ショウワグループの評判と口コミ197件を調査|価格・性能・保証を公式情報で確認

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ショウワグループは、兵庫県加古川市に本社を置き、加古川や明石、姫路、岡山で分譲地と注文住宅を手がけている住宅会社です。旧社名は昭和住宅で、地元では「ストークガーデン」などの分譲地の名前でも知られています。一方で口コミには「土地の値段が高い」「営業担当によって印象が変わる」といった声もあり、実際のところどうなのかが気になる方もいると思います。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行っています。価格や住宅性能、保証の内容については、公式サイトや公的資料で確認したうえで記事にしています。

結論として、ショウワグループは、加古川や明石で駅に近い土地を探しながら家を建てたい方には、検討する価値のある会社です。分譲地の数が多く、注文住宅の断熱性能も数値で公表されています。ただし注文住宅の坪単価は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。土地の値段が総額を大きく左右します。総額でそろえた見積書と、保証を延ばすときの条件は、契約の前に確かめておく必要があります。

この記事でわかること

  • 口コミ197件を話題ごとに分けたとき、どこに声が集まっていたか
  • 営業と打ち合わせについて、良い評価と気になる評価の両方
  • 坪単価が見当たらない中で、総額をどう確かめるか
  • 注文住宅と分譲住宅で、断熱と気密の数値がどう違うのか
  • 建物品質保証20年の中身と、期間を延ばすために必要なこと
  • 分譲地の地盤や建築条件付き宅地について、公式が説明していること
  • 契約の前に書面でもらっておきたい資料
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月8日)

  1. ショウワグループの口コミ197件を調べてわかったこと
    1. 話題ごとの件数と、投稿に書かれていた内容
    2. 投稿の時期は2021年以前に集まっている
  2. いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声
    1. 評価されていた点
    2. 気になる点
    3. 打ち合わせの前に決めておくこと
  3. 価格は建物より土地で決まりやすい
    1. 公式に出ている金額
    2. 坪単価が見当たらないことをどう考えるか
    3. 見積書でそろえる費目
  4. 断熱と気密の数値は商品によって違う
    1. 注文住宅KATARIEの数値
    2. 分譲住宅SUGOIEの基準
    3. 口コミにあった断熱の指摘
  5. 耐震と構造は最高等級を標準にしている
  6. 工事の進み方と、3つの検査
    1. トリプルチェックと自社工場
    2. 施工についての指摘
    3. 工事中の近隣への配慮
  7. 保証と点検、アフターサービスの範囲
    1. 20年保証の中身と、延ばすための条件
    2. 住宅設備の10年保証
    3. 口コミに出ていたアフターの評価
  8. 分譲地と建築条件付き宅地について知っておきたいこと
    1. 建築条件付き宅地が多いこと
    2. 造成地の地盤をどう確かめるか
  9. 会社としての実態
  10. ショウワグループを選ぶ理由になりそうな点
  11. 契約前に確かめておきたいこと
  12. ショウワグループが向いている人と、慎重に考えたい人
  13. よくある質問
    1. ショウワグループの坪単価はいくらですか
    2. 分譲住宅の価格はどのくらいですか
    3. 断熱性能の数値は公表されていますか
    4. 耐震等級はいくつですか
    5. 保証は何年ですか。延ばすのに費用はかかりますか
    6. 定期点検は無料ですか
    7. 営業がしつこいという口コミは本当ですか
    8. 建てられるエリアはどこですか
  14. まとめ

ショウワグループの口コミ197件を調べてわかったこと

編集部は2026年9月、インターネット上に公開されていたショウワグループに関する口コミや体験談197件を、話題ごとに分類しました。いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声で、50件ありました。次に多かったのが土地と分譲地に関する声で31件、住宅性能と設備が29件と続きます。

ショウワグループの口コミ197件の内訳。傾向別は懸念83件、肯定62件、中立52件。媒体別は掲示板とQ&Aが172件、口コミ総合サイトが18件、個人ブログが7件
調べた197件の傾向別と媒体別の内訳です。件数は投稿の数であって、人数ではありません。

この197件は投稿の数であって、ショウワグループで家を建てた人の人数ではありません。同じ方が複数の場所に書き込んでいる場合もありますし、1人が複数回投稿していることもあります。今回の調査は施主本人へのアンケートではなく、公開されていた投稿を編集部が読んで分類したものです。

集め方にも限りがあります。無作為に選んだわけでも、公開されている投稿を全部集めたわけでもありません。ですから、この件数から「◯割の人がこう感じている」「多数派はこちら」といった読み取りはできません。件数は、どの話題に声が集まりやすいかを見るための目安としてご覧ください。投稿の媒体は掲示板やQ&Aサイト、口コミの総合サイト、個人ブログといった種類でだけ示し、個別のサイト名は挙げていません。197件のうち132件は、同じ掲示板の1つのスレッドへの書き込みです。価格や性能、保証の数値は口コミではなく、公式サイトと公的資料で確認したものだけを使っています。

