東亜ハウスは、広島市に本社を置き、1970年から木の家を建ててきた会社です。公式サイトは断熱等性能等級6を基本と掲げ、建物の初期保証は20年としています。ただ、公開されている口コミを読むと、点検のあとの補修連絡が数か月なかった、アフターの窓口がどこなのか分からない、担当者によって対応に差がある、といった書き込みが目につきます。条件のよさそうな表示と気がかりな書き込みの、どちらを重く見ればいいのか決めかねている方もいると思います。
幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。価格や住宅性能、保証についての記載は、そのつど公式サイトと国や県の公開資料にあたって確認しました。
東亜ハウスは、広島市と山口県岩国市に拠点を置く会社です。木の家を建てる相手として、候補に入れて調べる価値があります。建設業許可は公式の会社概要で、法人の登記情報は国税庁の法人番号公表サイトで確認できました。いっぽうで、公式に出ている性能と保証の数字には、そろって条件が添えられています。断熱等性能等級6は「基本」、C値0.5以下は「目安」、耐震等級3は「対応」という書き方で、初期保証20年も10年目の無料住宅検査が前提です。
この記事でわかること
- 公開されていた口コミが、どの話題に集まっていたのか
- アフターサービスの書き込みで、何に不満が向いていたのか
- 担当者による差を、投稿した本人がどう書いていたのか
- 断熱等級6やC値0.5という表示が、どこまでを指しているのか
- 価格が出ているのはどの商品で、何が書かれていないのか
- 初期保証20年と最長50年に付いている条件
- 契約する相手をどう確かめ、書面で何をもらっておくのか

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月11日)
- 東亜ハウスの口コミを調べてわかったこと
- アフターサービスは、連絡が返るまでの時間に不満が向いていた
- 営業と打ち合わせは、担当者による差を投稿した本人が書いている
- 設計と間取りは、要望をどこまで通せるかで評価が分かれた
- 見学した家の設備が、そのまま標準とは限らない
- 価格は、金額が出ているのがLoCoSの3プランだけ
- 断熱等級6は「基本」、C値0.5は「目安」と書かれている
- 耐震等級3は「対応」という書き方になっている
- 商品は6シリーズあり、標準仕様の比較表は見当たらない
- 保証は初期20年、点検を続けて最長50年
- 契約する相手と、建てられる地域
- 東亜ハウスを選ぶ理由になりそうな点
- 契約の前に確かめておきたいこと
- よくある質問
- まとめ
東亜ハウスの口コミを調べてわかったこと
公開されていた口コミは40件でした。話題でいちばん多かったのは営業・打ち合わせの11件、次がアフターサービスの8件です。家そのものの出来ばえより、人の対応について書かれたものが多く集まっています。
40件は人数ではなく投稿URLの件数です。公開されている投稿から無作為に抜き出したものではありませんし、見つかったものをすべて数えたわけでもありません。施主本人へのアンケートでもないため、この数から世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。
調べたのは2026年8月です。探した先は、口コミの総合サイト、住宅系の掲示板やQ&Aサイト、SNS、個人ブログ、動画のコメントの5種類でした。数に入ったのは、掲示板やQ&Aサイトが38件、個人ブログが2件です。口コミの総合サイトからは数に入る投稿がなく、掲示板やQ&Aサイトの38件のうち35件は、同じ住宅系掲示板の2本のスレッドへの書き込みでした。SNSと動画では、ログインなしで本文と投稿ごとのURLを確認できる個人の発信が見つかりませんでした。
数えたのは、本文が読めて投稿ごとのURLをたどれ、広島市中区に本店を置く東亜ハウス株式会社の話だと確かめられたものだけです。判定には、登記上の所在地、公式ドメインtoahouse.co.jp、法人番号1240001012787の一致を使いました。求人や職場の書き込み、広告や公式の掲載、同じ商号の別会社を指した投稿は外しています。外れたのは収集の段階で63件、重複が7件です。サイト名と投稿者は出していません。

