まっている範囲までしか確認できなかった

保証の中身は、公開されている資料では法律で決まっている範囲までしか分かりませんでした。公式の発行者情報には、新築住宅の構造上主要な部分と雨水の侵入を防ぐ部分について10年間、その他の部分については引き渡し後2年間と書かれています。前半の10年は、売主や請負会社が負う責任として法律で定められている期間です。

あわせて、国土交通大臣が指定する保険法人と保険契約を結び、加入するときに第三者にあたる機関の現場検査を受けるという説明があります。工事の途中で会社以外の目が入るということです。引き渡し後については、アフターサービスの専門部署があり、公式サイトのフォームでメンテナンスと定期点検の依頼を受け付けています。

分からなかった項目もあります。法律の期間を超える独自の保証年数、保証を延ばす条件と費用、設備や地盤、防蟻の保証、定期点検をいつ何回行うのか、無料と有料の線引き。どれも公開されている資料では確認できませんでした。

保証は書面で読むのがいちばん確実です。保証書と保証約款、免責になる場合、点検の予定表、延長するときの条件と費用。この5つを契約の前に見せてもらってください。

対応できる地域は島根を中心とした山陰と、一部の山陽

施工の範囲は、公式の発行者情報に島根県を中心とする山陰エリアと一部の山陽エリアと書かれています。店舗の場所としては、松江、出雲、鳥取、米子、三次、安佐北、東広島、倉敷北、滝野社を確認できました。

市区町村ごとにどこまで受けられるのか、対応地域の外だと追加の費用がかかるのかは、公開されている資料では確認できませんでした。建てたい土地の住所を伝えて、担当になる店舗と、遠い場合の扱いを最初に聞いておくと迷いません。

向いていそうな人と、時間をかけて確かめたい人

向いていそうなのは、山陰で建てる場所がおおよそ決まっていて、性格の違うブランドを1社の中で比べたい人です。タイル外壁を掲げるブランドと、気密測定や許容応力度計算を掲げるブランドが同じ会社の中にあります。予算と優先順位のどちらを取るかで、選ぶブランドは変わります。ブランドをまたいで同じ担当者が相談に乗るのかは、公開されている資料では確認できませんでした。気になるなら、最初の問い合わせで聞いてみてください。

公的な記録を確かめてから進めたい人にも向いています。建設業許可と宅地建物取引業免許、建築士事務所登録の番号が公式サイトに出ていて、県の入札参加資格者名簿にも掲載があり、決算の資料も公開されています。一方で、会社は宅地建物取引業法にもとづく報告を国から求められ、2026年1月時点で調査が続いていると自ら開示しています。違反が確定したという開示ではありませんが、その後の結果は公開資料で確認できなかったので、契約の前に今の状況を尋ねてください。

いっぽうで、契約の前に時間を取ったほうがいい人もいます。断熱や保証の数値を横並びで比べてから決めたい人は、公開情報だけでは足りません。全ブランド共通の数値や独自保証の年数は公開されている資料では確認できなかったので、見積もりと一緒に書面で出してもらう段取りが要ります。

担当者との進め方を重く見る人は、店舗ごとの違いを確かめてください。説明の食い違いを書いた投稿と、現場の丁寧さを評価した投稿が、どちらも同じ会社について書かれています。

契約前に書面でそろえておきたいこと

公開資料で確認できなかった項目は、契約の前に書面でもらえば埋められます。

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額の見積書。本体工事、付帯工事、諸費用、土地代を分けたものと、「一式」の内訳
  • 契約書の受注者欄の会社名。建築条件付きの土地なら、建物の契約までの期限
  • 自分のプランのUA値の計算書。気密測定を行うかどうかと、結果の渡し方
  • 耐震等級をどう確保するのか。構造計算の方法と、性能評価書を取る場合の費用
  • 保証書と保証約款。免責になる範囲と、10年を超える保証の条件と費用
  • 定期点検の予定表。無料で受けられる範囲と、有料になる作業