話題ごとの件数と、投稿に書かれていた内容

話題別の件数と、その中で目立った内容は次のとおりです。1件につき主な話題を1つに絞って数えているので、件数は会社の評価点ではありません。

話題 件数 投稿に書かれていた主な内容
営業・打ち合わせ対応 50件 担当者の説明の丁寧さ、商品知識、契約を急がされたと感じたかどうか
土地・分譲地・立地 31件 駅からの距離、区画の広さと街並み、土地の単価、造成地の地盤
住宅性能・設備 29件 断熱の体感、玄関や浴室まわりの寒さ、標準仕様と他社の比較
工事・品質 24件 仕上げの精度、打ち合わせと違う施工、工事中の近隣への配慮
価格・費用 23件 土地と建物を合わせた総額、付帯工事や変更にかかる費用、値引き
間取り・デザイン 20件 自由設計での要望の反映、モデルハウスの内装、外観の好み
アフター・保証対応 20件 入居後の不具合への対応の速さ、雨漏り、保証を延ばすための費用
話題別の件数。営業・打ち合わせ対応50件、土地・分譲地・立地31件、住宅性能・設備29件、工事・品質24件、価格・費用23件、間取り・デザイン20件、アフター・保証対応20件
話題別の件数です。合計は197件になります。

傾向で分けると、気になる内容を含む投稿が83件、良い評価が62件、どちらとも言えない内容が52件でした。気になる内容がいちばん多いという結果ですが、掲示板やQ&Aサイトは困っている人が書き込みやすい場所なので、この比率をそのまま会社の実力として読むことはできません。良い評価の中身を見ると、土地や街並み、担当者の説明、入居後の対応の速さといった具体的な内容が並んでいました。

投稿の時期は2021年以前に集まっている

今回いちばん注意が必要なのは、投稿の時期です。197件のうち2021年以前のものが186件を占め、2022年以降は11件しかありませんでした。件数が多い年は2008年の30件、2019年の22件、2016年の20件です。

投稿年を期間ごとに集計した件数。2005〜2009年が53件、2010〜2014年が28件、2015〜2019年が78件、2020〜2026年が38件
投稿年を期間ごとに集計した件数です。合計は197件になります。

投稿の時期は、内容を読むときの前提になります。ショウワグループの注文住宅ブランドであるKATARIEの展示場が加古川に開設されたのは2020年6月で、平屋の商品である平創が発売されたのは2022年1月です。分譲住宅の主力商品であるSUGOIEは、後の章で紹介するとおりHEAT20のG2グレードを標準にしています。つまり、10年以上前の投稿にある断熱や設備の評価は、いま契約できる商品の仕様とは別のものだと考えたほうが正確です。

逆に、時期が変わってもくり返し出てくる話題もあります。土地の単価、営業担当による差、入居後の対応の速さの3つは、古い投稿にも新しい投稿にも出てきました。この3つは、公式に確認できる内容と並べて読むと判断しやすくなります。

いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声

営業と打ち合わせの話題は50件で、7つの話題のうち最も多く集まりました。内容は良い評価と気になる評価の両方があり、共通しているのは「担当者によって体験が変わる」という点です。会社としての方針というより、誰が担当につくかで印象が分かれている、という読み方ができます。

評価されていた点

良い評価で目立ったのは、土地探しと資金計画の説明でした。土地を探すところから相談に乗ってもらい、資料を整理して構造や予算の話まで丁寧に説明してもらえた、という投稿がありました。予算を抑えるための仕様変更を、経験の長い担当者が助言してくれたという記録もあります。

建売のモデルハウスを見学した方からは、接客が丁寧で、見た内容に対して価格も納得できたという投稿がありました。大手ハウスメーカーと比べて手が届きやすい価格と、担当者の印象を契約の理由に挙げた方もいます。詳しい見積書を出してもらえたことを評価する一方で、価格そのものは高めだと感じた、という両方を書いている投稿もありました。

気になる点

気になる評価では、契約を急がされたと感じたという内容が複数ありました。ほかにも購入を検討している人がいることを理由に、早く意思を示すよう求められたという投稿があります。申込金を入れたあとに見積もりが上がり、契約を急かされたと感じたという記録も残っていました。

もうひとつ多かったのが、担当者の商品知識に対する不安です。質問とずれた回答が続いて担当者の知識や会話力に不安を感じた、住宅ローンや商品の説明が他社と比べて物足りなかった、という投稿がありました。契約後の連絡が乏しく、担当者が交代したあとの対応にも不満が残ったという記録もあります。

ただし、ここは同じ会社の中でも評価が割れている部分です。土地探しから構造の説明まで丁寧だったという投稿と、説明が足りなかったという投稿が、どちらも実在します。担当者の当たり外れという言い方で片づけるのではなく、自分の担当者がどう説明するかを、契約の前に見ておくのが現実的な対策になります。

打ち合わせの前に決めておくこと

会社側が説明を尽くすべきなのは当然です。そのうえで、検討する側にもできることがあります。初回の来場で、土地の候補、建物の希望、総額の上限の3つを紙に書いて渡しておくと、担当者の理解度がその場で分かります。返ってきた提案が希望とずれていたら、どこがずれているかをその場で伝えて構いません。

もうひとつは、意思決定の期限を自分から示すことです。他に検討者がいると言われたときに焦らずに済みます。いつまでに何を判断するのかを先に伝え、それまでに必要な資料を出してもらうよう頼んでおいてください。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

価格は建物より土地で決まりやすい

価格は、ショウワグループを検討するうえで情報が少ない部分です。注文住宅の坪単価は、今回確認した公式ページには見当たりませんでした。本体価格は、平屋の平創について2022年3月の公式ブログで1,100万円台からと案内された例がありますが、商品ごとの価格表は見つかりませんでした。一方で、口コミでくり返し出てくるのは建物の価格ではなく、土地の単価でした。総額が上がる理由が土地にあるという指摘が、時期を問わず並んでいます。