傾向で分けると、良いが13件、気になるが19件、中立が8件でした。ただ、不満を持った人のほうが書き込む動機は強くなります。満足した人は投稿しないまま暮らしていることも多いので、この13対19を満足と不満の比率として読まないでください。それでも一件ごとの不満が軽くなるわけではありません。数の多い少ないより、何に不満が向いているのかを見てください。
話題ごとの件数
| 話題 | 件数 | 良い | 気になる | 中立 |
|---|---|---|---|---|
| 営業・打ち合わせ | 11 | 5 | 4 | 2 |
| アフターサービス | 8 | 1 | 6 | 1 |
| 設計・間取り | 6 | 3 | 2 | 1 |
| デザイン・商品 | 5 | 2 | 3 | 0 |
| 施工・仕上がり | 5 | 1 | 2 | 2 |
| 価格・費用 | 4 | 0 | 2 | 2 |
| 住宅性能・住み心地 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| その他 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 40 | 13 | 19 | 8 |

気になるが偏って集まったのはアフターサービスで、8件のうち6件がここに入りました。住宅性能・住み心地は1件だけで、良い評価でした。この件数では、断熱や気密の住み心地を公開投稿から判断できません。
投稿の時期と、書いている人の立場
施主や入居者による投稿が19件、契約前や打ち合わせ中の人の投稿が16件、見学しただけの人の投稿が5件でした。実際に住んでいる人の声は半分弱です。内容が具体的で論点の根拠に使えたのは19件、残る21件は参考として数えました。
日付には20年以上の開きがあり、2000年代前半のものから2023年のものまで混ざっています。古い投稿は当時の記録として読み、いまの体制は自分で問い合わせて確かめるほうが確実です。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
アフターサービスは、連絡が返るまでの時間に不満が向いていた
アフターサービスの投稿は8件で、そのうち6件が気になるに入りました。内容を読むと、連絡が返ってくるまでや、補修に取りかかるまでが長いという不満が中心です。
入居後に外壁のひびと内装の浮きが出て、補修の連絡が遅いと書いた投稿がありました。1年点検のあと、連絡が数か月なかったという投稿もあります。窓口がはっきりせず、どこへ言っても対応が遅いと感じた、という書き込みも残っていました。保証期間内に修理を頼んだのにそのままにされ、期間が切れてから訪問があって、保証期間を過ぎたので無償では修理できないと言われた、という投稿もあります。
いっぽうで、築十数年たってからの修理相談に即日で訪問があり、手直しも早かったという投稿もあります。速かった記録と遅かった記録が同じ会社について並んでいて、どちらが多いのかを40件から決めることはできません。
受付の流れや返答までの目安、担当する部署の名称は、公開されているページでは確認できませんでした。
契約の前に、点検の予定表と、補修を頼むときの窓口と連絡先を書面でもらっておきましょう。受付から工事の手配までを誰が担当するのかも、あわせて確認できます。
営業と打ち合わせは、担当者による差を投稿した本人が書いている
件数が最多の話題で、11件が集まりました。良いが5件、気になるが4件、中立が2件と割れています。
良い側では、着工前の質問への答え方が丁寧だった、要望に応えようとする姿勢があった、という投稿がありました。営業担当への不安を設計担当が補い、建てたあとの印象は概ね良かったという記録もあります。
気になる側では、展示場での接客と、その後に送られてきた案内の出し方に不満を書いた投稿がありました。決算の月であることを理由に契約を急かされたと感じた、という投稿もあります。契約したあと、年末年始をはさんで打ち合わせの機会を得られなかったという書き込みも残っていました。
担当者によって差があると投稿した本人が書いている例も複数ありました。自分は良い担当者に恵まれたとしたうえで、担当による差はあると付け加えた投稿もあります。会社の体制の問題なのか、たまたま当たった担当者の問題なのかは、公開投稿だけでは切り分けられません。
急かされていると感じたら、条件を書面にしてもらうのが立ち止まる材料になります。値引きや特典に期限が付くなら、その期限と根拠を文書で残してもらってください。
設計と間取りは、要望をどこまで通せるかで評価が分かれた