どの項目も、公開資料だけでは確かめられませんでした。書面を求めるのは会社を疑うためではなく、ほかの会社と同じ条件で並べるためです。書面が出てくるまでの速さも、担当者を見るときの材料になります。

ハウジング・スタッフについてよくある質問

ハウジング・スタッフの坪単価はいくらですか

A. 全ブランドに共通する坪単価は、確認した公開資料では確認できませんでした。公式ブログにある坪65万〜75万円は、松江市で平屋を建てる場合の目安として書かれた数字で、この会社の標準単価ではありません。参考プランとして29.8坪の平屋で本体価格1,870万円(税抜)という金額も出ています。総額の見積書を出してもらい、本体工事と付帯工事、諸費用、土地代を分けて比べてください。

断熱や耐震の数値はどこまで分かりますか

A. ブランドによって違います。R+houseの公式ページは、全棟で気密測定を行いC値0.5以下と表記し、倉敷市大内のモデルハウスは延床30.8坪でC値0.18、UA値0.44、耐震等級3、第一種換気システムと公開しています。いっぽうで、全ブランドに共通するUA値やC値、断熱等級、全棟の耐震等級は、確認した公開資料では確認できませんでした。検討するブランドで、自分のプランの計算書を出してもらってください。

保証と定期点検はどうなっていますか

A. 法律で決まっている範囲までは確認できました。公式の発行者情報に、構造上主要な部分と雨水の侵入を防ぐ部分は10年間、その他の部分は引き渡し後2年間と書かれています。保険に入るときに第三者にあたる機関の現場検査を受けるという説明もあります。独自の保証年数や延長の条件、点検の時期と回数は確認できなかったので、保証書と点検の予定表を契約の前に見せてもらってください。

契約する相手はどの会社になりますか

A. 店舗を運営しているのはハウジング・スタッフ株式会社です。法人番号は8280001005871、本店は島根県松江市東津田町453番地2で、国税庁の法人番号公表サイトと公式サイトの記載は一致しています。公式の土地情報では、この会社と建築請負契約を結ぶことが販売の条件だと書かれていました。クレバリーホームやR+houseはフランチャイズのブランドで、本部は別の会社です。商品やエリアで契約の相手がどう変わるのかは確認した公開資料では確認できなかったので、契約書の受注者欄を署名の前に確かめてください。

口コミが少ないのはどうしてですか

A. この会社に結びつけられた公開投稿が5件しかなかったためです。全国ブランドの加盟店なので、ブランド名で書かれた投稿の多くは各地の別の加盟店についてのものになります。店舗名や所在地、営業していた時期まで確かめられたものだけを数え、対象を確かめられないものなど48件は外しました。5件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為に選んだものでも全件でもないため、評価の割合としては読めません。

まとめ

確かめられたのは、次の点です。

  • 公開の場で対象を確かめられた投稿は5件。営業・打ち合わせ2件、施工・仕上がり2件、価格・費用1件で、良い評価の2件は同じ人の投稿
  • 店舗を運営するのはハウジング・スタッフ株式会社。法人番号8280001005871、本店は松江市東津田町453番地2。建築条件付き土地ではこの会社との請負契約が販売条件
  • 建設業許可は国土交通大臣許可(般-7)第25584号、宅地建物取引業免許は国土交通大臣(2)第9150号
  • 令和8年4月1日現在の島根県の名簿に建築一式で掲載。総合点906、等級B
  • R+houseは全棟の気密測定とC値0.5以下を表記。クレバリーホームは外壁タイルと構法の説明が中心
  • 坪65万〜75万円は建物本体と付帯費用を含む松江市の平屋の目安、1,870万円は29.8坪の参考プランの本体価格(税抜)

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。全ブランド共通の坪単価と総額の幅、UA値とC値、断熱等級、全棟の耐震等級と構造計算の方法、独自の保証年数と延長の条件、定期点検の時期と回数。それに、会社が開示している報告要求のその後です。

これらは、見積もりと一緒に書面で出してもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランの性能の計算書、保証書と約款、点検の予定表、契約書の受注者欄。この5つがそろえば、ほかの会社と同じ条件で並べられます。

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