公式に出ている金額

金額が公式に示されているのは、分譲住宅の個別の物件です。加古川市野口町良野の分譲地では、3戸の建売住宅の販売価格が消費税と外構工事込みで3,660万円から3,998万円と公表されています。区画面積は116.22平方メートルから118.50平方メートル、建物面積は89.84平方メートルから92.32平方メートルです。これは特定の分譲地の価格であって、注文住宅の目安ではありません。

項目 公式に出ている内容
注文住宅の坪単価 今回確認した公式ページには記載が見当たらなかった
注文住宅の本体価格 平屋の平創について、2022年3月の公式ブログで1,100万円台からと案内。ほかの商品の価格表は見当たらなかった
分譲住宅の販売価格の実例 加古川市野口町良野の3戸で3,660万円から3,998万円(消費税・外構工事込み)
自社分譲地の仲介手数料 不要と説明されている
自社分譲地の地盤 地盤調査と地盤改良を行ったうえで販売していると説明されている
地盤改良費の一般的な目安 約50万円から100万円程度と公式が説明。改良方法と面積で変わる
建築期間 着工から完成まで約4か月。相談や土地探しを含めると約8か月が多い

坪単価が見当たらないことをどう考えるか

坪単価は、延床面積の数え方や、どこまでの工事を含めるかで大きく動きます。比べる指標として当てにしにくい面があるので、公表が見当たらないこと自体を不誠実だと決めつける必要はありません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べなければ判断できません。

口コミには、建売と同等の仕様で坪単価およそ70万円を提示されたという報告が2022年にありました。展示場で見積もりを取り、性能や設備の選択肢に対して価格が高いと感じたという記録もあります。一方で、大手ハウスメーカーより手が届きやすい価格だったという投稿もありました。1件ごとの金額は仕様も土地も違うので、これらを平均して「この会社の坪単価はいくら」と読むことはできません。自分のプランで見積もりを出してもらうしかない、というのが実際のところです。

土地についての指摘は、もっとはっきりしています。分譲地の土地単価が周辺より高く、建物にかけられる予算が減ったという投稿が複数ありました。区画を分割したあとに土地の単価が上がったと感じた方や、駅から歩ける立地は評価しつつ建物に予算を回せなかったと振り返る方もいます。好立地の土地を先に押さえている会社なので、土地の値段がそのまま総額に反映されます。

見積書でそろえる費目

坪単価がなくても、費目をそろえれば他社と比べられます。建物の本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代です。ここまでそろえた総額で並べれば、坪単価の有無は問題になりません。

見積書に「一式」と書かれている部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。口コミには、他社より付帯工事の見積もりが高かったという投稿や、特殊な要望は割高になったという記録もありました。総額だけでなく、どの費目が高いのかまで見ておくと、値引きの相談もしやすくなります。

自社の分譲地を買う場合は、仲介手数料がかからないと公式が説明しています。地盤調査と地盤改良も済ませたうえで販売しているとのことなので、その分の費用が見積書に入っているかどうかを確認しておきましょう。土地を別に探して注文住宅を建てる場合は、地盤改良に約50万円から100万円程度かかることがあると公式も説明しています。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と気密の数値は商品によって違う

住宅性能については、ショウワグループは数値を公表しています。ただし注文住宅と分譲住宅で示している指標が違うので、どの商品の話なのかを分けて読む必要があります。

商品 公式が示している性能
KATARIE(注文住宅) UA値0.46W/平方メートル・Kを標準。C値は全棟で測定し、令和7年度の平均は0.51平方センチメートル毎平方メートル
SUGOIE(分譲住宅) HEAT20のG2グレードが標準仕様。断熱等性能等級6、一次エネルギー消費量等級6、耐震等級3と制震ダンパー、太陽光発電システム付き、長期優良住宅
RAKUIE(分譲住宅) ZEH相当の断熱、長期優良住宅、耐震等級3、6種類のインテリアセレクト、自由設計
DEZAMO(分譲住宅) デザイナーズモデルハウス、ZEH相当の断熱、長期優良住宅、耐震等級3

注文住宅KATARIEの数値

KATARIEのUA値は0.46を標準としています。UA値は、外壁や床、屋根、窓から外へ逃げる熱の量を示す数値で、小さいほど熱が逃げにくくなります。公式は、この0.46という値が省エネルギー基準における北海道と同じ値だと説明しています。

気密については、C値を全棟で測定していると公表しています。令和7年度の平均は0.51平方センチメートル毎平方メートルでした。C値は住宅にどれくらいすき間があるかを示す数値で、こちらも小さいほど気密が高くなります。測定を全棟で行っているという点は、公表している会社がまだ多くないので、確認できる材料としては強い部類に入ります。

断熱材の仕様も公表されています。外壁と屋根には現場発泡の硬質ウレタンフォームを使い、外壁は厚さ100ミリ、屋根は250ミリです。床下にはフェノールフォームを厚さ100ミリ、サッシには真空トリプルガラスを採用していると説明されています。ZEHの普及実績も公表されており、2021年度が9パーセント、2022年度が12パーセント、2023年度が20パーセント、2024年度が19パーセント、2025年度が21パーセントで、2030年度の目標は90パーセントとされています。

分譲住宅SUGOIEの基準

分譲住宅の主力であるSUGOIEは、HEAT20のG2グレードが標準仕様だと公表されています。HEAT20はG1からG3まであり、数字が大きいほど断熱性能が高くなります。あわせて断熱等性能等級6と一次エネルギー消費量等級6を取得し、長期優良住宅の認定も受けています。窓には樹脂サッシのAPW300を使い、ガラスの間にアルゴンガスを封入した日射遮蔽型のLow-E複層ガラスを採用していると説明されています。