6件のうち3件が良い評価でした。希望に沿って図面を何度も直してくれた、契約したあとの間取り変更にも早く応じてくれた、という内容です。図面を直してもらった人は、いまの保守対応も良いと書いていました。
気になる側は、要望の多い注文設計に消極的だったと感じ、建てたあとで後悔したという投稿です。仕様を変更した部分にミスがあり、設備の置き場所について助言がほしかった、という指摘もありました。細かな補修が必要な箇所と設計の物足りなさはあったが、全体としては満足していると書いた投稿もあります。
シリーズごとの自由度の差を説明した一覧は、公開ページでは確認できませんでした。打ち合わせの初めに、どこまで変えられてどこからが追加費用になるのかを聞き、変更をいつまで受け付けてもらえるのかも確かめておきましょう。
見学した家の設備が、そのまま標準とは限らない
デザイン・商品が5件、施工・仕上がりが5件で、どちらも気になるが良いを上回りました。デザインを評価した投稿は、分譲地の住宅を見て外観を気に入った人のものでした。建てた人の評判を知りたい、という質問の形で書かれています。
気になる側で目立つのは、見た家と標準仕様の差です。建売を見学した人は、置かれていた設備の多くが標準ではないと知って不安になったと書いていました。契約したあとで床材や建具の仕様を確認し、もっと早く詰めておくべきだったという投稿もあります。特注の建具で意匠がそろわず、戸車が早く壊れて修理費がかかったという記録も残っていました。
施工については、大工の仕事ぶりを評価する投稿が複数あり、追加の地盤調査と杭の施工を頼んだところ資料を付けて対応してくれたという記録もありました。いっぽう、壁紙の下地の仕上がりと補修対応に不満を書いた投稿や、工事の前の近隣挨拶を頼んだのに行われなかったという投稿もあります。施工の不備は指摘してから直された、という書き込みも残っています。
見学した家の設備は、一つずつ標準かオプションかを聞いて、仕様書に印を付けてもらいましょう。近隣への挨拶を誰がいつ回るのかも、着工前に決めておけます。
価格は、金額が出ているのがLoCoSの3プランだけ
価格は、この会社を調べるうえでいちばん情報が少ない部分です。公式サイトで金額を確認できたのは、LoCoSの3プランに限られました。
| プラン | 価格(税込) | 延床面積 | 施工面積 |
|---|---|---|---|
| PLAN-S701 | 2,035万円 | 103.09㎡(31.18坪) | 104.34㎡(31.56坪) |
| PLAN-N601 | 1,936万円 | 97.70㎡(29.55坪) | 99.36㎡(30.05坪) |
| PLAN-H801(平屋) | 1,738万円 | 64.59㎡(19.53坪) | 66.24㎡(20.03坪) |
これは特定の3プランの価格であって、注文住宅全体の目安ではありません。ほかの5シリーズの価格帯や坪単価は確認できませんでした。掲載価格に土地代、地盤改良、付帯工事、外構、設計や申請の費用、諸費用が入るのかも書かれていません。価格の基準日も見当たらないので、2,035万円をそのまま入居できる金額として扱うことはできません。
坪単価は、延床面積をどう数えるか、どこまでの工事を含めるかで簡単に上下します。会社どうしを並べる目安としては頼りにくいので、公開ページで見つからないこと自体を問題だとは言えません。それでも、検討する側には比べるための手がかりが要ります。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
口コミに出てきた金額の読み方
価格・費用の投稿は4件で、良いに分類できたものは0件でした。地元の中堅だから大手より安いと説明されたものの、実際の金額は高そうだと感じたという投稿があります。設備込みの坪単価がおよそ80万円で大手と大差なかったという投稿や、土地と建物で3,400万円という話になり予算を超えると感じた記録も残っています。
ただし、これらは投稿した人がそれぞれの条件で受け取った金額です。土地の広さも仕様も違い、書かれた年代にも開きがあるので、いまの価格の目安としては使えません。
坪単価がなくても比べる方法
見積もりを取るときに、そろえる費目を先に決めておけば比べられます。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、それに土地代です。見積書に一式とだけ書かれた部分は、内訳の提示を遠慮なく頼んでください。ここまでの費目がそろえば、坪単価が公表されていなくても他社と比較できます。