ただしこの内容は、公式が「このページに掲載している内容はSUGOIEの標準仕様です。性能は商品やプランによって異なる場合があります」と注記しているとおり、SUGOIEについてのものです。そのSUGOIEについても、等級の表示はありますがUA値そのものの数値は今回確認したページにはありませんでした。RAKUIEとDEZAMOはZEH相当の断熱という表現です。自分が契約する商品の数値がどれなのかは、個別に確認する必要があります。

口コミにあった断熱の指摘

口コミでは、断熱について両方の声がありました。実家より暖かく、耐震と断熱の認定によって保険料が軽くなったことも評価したという投稿があります。一方で、玄関や浴室の下の断熱が足りず、寒さと結露を感じたという報告もありました。同じように、浴室の下の基礎断熱は確認しておいたほうがよいと助言する投稿もあります。

天井の断熱材の厚みを見て性能に疑問を持ったという投稿や、標準仕様が競合より見劣りすると感じたという記録もありました。これらの投稿は2020年から2022年ごろのもので、商品名もいまのラインナップとは違うものが挙がっています。ですから、現在の商品の評価としてそのまま受け取ることはできません。それでも、玄関まわりと浴室の下という指摘の場所は具体的なので、見学のときに確かめる価値はあります。

断熱の体感は、数値だけでは決まりません。間取り、窓の大きさと向き、暖房の位置によっても変わります。見積もりの段階で、自分のプランのUA値、断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様、そして気密測定を行うかどうかを確認しておきましょう。KATARIEは全棟で気密を測定していると公表しているので、測定結果を書面でもらえるかどうかも聞いておいてください。

耐震と構造は最高等級を標準にしている

耐震等級3は、分譲住宅のSUGOIE、RAKUIE、DEZAMOのいずれにも標準として記載されています。耐震等級は3段階で、3が最も高い等級です。加えて主力商品のSUGOIEでは、壁と制震ダンパーが一体になった耐力壁のKダンパーを標準仕様としています。これは国土交通大臣の認定を受けた耐力壁で、壁の強さを示す壁倍率で3.3倍の認定を受けていると説明されています。

構造材については、SUGOIEの標準仕様として、桧の集成材を土台に使い、柱と土台と梁の接合部を金物で締結していると公表されています。基礎は高耐久のベタ基礎で、キソパッキング工法を採用しているとのことです。長期優良住宅の認定に必要な項目として、劣化対策等級3と維持管理対策等級3も取得しています。

外まわりの仕様も、同じくSUGOIEについて公表されています。外壁には光触媒の壁材や超高耐候塗料を使った外装材、屋根にはカラーベストやガルバリウム鋼板を採用し、軽い屋根にすることで揺れを抑える効果を期待していると説明されています。屋根材は不燃材料の認定を受けたものだとされています。

口コミでは、構造金物は堅実だという投稿がありました。同じ投稿では、木の収縮によって起きる不具合は避けにくいので、そのあとの補修対応が重要だという指摘もされています。耐震等級3という表示は設計上の等級なので、実際の強さは施工の精度にも左右されます。どんな検査を誰がどの段階で行うのかまで、あわせて確認しておきましょう。

工事の進み方と、3つの検査

ショウワグループは、検査を3系統に分けていると公表しています。工事の流れも10のステップとして公開されており、着工、基礎工事、上棟、断熱材の施工、造作工事、完成のそれぞれのタイミングで検査を行うとされています。全工程が終わったあとは、営業と設計と工事の担当者が同席し、施主も立ち会って最終チェックを行うと説明されています。

トリプルチェックと自社工場

段階の数まで公表されているのは、注文住宅KATARIEの品質管理のページです。現場監督による9段階、自社の検査部による7段階、第三者機関による3段階と記載され、検査部は3人で構成され建築に30年以上携わってきたスタッフだと説明されています。基礎の配筋、上棟後の金物の位置、断熱材の厚さ、配管と配線の状況といった項目が、それぞれの段階で確認されると説明されています。

もうひとつ特徴的なのが、稲美工場という自社直営のプレカット工場です。1984年にプレカットラインを導入し、1997年に工場を新築、2006年には全自動のプレカット機を導入したと沿革に記載されています。構造材の加工を自社で行うことで、部材の品質管理まで自社で行える体制だと説明されています。

施工についての指摘

工事と品質の話題は24件ありました。気になる内容としては、打ち合わせと違う施工があったという報告が複数あります。天井の高さや床材、色が打ち合わせと違い、申し入れたあとに修正されたという記録がありました。完成した住宅に複数の誤りがあり、一部の修正費を負担したという投稿もあります。

入居後の不具合についての投稿もありました。クロスの浮き、配管の漏れ、床鳴り、結露が生じたという体験談や、見学した建売でクロスの継ぎ目に数ミリの隙間を見つけたという記録があります。設計のミスで着工が大幅に遅れ、外構の修正や連絡の面でも不満が残ったという投稿もありました。

新しい投稿には、別の内容もあります。2025年から2026年にかけて、加古川で自宅を建てた方が上棟式から完成前の検査、引き渡しまでを記録していました。工事中の内覧では施工の丁寧さと案内を評価し、引き渡しのときには要望がよく再現されていたと書いています。2024年には、雨水桝に土が流入している状態や図面との差異を指摘した投稿もありました。良い記録と気になる記録が、どちらも近い時期に存在しています。

検査の体制が公表されていることと、実際の仕上がりに指摘が出ていることは矛盾しません。注文住宅KATARIEの検査の流れには、造作完了検査や外部仕上げ検査、竣工検査、引渡し前検査も並んでいます。ただ、打ち合わせで決めた内容をどの検査でどう照らし合わせるのかまでは、今回確認した公式ページには書かれていませんでした。工事中に現場を見せてもらえるか、変更点をどの書面で残すのかを、契約の前に確認しておきましょう。

工事中の近隣への配慮

もうひとつ、分譲地ならではの話題がありました。早朝の工事や粉じんについて相談したものの、社内で共有されていなかったという投稿です。夕方以降の工事音や、日曜日に工事音が長く続いたことへの不満も記録されています。岡山では、近隣の工事で排水や夜間の作業への対応が遅かったという報告もありました。

分譲地では、隣も同じ会社が施工していることが多くなります。自分が建てるときの近隣への配慮も、入居後に隣が建つときの配慮も、同じ会社の運用になります。工事の時間帯、連絡の窓口、苦情を受けたときにどう社内で共有するのかを、契約の前に聞いておくと安心です。

保証と点検、アフターサービスの範囲

保証は、ショウワグループが力を入れて説明している部分です。建物品質保証を20年とし、最大60年間の保証制度を設けていると公表しています。ただし公式のアフターサービスのページは、この建物品質保証の説明に「各支店により仕様が異なります」と注記しています。20年より先を延ばすための条件と費用についても、今回確認した公式ページの文章からは読み取れませんでした。ここは書面で確認する必要があります。

公式に確認できた保証と点検の内容。建物品質保証20年、瑕疵保険は10年で、10年目から15年目に有償のメンテナンス工事を行えば10年延長、定期点検は引き渡し後2年以内に3回、5年と10年と20年の点検は有償、住宅設備の修理サービスは10年
公式サイトに記載があった保証と点検の内容です。延長には条件と費用があります。
項目 公式に記載されている内容
建物品質保証 20年。最大60年間の保証制度を設けていると記載。対象は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分
住宅瑕疵の保険 引き渡しから10年。所定のメンテナンス工事を行うとさらに10年延長できる。保証は最大2,000万円で別途保険費用が必要
延長の条件 引き渡しから10年目から15年目までに、屋根、バルコニーと陸屋根、外壁のいずれかで所定のメンテナンス工事を行うこと
延長の対象住宅 2014年4月1日以降に契約して引き渡された住宅。検査に不合格の場合は契約できない
定期点検 引き渡し後2年以内に計3回。5年、10年、20年の点検は有償
住宅設備の修理サービス 新築購入後10年間。対象機器の修理と交換の費用を機器購入金額の100パーセントまで保障。出張料、作業料、部品代は無料。緊急性に伴う駆けつけ手配は有償で、メーカーが認める遠隔地と離島は利用者負担
相談窓口 24時間365日受付。電話相談は無料で、緊急出動や修理作業が発生した場合は有料。休日と夜間は受付のみで対応は翌日
アフター体制 7人体制で対応すると記載

20年保証の中身と、延ばすための条件

住宅の瑕疵に関する10年の保証は、法律で新築住宅に義務づけられているものです。ショウワグループが説明しているのは、その10年を過ぎたあとにさらに10年延長できる制度があるという点です。公式はこの10年と10年の延長を、「安心の20年保証」というページで説明しています。延長するには、引き渡しから10年目から15年目までに所定のメンテナンス工事を行う必要があります。工事の内容は、屋根材に応じた一面以上の屋根全体、防水工法に応じたバルコニーや陸屋根の全体、外壁材に応じた一面以上の外壁全体のいずれかです。

ここで気をつけたいのは、このメンテナンス工事が有償だという点です。口コミには、保証を延ばすための有償メンテナンスが他社の見積もりより高かったという投稿がありました。保証年数だけを見ると長く感じますが、延ばすために10年目から15年目にまとまった工事費がかかる仕組みです。10年を超えたあとの費用を含めて考えるなら、この工事におおよそいくらかかるのかを、契約の段階で聞いておくのが現実的です。

定期点検については、引き渡し後2年以内に計3回行うことと、5年、10年、20年の点検が有償であることが公式に書かれています。2年以内の3回に有償という記載はありませんでした。点検の記録はメンテナンス記録表として残し、施主自身が記入する自主点検表もあわせて使う仕組みだと説明されています。有償であること自体は珍しくありませんが、どの点検が有償になるのかは会社によって差が出る部分なので、比較するときの材料になります。

住宅設備の10年保証

設備については、比較的手厚い内容が公表されています。新築購入後10年間、対象の設備機器の修理と交換の費用を、機器購入金額の100パーセントまで保障するというものです。出張料と作業料と部品代は無料で、24時間365日受付とされています。ただし、緊急性に伴う駆けつけ手配は有償で、メーカーが認める遠隔地と離島の費用は利用者の負担になると注記されています。

対象になるのは、ガスコンロ、IHクッキングヒーター、キッチンの混合水栓、レンジフード、浴室の換気乾燥機と換気扇、浴室の混合水栓、排水栓、温水洗浄トイレ、ガス給湯器、電気給湯器、洗面水栓、洗面化粧台です。記載のない設備は対象外で、対象の台数は各1台、温水洗浄トイレのみ2台までと注記されています。エネファームは給湯器の対象から除かれています。食器洗い乾燥機やエアコンのように、生活で故障が気になる機器が一覧にないので、どこまでが対象なのかは契約前に一覧で確認しておいてください。