断熱等級6は「基本」、C値0.5は「目安」と書かれている
性能の表記は、数字だけを取り出すと分かりやすく見えます。ただ、添えられた言葉で指している範囲が変わります。

| 項目 | 公式サイトの表記 |
|---|---|
| 断熱等性能等級 | 等級6を基本とする。等級はプランによって異なる場合があると注記 |
| 気密性能 | C値0.5以下を目安とする |
| 壁の断熱材 | アクリアウールα。厚さ105mm、熱抵抗値3.1㎡・K/W、熱伝導率0.032W/(m・K) |
| 窓 | 複層ガラスを標準装備。すべての窓にLow-Eガラスを標準採用 |
| 省エネ | 平成28年省エネ基準の住宅と比べ、冷暖房の一次エネルギー消費量を約30%削減できると説明。窓の計画や間取りによって差が出るとの注記あり |
| 耐震 | 許容応力度計算による耐震等級3の取得・建築にも対応 |
断熱等性能等級6は「基本」という言い方で、公式サイト自身が、等級はプランによって異なる場合があると注記しています。すべての家が等級6になるとは書かれておらず、商品ごとの適用範囲を示した対応表も見当たりません。
C値0.5以下は「目安」という表現です。全棟で測るのか、いつどの方法で測るのか、引き渡し時に保証されるのかは確認できませんでした。UA値の数値も見当たりません。等級6という表示だけから自分の家のUA値は逆算できないので、性能は自分のプランの計算書で確かめてください。
約30%削減という説明は、平成28年省エネ基準の住宅と比べた冷暖房の一次エネルギー消費量についてのもので、電気代やガス代が3割下がるという意味ではありません。公式サイトは、窓の計画や間取りによって差が出るとも書き添えています。自分のプランでどれくらいになるのかは、一次エネルギー消費量の計算結果で確かめてください。
見積もりの段階で、自分のプランの外皮計算書をもらい、UA値と断熱等級を確かめておきましょう。気密測定を行うのか、行うなら結果をどう渡すのかも、契約前に聞いておけます。
耐震等級3は「対応」という書き方になっている
公式サイトの表現は、許容応力度計算による耐震等級3の取得・建築にも対応している、というものです。全棟で標準だとは書かれていません。
構造は、在来工法と壁パネル工法を組み合わせたスーパーモノコック工法だと説明されています。技術のページには、制震装置のMIRAIEと省令準耐火構造の紹介もありました。これらが全棟で標準なのか、選ぶオプションなのか、追加費用があるのかは確認できません。冷暖房のZ空調も、標準かオプションかの区分は分かりませんでした。
耐震等級には、設計上そう計算したというものと、評価機関が認めて評価書が出ているものがあります。この違いは地震保険の割引にも関係します。第三者機関の評価書まで取るのか、取るなら費用がいくらかかるのかは確認できませんでした。
耐震等級3を希望するなら、計算書と設計住宅性能評価書の交付を見積もりの段階で確認し、費用も含めて書面にしてもらってください。
商品は6シリーズあり、標準仕様の比較表は見当たらない
公式サイトが掲載している商品は、RESIDENCIA、ZERO CREA、Minimal-Design、JAPANDI、LOHASTORY、LoCoSの6シリーズです。商品ごとに何が標準なのかを示した比較表は見当たらないので、シリーズを決める段階で標準仕様書をもらうのが確実です。
公式サイトには、1970年の創業から木の家を造り続け、その数は5,000棟以上だと書かれています。これは会社自身の表示で、第三者が数えた記録ではありません。
保証は初期20年、点検を続けて最長50年
保証の数字は、条件とセットで読む必要があります。建物の初期保証20年は、10年目に無料の住宅検査を受けることが前提です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建物初期保証 | 20年。対象は構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分 |
| 20年になる条件 | 10年目に無料の住宅検査を実施すること |
| 延長 | その後10年ごとの定期点検と、必要と判断された有料メンテナンス工事を条件に最長50年 |
| 住宅設備保証 | 対象の水回り設備は引き渡しから10年間、対象となる故障の無料修理と部品交換 |