口コミに出ていたアフターの評価

アフターと保証の話題は20件で、良い評価と気になる評価がどちらも記録されていました。良い評価では、収納の小さな不具合が迅速に直り、住み心地にも満足しているという投稿がありました。引き渡しから10年ほど経って重大な不具合はなく、軽微な補修の依頼にも対応があったという記録や、入居7年から8年の時点で住まいとアフターの両方に満足しているという投稿もあります。打ち合わせから引き渡しまで円滑で、入居後の依頼にも即日で対応があったという投稿もありました。

気になる評価では、雨漏りに関するものが目立ちました。入居3年で雨漏りが起きてその後の対応にも不満が残ったという報告や、台風のときの雨漏りが補修後もくり返したという記録があります。引き渡し時の不具合と雨漏りが数か月解決しなかったという投稿もありました。また、破損した設備は翌日に交換されたものの、事前の見積もりがないまま請求されて困ったという記録もあります。

対応の速さについては、同じ会社の中で評価が大きく分かれています。すぐ直ったという記録と、数か月かかったという記録が並んでいるので、平均像を出すことはできません。ひとつ言えるのは、不具合の内容によって窓口が変わる可能性があるということです。24時間365日の相談ダイヤルは受付の窓口で、休日と夜間は受付のみで対応は翌日になると公式も説明しています。緊急の応急処置と、原因を調べて直す工事は別の扱いになるので、どちらの話をしているのかを確認しながら依頼するとすれ違いが減ります。

分譲地と建築条件付き宅地について知っておきたいこと

土地と分譲地の話題は31件で、営業の次に多い数でした。良い評価では、曲線を描く道路と公園があり近隣の環境が良いという投稿や、区画の広さとゆとりを評価する記録があります。地盤の資料や施工写真を見せてもらい、保証の説明にも納得したという投稿もありました。気になる評価は、土地の単価と造成地の地盤に集中しています。

建築条件付き宅地が多いこと

ショウワグループの分譲地は、建築条件付き宅地として販売されているものが多くあります。建築条件付き宅地とは、一定の期間内に指定された建設業者で家を建てるという条件が付いた土地のことです。公式は、家を建てることを条件に販売しているため価格が割安で、水道やガスが宅地に引き込まれており、地盤調査の費用や地盤改良の費用も不要だと説明しています。

口コミには、好立地を条件付き宅地で押さえているものの価格は高いという評価や、駅沿線に条件付きの区画が多く土地選びが難しいという投稿がありました。加古川では条件の付かない宅地が少なく、地元の会社が土地を持っているという説明をしている投稿もあります。土地を先に押さえられるのは強みでもあり、選択肢が限られるという意味では制約でもあります。

条件付き宅地を検討する場合は、建物の請負契約を結ぶまでの期限が何か月なのか、期限内にまとまらなかったときに土地の契約と手付金がどうなるのかを、先に書面で確認しておきましょう。この2点は建築条件付き宅地の取引で特に大事な条件なので、遠慮なく質問して構いません。

造成地の地盤をどう確かめるか

もうひとつ、複数の投稿で出ていたのが造成地の地盤です。分譲予定地が古い地図では池だったと分かり、土地の値段の高さも気になったという投稿がありました。同じ地域で、水がたまる様子を現地で確認したという報告や、古い地図をもとに池の一部を段階的に造成したと説明する投稿もあります。

これは、その会社の施工が悪いという話とは別の論点です。日本の住宅地には、池や水田を埋め立てて造成した土地が広くあります。大事なのは、造成の履歴を確認できるかどうかと、それに応じた地盤対策が取られているかどうかです。公式は、自社の分譲地については地盤調査と地盤改良を行ったうえで販売していると説明しています。実際に、地盤の資料や施工写真を見せてもらって納得したという投稿も残っていました。

確認の方法もはっきりしています。地盤調査の報告書、地盤改良の工法と深さが分かる書類、そして地盤保証の有無と保証期間の3つを見せてもらってください。造成前の土地の履歴についても、分かる範囲で説明してもらえるか聞いてみましょう。書類がそろえば、古い地図が池だったとしても判断はできます。

会社としての実態

登記上の商号はSHOWA GROUP株式会社で、法人番号は7140001043003です。登記上の本店は兵庫県加古川市平岡町新在家117番地で、公式サイトが示している本社の住所と一致します。法人番号を公表している公的なデータベースでは、閲覧した時点で閉鎖や清算を示す記載はありませんでした。

設立は1957年11月です。沿革によれば、1957年10月に姫路市で住宅建築の事業を始め、1961年に加古川へ支店を出し、1963年に本社を加古川市へ移しています。2023年1月に、社名を昭和住宅株式会社からSHOWA GROUP株式会社へ変更したと記載されています。変更からまだ日が浅く、口コミや体験談も旧社名の昭和住宅で書かれたものが多く残っています。

規模については、令和7年度の売上がグループ合計で223億6,490万円、従業員数は2025年1月5日現在でグループ合計255名と公表されています。資本金はグループ合計で2億円です。販売実績は令和7年10月現在で戸建てが29,478件、マンションが11,894件とされています。免許と許可は、宅地建物取引業免許が国土交通大臣(14)第1672号、建設業許可が国土交通大臣(特-3)第3098号、一級建築士事務所登録が第01A02451号と掲示されています。なお、この2つの許可番号については、国土交通省の検索システムで現行のレコードを取得することができませんでした。番号が存在しないという意味ではなく、今回の確認方法では表示までたどり着けなかった、ということです。

地域での位置づけを示す情報もあります。公式は、兵庫県加古川市の住宅販売において低層住宅の住宅着工棟数で第1位を8回受賞したと記載しています。そのうち7回は地域ビルダーのランキングでの受賞だと注記されています。2024年からは加古川市のネーミングライツパートナーとして、市民会館や陸上競技場、総合体育館の愛称に社名が付いています。木材の取り扱いについては、林野庁の登録事業者一覧で第二種木材関連事業者として登録されていることを確認しました。