最長50年は、10年ごとの定期点検を受け続け、そのときに必要と判断された有料のメンテナンス工事を実施した場合の年数です。工事をしなければ、そこで保証は延びません。工事の内容と費用、何をもって必要と判断するのかは確認できませんでした。
保証サービスの約款本文も、公開されているページでは読めませんでした。免責の範囲や、家を売ったときに次の所有者へ引き継げるのかは、約款を見ないと分かりません。契約の前に保証書と約款の現物をもらい、10年目以降に必要になる工事の考え方まで確かめておきましょう。
契約する相手と、建てられる地域
法人と許認可
ブランドを運営し、注文住宅を手がけているのは東亜ハウス株式会社で、法人番号は1240001012787です。国税庁の法人番号公表サイトによると、登記上の本店は広島県広島市中区中町7番16号で、閲覧した時点で登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。代表取締役社長は石田隆幸、設立は昭和45年5月です。
許認可は3つです。建設業許可が広島県知事許可(特-6)第4550号、宅地建物取引業免許が国土交通大臣(14)第1765号、一級建築士事務所登録が広島県知事登録23(1)第1211号です。建設業許可の「特」は特定建設業を指し、括弧の中の数字は許可を受けた年度を表します。更新した回数ではありません。これに対して、宅地建物取引業免許の括弧の数字は更新の回数です。
編集部が2026年8月に確認した広島県の建設業者名簿にも載っていましたが、当時のファイルは現在は取得できません。令和8年3月31日現在の一覧で、商号、代表者、所在地、電話番号、許可番号が公式の会社概要と一致していました。全国健康保険協会広島支部の公表資料には、健康経営優良法人2026の中小規模法人部門として名前があります。これは働き方に関する認定で、住宅の性能や設計を評価したものではありません。
同じ名前で出てくる別の会社
「東亜ハウス」という商号の株式会社は、滋賀県大津市にもあります。神奈川県相模原市にも同じ商号の法人が登記されていましたが、こちらは2017年1月31日に登記記録が閉鎖されています。広島市内には東亜地所やTOAコミュニケーションといった似た商号の法人も登記されています。北海道には株式会社東亜ホームがあり、愛媛県のTOAHOME株式会社は2023年12月8日まで東亜ホーム株式会社という商号でした。検索で出てきた口コミや会社情報が広島市中区の東亜ハウス株式会社のものかどうかは、法人番号1240001012787と所在地で確かめてください。
建てられる地域
公式サイトで確認できた拠点は、広島市中区の本社と、山口県岩国市の山口営業所です。注文住宅をどの市区町村まで施工できるのか、対象外になる地域があるのかを示した一覧は確認できませんでした。建築の予定地が範囲に入るかどうかは、問い合わせの時点で確かめておきましょう。
商品や地域、取引の種類によって契約する相手が変わるのかも、公開資料では分かりませんでした。工事請負契約と土地の売買契約で相手が同じとは限りません。見積書と重要事項説明書に書かれた商号と法人番号、許可と免許の番号を、案件ごとに照らし合わせてください。
東亜ハウスを選ぶ理由になりそうな点
公式の情報と口コミから、候補に残す理由になりそうな点は4つあります。
- 1970年から木の家を建ててきた会社で、広島県の建設業者名簿に掲載され、国税庁の個票にも登記の閉鎖を示す表示がない
- 断熱の仕様が具体的で、壁は厚さ105mmのアクリアウールα、すべての窓にLow-Eガラスを標準採用
- 建物の初期保証20年と、対象となる水回り設備についての保証10年が数字で示されている
- 図面の修正や契約後の間取り変更に応じてもらえたという投稿が複数あった
どれも、そのまま全棟に当てはまると読まないでください。断熱等級はプランで変わると注記があり、初期保証20年も10年目の検査が前提です。
契約の前に確かめておきたいこと

- 総額でそろえた見積書。一式と書かれた部分の内訳
- 自分のプランの外皮計算書とUA値、断熱等級。気密測定の有無と結果の渡し方
- 耐震等級3にする場合の計算書と設計住宅性能評価書の交付、追加費用
- 選ぶシリーズの標準仕様書。見学した家の設備が標準かオプションか
- 保証書と約款の現物。免責の範囲と、10年目以降に必要になる工事の考え方
- 点検の予定表と、補修を頼むときの窓口と連絡先
- 契約する法人の商号、法人番号、許可と免許の番号
この7つは、打ち合わせの早い段階で書面で頼んでおいてください。口頭の説明だけだと、話が食い違ったときに確かめる手立てがありません。