公式が挙げているグループ会社のうち、SHOWA HOME株式会社と株式会社エルアンドジーは、いずれも本店が同じ住所で登記されています。一方、北欧スタイルの家を扱っていたスウェーデンホームジャパン株式会社は、公的なデータベース上で2026年7月8日付の合併による解散等という記載がありました。合併による解散は事業がなくなったことを必ずしも意味せず、別の法人に引き継がれる形もあります。同じデータベースには、2026年7月2日にSHOWA GROUP株式会社へ合併して解散したと記載されており、SHOWA GROUP株式会社の変更履歴にも同じ日付でスウェーデンホームジャパン株式会社を合併したと載っています。北欧スタイルの家を検討する場合は、契約の相手方がどの会社になるのかを確認しておくと確実です。

ショウワグループを選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と口コミを合わせると、この会社を選ぶ理由になりそうな点は5つあります。

ひとつめは、土地の選択肢の多さです。加古川市の低層住宅で着工棟数の第1位を8回受賞しており、駅から歩ける分譲地や区画のまとまった街並みを自社で持っています。口コミでも、立地と街並みを評価する声は時期を問わず出ていました。土地から探す方にとっては、これが最も大きい理由になります。

ふたつめは、断熱と気密の数値が公表されていることです。注文住宅のKATARIEはUA値0.46を標準とし、気密は全棟で測定して令和7年度の平均が0.51と公表されています。気密測定を全棟で行っていると公表する会社は多くないので、比べる材料としては具体的です。

みっつめは、分譲住宅でも性能の等級を明示していることです。SUGOIEはHEAT20のG2グレードが標準で、耐震等級3と制震ダンパーが付き、長期優良住宅の認定も受けています。建売でここまでの等級を標準にしている会社は、地域では限られます。

よっつめは、自社の工場と検査の体制です。稲美工場という直営のプレカット工場を持ち、検査は現場監督と自社の検査部と第三者機関の3系統で行うと公表しています。段階の数と検査部の人数は、注文住宅KATARIEのページに記載されています。

いつつめは、設備の保証と相談窓口です。住宅設備の修理サービスは10年間で、対象機器の修理と交換の費用を機器購入金額の100パーセントまで保障するとされています。相談の受付は24時間365日で、電話相談自体は無料です。入居後にかかるお金を抑えたい方には、この部分が判断材料になります。

契約前に確かめておきたいこと

契約の前に書面でもらっておきたい資料は、次のとおりです。担当者に遠慮する必要はありません。何にいくらかかるのか、どこまで保証されるのかを説明するのは、会社側の仕事です。

  • 土地代を含む総額の見積書。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、諸費用、火災保険まで費目を分けたもの。「一式」の部分は内訳を出してもらう
  • 自分のプランのUA値。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様。気密測定を行うかどうかと、測定結果を書面でもらえるかどうか
  • 契約する商品名と、その商品の標準仕様書。公式が「性能は商品やプランによって異なる場合があります」と注記しているため、プランごとの違いも確認する
  • 保証書の写し。対象になる部位と免責の範囲、20年から先を延ばす条件と、そのときのメンテナンス工事のおおよその費用。公式が保証の説明に「各支店により仕様が異なります」と注記しているため、支店ごとの違いも確認する
  • 定期点検の予定表。無料の点検が何年目までで、有償の点検はいくらかかるのか
  • 住宅設備の修理サービスの対象機器一覧。自分が入れる予定の機器が対象に含まれているか
  • 地盤調査の報告書、地盤改良の工法と深さが分かる書類、地盤保証の有無と期間
  • 建築条件付き宅地の場合は、建物の請負契約を結ぶまでの期限と、期限内にまとまらなかったときの土地契約と手付金の扱い
  • 工事中の連絡の窓口と、近隣への配慮についての社内の取り決め

打ち合わせの記録を残す方法も、先に決めておきましょう。口コミには、打ち合わせと違う施工があったという報告や、契約後に知った重要事項があったという投稿がありました。決めたことをその都度どの書面に残すのかを最初に合意しておくと、後から確かめられます。

ショウワグループが向いている人と、慎重に考えたい人

この会社の特徴は、土地の選択肢の多さと、等級で示された性能にあります。そのぶん、土地代の比重と、担当者との相性が判断を分けます。

向いている人 慎重に考えたい人
加古川、明石、高砂、姫路、岡山で、駅に近い土地から探したい方 建てたいエリアが上記から離れている方
区画のまとまった街並みや、公園のある分譲地に魅力を感じる方 建築条件の付かない土地を自分で探して依頼したい方
断熱と耐震の等級を数値で確認したうえで決めたい方 土地代を抑えて建物に予算を寄せたい方
建売や規格型の商品も含めて、実物を見て決めたい方 坪単価を先に把握してから会社を絞り込みたい方
入居後の設備トラブルにかかる費用を抑えたい方 10年を超えたあとの保証を追加費用なしで続けたい方
地元での実績と、会社が続くかどうかを重視する方 担当者との相性を確かめる時間を取りにくい方

慎重に考えたい方の列に当てはまったからといって、候補から外す必要はありません。土地代の比重や保証を延ばす費用は、見積書と保証書を見れば数字で比べられます。担当者との相性についても、初回の来場で希望を書いて渡し、返ってきた提案を見れば判断がつきます。