よくある質問
東亜ハウスの坪単価はいくらですか
A. 調べた公式ページでは確認できませんでした。金額を確認できたのはLoCoSの3プランだけで、延床面積103.09㎡が税込2,035万円、97.70㎡が1,936万円、平屋の64.59㎡が1,738万円です。ほかの5シリーズの価格帯や坪単価は確認できませんでした。掲載価格に土地代や付帯工事、外構、諸費用が入るのかも書かれていないため、そのまま総額としては扱えません。
断熱と気密の数値は公表されていますか
A. 一部だけ公表されています。断熱等性能等級は等級6を基本とし、等級はプランによって異なる場合があると注記されています。気密はC値0.5以下を目安という書き方です。壁の断熱材は厚さ105mmのアクリアウールαで、熱抵抗値3.1㎡・K/Wと示されています。いっぽうUA値、全棟で気密測定を行うかどうか、測定の時期や方法、実測値の公開は確認できませんでした。
保証は何年ですか。最長50年になる条件は何ですか
A. 建物の初期保証は20年です。対象は構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分で、10年目に無料の住宅検査を受けることが20年になる条件です。その後は10年ごとの定期点検と、必要と判断された有料のメンテナンス工事を実施することで最長50年まで延びます。対象となる水回りの住宅設備は、引き渡しから10年間、対象の故障について無料の修理と部品交換を受けられます。約款の本文と免責の範囲、延長にかかる工事費、どの機器が対象になるのかは確認できませんでした。
耐震等級3はすべての家で標準ですか
A. 標準とは書かれていません。公式サイトの表現は、許容応力度計算による耐震等級3の取得・建築にも対応している、というものです。全棟で取得しているのか、追加費用がかかるのか、第三者機関の設計住宅性能評価書まで取るのかは確認できませんでした。構造は在来工法と壁パネル工法を組み合わせたスーパーモノコック工法で、制震装置のMIRAIEも紹介されていますが、標準かオプションかの区分は確認できていません。
口コミにはどんなことが書かれていましたか
A. 条件を満たす投稿は40件でした。話題で最も多いのは営業・打ち合わせの11件、次がアフターサービスの8件です。アフターサービスは8件中6件が気になるに入り、点検や補修の連絡が返るまでが長いという内容が中心でした。いっぽうで、対応が早かったという投稿もあります。この40件は投稿URLの数であって人数ではありません。無作為に抜き出したものでも全部を集めたものでもないため、割合として読むことはできません。
まとめ
確かめられたのは、次の点です。
- 口コミは40件。営業・打ち合わせが11件、アフターサービスが8件で、気になるに入った19件のうち6件はアフターだった
- アフターの不満は、連絡が返るまでや補修に取りかかるまでの時間に向いたものが中心で、保証期間内に頼んだ修理の訪問が期間切れのあとになり、無償では直せないと言われたという投稿もあった
- 断熱等性能等級6は「基本」、C値0.5以下は「目安」、耐震等級3は「対応」という表記で、全棟の標準とは書かれていない
- 壁の断熱材は厚さ105mmのアクリアウールα。すべての窓にLow-Eガラスを標準採用
- 金額の掲載はLoCoSの3プランだけで、税込1,738万円から2,035万円。含まれる費目と価格の基準日は書かれていない
- 建物の初期保証は20年で、10年目の無料住宅検査が条件。その後は10年ごとの点検と、そこで必要と判断された有料メンテナンス工事を実施すれば最長50年
- ブランドを運営し注文住宅を手がけているのは東亜ハウス株式会社、法人番号1240001012787。広島県の建設業者名簿にも掲載されている
公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と総額の目安、掲載価格に含まれる費目、UA値、C値の測定方法と保証、断熱等級6が適用される商品の範囲、耐震等級3の標準化と費用、保証約款の免責、施工できる地域です。
公表されていない数字は、書面で受け取れば比べられるようになります。総額でそろえた見積書、自分のプランの外皮計算書、選ぶシリーズの標準仕様書、保証書と約款の現物。この4点を早めに頼んでおけば、ほかの会社と並べて選べます。


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