よくある質問

ショウワグループの坪単価はいくらですか

A. 今回確認した範囲では見つかりませんでした。公式サイトの注文住宅のページに坪単価の記載は見当たらず、本体価格は平屋の平創について2022年3月の公式ブログで1,100万円台からと案内された例があるだけでした。口コミには建売と同等の仕様で坪単価およそ70万円を提示されたという2022年の報告がありますが、仕様も土地も1件ごとに違うため、この数字を会社の目安として使うことはできません。土地代を含めた総額の見積書をもらい、費目を分けた形で他社と並べるのが確実です。

分譲住宅の価格はどのくらいですか

A. 物件ごとに公表されています。例として、加古川市野口町良野の分譲地では3戸の建売住宅が消費税と外構工事込みで3,660万円から3,998万円と公表されていました。区画面積は約35坪から36坪、建物面積は約27坪から28坪です。これは特定の分譲地の価格なので、ほかの物件や注文住宅の目安にはなりません。検討している分譲地の販売価格を個別に確認してください。

断熱性能の数値は公表されていますか

A. 公表されています。注文住宅のKATARIEはUA値0.46を標準とし、気密については全棟で測定を行い、令和7年度の平均が0.51だと公表されています。分譲住宅のSUGOIEはHEAT20のG2グレードが標準仕様で、断熱等性能等級6を取得しています。ただし公式は「性能は商品やプランによって異なる場合があります」と注記しているため、契約する商品の数値を個別に確認してください。

耐震等級はいくつですか

A. 分譲住宅のSUGOIE、RAKUIE、DEZAMOには、いずれも耐震等級3が標準として記載されています。3段階のうち最も高い等級です。あわせて主力商品のSUGOIEでは、壁と制震ダンパーが一体になったKダンパーという耐力壁を標準仕様としており、国土交通大臣の認定を受けて壁倍率3.3倍の認定を受けていると説明されています。土台の桧集成材と高耐久のベタ基礎も、SUGOIEの標準仕様として記載されています。

保証は何年ですか。延ばすのに費用はかかりますか

A. 建物品質保証は20年で、最大60年間の保証制度を設けていると公表されています。その中身として公式が説明しているのが、住宅の瑕疵に関する10年の保険を、引き渡しから10年目から15年目までに所定のメンテナンス工事を行うことでさらに10年延長できる仕組みです。このメンテナンス工事は有償で、屋根、バルコニーと陸屋根、外壁のいずれかで一面以上の工事が必要とされています。延長の保険には、別途保険費用が必要とも書かれています。公式は保証の説明に「各支店により仕様が異なります」とも注記しています。20年より先を延ばす条件と費用は公式ページの文章からは確認できなかったので、支店ごとの違いとあわせて書面で聞いてください。

定期点検は無料ですか

A. 引き渡し後2年以内に行う計3回の定期点検について、公式は有償という記載をしていません。一方で、5年、10年、20年の点検は有償だと明記されています。点検の記録はメンテナンス記録表として残し、施主自身が記入する自主点検表とあわせて管理する仕組みだと説明されています。何年目の点検にいくらかかるのかは、契約の段階で確認しておきましょう。

営業がしつこいという口コミは本当ですか

A. そうした投稿は実際にあります。ほかに購入希望者がいることを理由に早い意思表示を求められた、申込金のあとに契約を急かされたと感じた、という記録が残っていました。ただし同じ会社について、土地探しから構造や予算の説明まで丁寧だったという投稿も複数あります。担当者によって体験が分かれているので、初回の来場で希望と判断の期限を伝え、返ってきた提案で見極めてください。

建てられるエリアはどこですか

A. 公式には、展示場が加古川市、姫路市、岡山市にあり、支店は東京、大阪、神戸、姫路、岡山、福岡にあると記載されています。分譲地は加古川市、高砂市、明石市、播磨町、稲美町、姫路市などで公開されています。ただし公開されている分譲地の一覧は、その時点で販売している物件を示すもので、施工に対応できる範囲そのものではありません。建てたい場所で対応できるかどうかは、直接問い合わせて確認してください。

まとめ

確かめられたのは、次の6点です。

  • 口コミ197件のうち最も多かったのは営業と打ち合わせについての50件で、担当者によって体験が分かれている
  • 投稿の186件は2021年以前のもので、いま契約できる商品の仕様とは前提が違う
  • 注文住宅のKATARIEはUA値0.46を標準とし、気密は全棟測定で令和7年度の平均が0.51と公表されている
  • 分譲住宅のSUGOIEはHEAT20のG2グレードと耐震等級3が標準で、長期優良住宅の認定も受けている
  • 公式は「安心の20年保証」として、住宅瑕疵の10年の保険と、10年目から15年目の有償メンテナンスを条件とする10年の延長を案内している
  • 総額は建物より土地の値段に左右されやすく、好立地の分譲地ほど土地の比重が大きくなる

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。注文住宅の坪単価と商品ごとの本体価格の一覧、20年から先の保証を延ばす条件と費用、分譲住宅3商品のUA値、個別の住宅で保証される気密の数値です。建設業許可と宅地建物取引業免許についても、番号は公式サイトに掲示されているものの、国土交通省の検索システムでは現行のレコードを表示できませんでした。

公表されていない数字は、書面でもらえば比べられます。土地代を含めて費目を分けた総額の見積書、自分のプランのUA値の計算書、保証書に書かれた免責の範囲と延長の条件、そして地盤調査の報告書。この4つがそろえば、同じ条件で他社と並べて判断できます。まずは検討している分譲地か展示場で、この4つを出してもらえるかを聞いてみてください。


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